2019/06/18
1~2歳の子たちにリトミックレッスンをしています。
その難しさは、子育てをしたことがある人ならわかるのではないかしら。
1~2歳はまだ言葉がよく通じないのです。集団生活も未経験です。場所見知り、人見知りで委縮する子もいれば、楽しくてハイテンションになってしまう子もいます。
我慢することがほとんどできなくて、おもしろければ興味を持って近づいてくるし、そうでなければどこかへ行ってしまう。この部屋にいなくてはならないことが理解できていないのです。いやなら泣く、眠くて泣く、の年齢です。
そんな低年齢親子の集団では、保護者にレッスンの協力してもらわなければ進みません。
まず、声掛けは親にと思っています。親がレッスンについての理解がなければ協力は得られないと思っています。
リトミック会場に入ると、その広い空間にうれしくなって、子どもたちはクルクル走ります。追いかけっこをしたり、「よ~いドン」をやったり、窓から外を見たり・・・
以前は、始まる前は遊んでいいよ、とやっていましたが、低年齢ほど「さあ、始まるから遊びは終わりね。」がなかなか通じなくて、静まるまでに時間がかかってしまいました。
それだったら最初から「この会場に来たら、リトミックをするので静かに待っててね」としたほうがいいのではと思って、「5分前に会場に入って、ママと一緒に座って始まるのを待ちましょう」にしました。
5分待つ間に、息を整え、水分を取っていると気持ちが落ち着いてきます。まわりを見渡す余裕もできます。ずっとスムーズに始められました。
リトミックは集中することが必要だと親御さんには言います。どんな習い事、お稽古ごとでも、集中なくして身につくことはありませんよね。
ただ、集中する、しないは、興味が持てるかどうかにかかっているので、集中するように、興味を持たせるように、あらゆるテクニックを使います。
その一つは個別に語りかけること。
全員に対して大人の言葉で話していると、ひとりひとりは自分に関係ないと思ってしまいます。だから、ひとりづつ目を見ながら、真正面から手合わせをしたり、楽器を持って回ったりします。私が個別にかかわると、子どもの意識の中に私の存在が入り、私のやることを見るようになります。
そうする間に、ほかの子のやることを見て学ぶことも多く、順番を待つことができるようになります。
もう一つはゲーム性です。誰でもゲームはおもしろがるもの。意外性、驚きがあると、やらされている感がなくなります。1~2歳でゲームは難しいのですが、例えば「いないいないばあ」的な遊びは、意外性があり、小さな子でも、それが遊びであることを理解します。
小さい子は集中時間が短いので、一つのことを長くはやりません。どんどん項目を変えていきます。同じ狙いを持つ項目でも、目先を変えてやったりします。
小さな子でも音楽は好きで、ピアノの音に目を丸くしたり、手をパチパチしたり、体を揺らせて踊ったりします。きっと人の感性の中に、リズムに反応するものが本能的にあるのだと思います。その性質を利用して、音楽に対する興味を伸ばしていきたいと思います。
終わった後に、小さな手でハイタッチしに来る子たちがかわいい~!
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