はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

こども保険

2017年06月01日 | 雑感

「こども保険」というものについて
自民党の小泉進次郎議員が、首相に直談判したというニュースがありました

TBSニュース

全ての子どもが保育や教育などを受けられる
よう、社会全体で支える仕組みを作るべきだという提言です


ちょっと細かい数字も出てくるのですが
引用します

「こども保険」は小学校に入学するまでの子どもの教育費の負担を軽くしようというものです。サラリーマンの場合、給料から社会保険料などがおよそ15%天引きされています。「こども保険」ではそれに加えて企業と個人がそれぞれ0.1%ずつ負担します。年収400万円の世帯では月々240円、負担が増える計算。そのかわり、小学校入学前の子どもがいる世帯には1人あたり毎月5000円が支給されます。今後は保険料を0.5%にすることで、子ども1人に2万5000円を支給することを目指しています。

しかし、これには反対の意見も。

 「世の中、子どもを持ちたくない方もいると思うので、『何で他人の子にお金を払わなくちゃいけないんだ』と言う人もいると思う」(女性)

 子どもがいない世帯などでは負担はあっても恩恵はないのです。
                                                               (引用終わり)


しかし、他人の子どもに税金を費やす理由があるのです


終末期の高齢者に対しては多額の医療費を使います
その額は一人当たり数百万円といわれています

今まで社会のために働いて税金をおさめた
高齢者のためにお金を使うことは
倫理的に意味のあることではありますが、
子育て世代に手厚くすることには、さらに意味があるのです

幼児期によい教育を受けた人は
犯罪者になる率が低く、心身の健康に注意する習慣が身につき
よい職業についている場合が多い
(ペリー幼稚園プログラムより)

よい教育を受けた人は健康に留意して
病気になりにくいことが医療費を削減し
安定した職業は多くの税金を払ってくれる可能性が高いということです

少子化が続くとこれから老人になる世代は
支えてくれる若い世代が減っていってしまう
ことになり年金も危うい

下の本に、こども保険の元となるような
ことが詳しく書かれていました

統計の数字から何を読み解くべきか
何にお金と時間をかけるべきかを知るための本です


統計学が日本を救う - 少子高齢化、貧困、経済成長 (中公新書ラクレ) 

西内 啓
中央公論新社
2016-11-08



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