金曜日、お世話になっている「国分寺くるみギャラリー」で開かれていた、吉川裕子さんの個展「ぼくのじゃあにい」に行ってきました。
この日は午前中、中学で学年学級の委員会があり、そのあと家に帰って子どもが塾に持ってくお弁当(晩ごはん)を作り、それから出かけたので、いつもより時間帯がぐっと遅くなってしまった。
「いくよー」って言ってたのに、いつも帰る時間になっても来ないから、今日はもう来ないねってことになってたらしい。
すみません、行きました、はるばる中央線に乗って(^^)
なんだか大好き中央線♪
着きました。ふぅ、日中あったかだったのに、夕方に近づいてくると何だかちょっとさみしい心持ち。でも、大丈夫。もうついた、くるみギャラリー。
わあ。あかりがともっていて、なんだかとても暖かそう。早く入りたい、とのぞくとホッとできる笑顔がひとつ、ふたつ。
吉川ちゃんとギャラリーオーナーの寺口さんが迎えてくれました。
端から見ていこう。写真も撮らせてね。
見てみて。窓の色とりどりのあかり、そして、壁に写る光。空中の雲に寝そべる人までは見えないですよね。まず、エントランス付近にこんな素敵な空間が。
これはね、ちっちゃなおうちとかいろいろに、落ち葉やえのころぐさとかがひとつにひとつ挿してあるんです。素敵やなあと思っていたら、この日ギャラリーにくる道すがら探し集めてきたものなんだって。
わあい、そしたら昨日はまだなかったんですね。やん、なんだかトクした気分(^^)v
ここにもこんなあかりが。
天井からもすてきなライトがぶら下がってたんだけど、これもとってもすてきでした。
ここの前に座って、お茶とお菓子をいただきました。ほら、見えますか、水色のかわいいお皿。いいないいなって言ってたら・・・もらっちゃった。家で使ってるしって。すみません、ありがとう。
あー、こんなキッチンにしたい!! そんな気持ちが湧いてくるディスプレイ。作品だけではなくて、ディスプレイがとっても素敵でした。
私はこのあとこの前から動けなくなってしまい、カップにしようか、上のビールを入れたらおいしいかもの大きめのにしようか、いや、お皿もいい・・・とぶつぶつ・・・。
結局「仕事にも使える?ほら撮影とか・・・」なんていういい理由を見つけ出し、手前の四角いお皿を求めさせていただきました。
小さくて見えない・・・?いやそのうち使ってお料理の写真撮りますって。
そうそう、こんなのも。
ちっちゃい本。世界にひとつしかない本。中のお話も言葉も素敵だった。本出せばなんて言ったけど、この質感は世界にひとつだから出せたのかもね。
あ、見覚えのあるような鳥さん・・・?
吉川さんの木と古森秀夫さんのとりさんのコラボ。影がちょうど落ちていてきれい。
そして最後に・・・
ドアの近くの芳名帳のところにやさしげなひとと、見えるかなあ、「くるみ」の旗。
吉川さんと初めて会ったのは今年の初め。
堀込和佳さんが玉川学園のギャラリーウエアミーでされた金繕いのワークショップに行ったらお隣どうしで、その時金繕いされていたカップがとても素敵だったのです。
もともとのカップも素敵だったけれど、またちがうものになって生き生きとしていたさまに惹きつけられ、お写真を撮らせていただいたのを覚えています。
それは吉川さんが作られたもので、それをお買い上げになって使われていた方が「壊れてしまったけれど使いたいから直して欲しい」ということで、この日の金繕いになったとのことでした。
そのお話もとても心に残り、ずっとゆっくり作品を拝見してみたいと思っていたので、この日伺えて本当によかったです。
その日のブログ記事は → こちら 「金繕いのワークショップに行ってきました」
夕暮れから夜に変わる時間に訪問した「くるみギャラリー」はいつもとちがう表情でした。
そして、素敵なあかりとぬくもりのある作品でいっぱいの空間で、ぬくぬくほっこりとしたしあわせに包まれる「旅」をさせてもらいました。
帰りの電車は仕事や学校帰りの人たちでいっぱいだったけれど、その中でひとりとても満たされたような心持ちでいる自分がいました。
あー、楽しかった。ありがとうございました♪