はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

ローザンヌバレエコンクール

2019年06月19日 | バレエ
2019/06/19

6月16日に、NHKEテレでローザンヌバレエコンクールの本選会(2月3日~9日)の様子を放送していました。
体の動きの巧みさにただただ見惚れるばかり。

4月末のBS1スペシャル「ローザンヌでつかんだ未来~バレエダンサー 須弥奈と美桜~」 3位入賞の佐々木須弥奈さんと8位入賞の住山美桜さんの特集も見ていたんですよ。

今年は3人の日本人がスカラシップ賞を受賞。

佐々木須弥奈さん
313_PDL2019_photo_gregory-batardon8D1A1240webfacebook-300x200

脇塚優さん
408_PDL2019_photo_gregory-batardon8D1A1209webfacebook-300x200

住山美桜さん
316_PDL2019_photo_gregory-batardon8D1A1276webfacebook-300x200

 
今回、解説者の山本康介さんの話が興味深かったのです。

私はバレエが好きなだけで、テクニックのことも知らないのですが、出場者の演技の講評でなるほどと思うことが多かったです。
私は軽々と跳んでるとか、ジャンプの軸がまっすぐとか、開脚ジャンプがダイナミックとか、そんなふうに見てました。

例えば、ジャンプが重く見えるのは。
ジャンプを下りるときに腕のホールド(丸く保った形)が崩れてしまう。背中から腕が生えているので、そこのホールドが弱くなると腕もぶれてしまう。降りてホールドの形が決まっているとジャンプが軽く見える。

つまり腕の形を保つのは背中の力なんでしょうか。腕の形を保っていると軽々としたジャンプに見えるというのは、へえ~です。


回転するときのポジションについて。
地上でも空中でも胸が落ちてしまっている、もう少し背中をしっかり張って起こすことで回転が安定する。

胸が落ちるというのは、胸を持ち上げていない…猫背ということなんでしょうか。ジャンプは足だけではないのですね。背中、大事ですね。


腕のあげ方について。
バレエの腕の動きは下から上へ、中から外にと出来上がっている。目的の位置に早く届くようにと肩や腕の動きがないまま、ボタンを押すようにさっと上に手をやるのはよくない。
上半身の動きがあるから手が伸びる。肩甲骨を下ろしたまま、肩を上げないようにして、順番としては、肩、ひじ、手首と上がっていくようにする。


専門家の話を伺うと、基礎の大切さ、どこを使うかなど、細かい点がわかりますね。

フィギュアスケートでも、演技が美しいと感じる選手、ランビエールさんとか、ジェイソン・ブラウン選手は背中が美しくて、腕の出し方が美しいけれど、彼らはバレエをやっていたのですね。

私は、大人の初歩のバレエをやっていて(バレエというにはおこがましい、バレエ体操らしきもの)、プリエ、タンジュをやって、足の裏の重心のかけ方、上半身をまっすぐに保つことや、骨盤の位置、肩の位置などを教わると、余計にバレエダンサーの方のすごさがわかって、すごいと思うことばかりです。

ローザンヌコンクール公式の受賞者ページ、名前をクリックすると演技動画も見られます。
https://www.prixdelausanne.org/community/prize-winners/



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1~2歳の子のレッスン | トップ | オリンピックチケット »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

バレエ」カテゴリの最新記事