春になるとわくわくして買ってしまう食材は数あれど、菜花のたぐいはもうほんとに好きすぎて、それも最近はいろんな種類のが出ていて、次々とつい手がのびてしまいます。
この春の新しい出会いは「チンゲン菜花」。
またいつものように「ナチュラル&ハーモニックプランツ」に買い物に行った日のこと。
お店の方に勧められて買ってみたら、そりゃあもうおいしかったこと!!
それから何回買いに行ったかなあ・・・。
見た感じは、よくあるアブラナ科のとう立ちした葉物。
よく見ると、茎の下の方が少しチンゲン菜っぽいでしょうか。
ほら、ちゃんと?菜花です。
これをしっかり茹だったお湯に茎の下のほうから入れて、しばらくしたら少しクニャッとなってくる瞬間があるから、そしたら全体を入れて一呼吸おいて引き上げます。
そしてざるでおか上げしておきます。
水でさらさず、こうして冷ました青菜の美味しさにこのところハマっています。
でも、このタイミングが結構むずかしい。
来週のクッキングサロン・ハマッ子の「横浜野菜で簡単おばんざい」でやりますね。
冷めたら軽く絞って・・・これがまたむずかしい。
辰巳芳子先生も熟練しかない・・・というようなことを書いていらっしゃったと思いますが、茹でた葉物の水気のしぼり方は感覚でしかわからないですものね。
おか上げした青菜はぎゅっとするんじゃなくて、そおっとやさしく気持ちだけ、それでOK。
それを食べやすい長さに切ります。
練りごまとみりん(味の母)と濃口醤油、いりごまで和え衣を作って、和えてできあがり。
それが上の写真です。
チンゲン菜花は、普通の菜花(という言い方でいいのかな~)よりアクがそれほどなく、やさしい味をしています。
それが練りごまにとっても合うんです。
もうおいしくっておいしくって、子どももハマって毎回取りあいで終わる、そんなおかずでした♪
少しご無沙汰している間に、もしかしたらそろそろもうお店に並ばなくなったかな。
そうだったら残念だけど、この美味しさはしっかりインプットされて、こうして書きながらもしあわせになるお味でした。
気がつくといつもよりちょっと気持ちがやさしくなりそうな、そんな不思議なチカラを持った「チンゲン菜花」。
今年の春の佳き出会いのお野菜でした♡