今日はお茶のお稽古でした。
昨日の雨もあがり、着物を着るにはちょうどいいお天気。
忙しくて最近着られてなかったのでひさびさでしたが、少し時間をかけてていねいにしてみたら、普通に着られたのでホッ。
といっても20分くらいだったから、まあまあですね(^^)
おひさしぶりの時は安心できる着慣れたものを。
帯も帯揚げも帯締めも全部。
なんだろうなあ、自分を守ってくれるような、寄り添ってくれるような安心感。
着物たちに自分を委ねるような。
着付けはもう20年以上前に少し習っただけなので、我流です。
だから、びしっと着られないのが少々自分の自信のなさになっています。そのかわり、着ていてとても楽です。
もうちょっとスキルアップしたいなあと思うのですが、まずは、また今日から努めて着る回数を増やそうと思いました。
さて、出かけようとして草履!
引っ越して新しい下駄箱に入れてるから少々戸惑って。
つい手に取ったのがこの草履。
うん、大好きなこれにしよう。
ちょっとレトロで、華奢なのだけど着物と同じで馴染んでくれるこの草履。
脱ぐと、皮に絞りのような模様があるのがわかります。
すごく古い草履。だけど、モダン。
これは母の形見です。
着物好きだった母、きっと若い時に買ったのではと思います。
そして大切にしてしまっていた。だから、あまり母が履いていた記憶がありません。
そして、全然いたみがなくて。裏を見ればひと目でよく履いていたのがわかるのですが。若い時はよく履いていたのかもしれません。
私も大切にしまっておこうと時々思うのですが、そうするより履く方が母も喜んでくれる気がして。
なので、時々出して履きます。
でも。つい焦って走ったり、段差につまずいたり粗忽者なので、少しいたんだところが出てきました。
それを見ると心がチクッとします。
ひさしぶりに履いた今日はなんとかそんなこともなく。
もういい加減、そそっかしいという言葉で片付けられない年齢になってきたので、まずは草履をいためないように歩くことから体得していかねばな~。と情けないレベルの誓い(><)
これは今日着た着物の写真ではありませんが、明るいところで見るとこんな感じ。きれいな色の草履です。
さて、今日は11月最初のお稽古だったので、炉のお点前は半年ぶり。
思い出しながらのお稽古の出来は別として、やはりお茶の稽古は着物がいいなあと思いました。
それに、着物を着ていると気持ちがすとんといいところに落ちるのです。
冬場は意外とお洋服よりあたたかかったりするので、可能な限り着て、着物を楽しもうと思いました。