2021/02/13
豊島区の男女共同参画都市宣言記念講演会に行ってきました。
としま産業プラザの6階のホールに来たのは、2019年7月の望月衣塑子記者の講演会以来です。
さて、今回の講演会は「『俺たち』は変われるのか?」という題で、講師は文筆家、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さん。
『さよなら、俺たち』の著者、清田隆之さんと考える男性の、そしてみんなのジェンダー問題というのがテーマです。
この講演会で、私は2つの新しい考えを知りました。
1つは「ホモソーシャル」。
この言葉は知りませんでした。初め、何か同性愛関係の言葉かなと思ってしまいましたが、違いました。
ホモは単一とか、均一のという意味で、男の絆や連帯を確かめ合う恋愛感情のない友情だそうです。男同士の絆を深めるために、女性蔑視や同性愛嫌悪を通して価値観を共有します。
男はこうあらねばとか、男らしくあれ、というような価値観の押し付けがあったりします。
しかし、男性の中にも、さまざまな価値観を持つ人がいますから、同調圧力に息苦しさを感じる人もいるようです。
もう一つは、「Doing と Being」。
Doingとは自分の行動のこと、Beingとは自分の気持ち、感情の動きのことです。
男性は自分の肩書とか、何をしている(Doing)は饒舌に語るけれど、自分がどう感じているのか、自分の身体のこと、自分に起こった出来事のこと(Being)をうまく語れない、言語化できない人がいるということでした。
自分の体のことや感情に気づかない、ないがしろにしているのが、男性の問題なのだそうです。
興味深くて、もっと聴きたかったのですが、都合により、ここまでで退出したのですが、「ホモソーシャル」などは、まさしく東京オリンピック組織委員会や森会長のことを言っているようだと思いました。
こちらもどうぞ AERAの清田さんインタビュー ↓
https://dot.asahi.com/aera/2020102900034.html?page=1