3月31日の夜の経済ニュースを見ていたら「富士フイルムHD、古森CEOが6月に退任」と言う衝撃的なニュースが流れました。まあ写真業界に身を置く人間として衝撃的と言う言葉を使いましたがニュース全体としては扱いが短かったので、翌日のウェブニュースなどで詳細を確認しました。内容は「富士フイルムホールディングは31日、約21年にわたって経営を率い、事業構造の転換を進めた古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO)(81)が最高顧問に退くと発表した。」と言うものでした。もちろん後任の社長兼CEOと代表権のある会長兼取締役会議長も発表され、6月の定時株主総会後の取締役会で正式決定するそうです。古森氏は退任理由として「私自身がやるべきことはほぼ成し遂げた」としています。古森氏は従来の写真フィルムを中心とした事業構造から医療機器や事務機器事業への変革を豪腕を持って進めた実績が高く評価されています。因みに15年ほど前になりますが、私も名刺交換をさせて頂いた事があるのですがその存在感に圧倒された事を覚えています。6月以降、富士フイルムは何らかの変化があるでしょうね。因みに古森氏は最高顧問となるそうです。
 |
花木深 |
杉山順子 |
ワイズクリエイト |