大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

近景・中景・遠景全てが揃うアオリ作例写真。

2011年06月17日 | 日記

栂池撮影会帰りの話をもう一編です。栂池高原から白馬駅に向かう途中にとてものどかな田園風景を見つけました。近景に田んぼがあり中景に雑木林があり遠景には山々がそびえる。まさしく大判カメラのパンフォーカスアオリに最適な光景だったのです。もちろん自動車を停め大判カメラをセットし撮影に取りかかります。普通のカメラマンは景色がキレイ、光がキレイなどの基準で被写体を見つけますが、私の場合はアオリの使用前・使用後の違いが分かることを条件に被写体選定を行ってしまいます。だから芸術的な写真や感動する写真を撮影することは絶対出来ません。カメラを構えた後ろの道を、何台もの自動車が通り過ぎますが、皆なんでこんなところでカメラを構えているんだ?等と怪訝そうな顔ばかりです。そんな冷たい目線にも負けずにピントを手前に合わせた普通の写真(写真中)とチルトアオリを使いパンフォーカスにしたアオリ写真(写真下)を撮影しました。ただ近景の田植えしたばかりの稲の存在が弱く、稲穂が垂れる様になった時の方が作例写真として色的にもキレイで解り易いのでは?と暫し反省です。再度この場所を訪れたいと思います。また新大判カメラ書籍にご協力頂いている方々へ、左の様なアオリ使用前・後の写真と上の情景写真があればひとつの作例としてまとめることが出来ますので宜しくお含みおき下さい。(イラストはこれより起こします)


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