9月24日のブログに2008年発行の書籍・大判カメラマニュアルがヨドバシカメラの主要店で再度取り扱われる事を書きました。また同内容をフェースブックでも追記したところ、これを読んだ業界紙・写真速報の記者さんが「是非話をお聞きしたい」と連絡がありました。それは発行から10年以上も経ったカメラ書籍が再度脚光を浴びる事など無いので、興味深かったのではと想像しますが・・・・。そして先日その取材があったのでした・・・・。私なりに大判カメラマニュアルが注目されている理由は、デジタルカメラの時代に、銀塩フィルムを使用するカメラの原点とも言える大判カメラがコントラスト的に注目されている事や、デジタル写真を見飽きた人によるノスタルジック感などが要因と思っています。また日々変化するデジタルカメラと違い、最も写真機らしい大判カメラの操作法は何十年経とうが変わらない事も興味の対象になっているかもしれませんね。ただ大判カメラのマーケットが今後大きく発展することは無いと理解しています。それは大判カメラメーカーが世界的にも数社で、決して主力商品でないことや大判レンズメーカーも無い事です。因みに代表的な大判カメラメーカーであるドイツのリンホフ社は130年以上の歴史を誇りますが、その長い歴史の中で沢山の大判カメラを世に送り出してきました。これらを貴重な歴史遺産として今後も大事に使用していく事などが、大判カメラ文化を継承する方法として考えられると思います。中古市場で大判レンズは未だある程度流通しているのですが、大判カメラに関しては大事に使われてきた程度の良いボディが少ないように感じます。皆さん、程度の良い大判カメラを目にしたら出来るだけ確保するようにして下さいね・・・・そして大判カメラマニュアルを読んで実際に撮影してみましょうね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます