先週土曜日に開催した「両国界隈撮影会」に業界の大先輩でもある富士フイルム社OBの浜田寿さんが参加されました。OBと言っても普通のOBでは無くて、富士フイルムのカメラ設計に携わっていた部長職のプロフェッショナルで、今でも六本木の富士フイルムスクエア・写真歴史博物館の展示アドバイザーも担当されています。そんな関係から撮影会の打ち上げの席で「昔、大判カメラ用ズームレンズを試作して3本作った」とお聞きしました。この話は私も以前から聞いていたのですが、何とその大判ズームレンズを数日前に写真歴史博物館ウインドウに展示したとの事でした。昔から一度でいいから大判ズームレンズを拝んでみたいとの希望があったので、早速週明けの28日に六本木まで出掛けてきました。丁度、秦達夫さんの屋久島の写真展も開催中で一石二鳥です。会場で秦達夫さんの展示を拝見して、暫しお話をした後に・・・対面しましたよ。写真がそのレンズですが、正確には「フジノン・Z 5.6/150~210mm」です。キャプションには「世界で唯一の4x5専用ズームレンズ(試作品)1970年代に開発」とありました。「イメージサークルはどのくらい?」「F 値は?」「重さは?」等多くの疑問が湧きますが残念ながら同フロアにこれが分かるスタッフはいませんでした。今度、浜田寿さんにお会いしたときに是非うかがいたいと思います。大判カメラユーザーの皆さんも一度ご覧になったら如何ですか?(あ〜っ、一度撮影してみたい)