撮影:2010年6月19日、私市より黒添池への道にて
(ササユリ)
2012年6月10日(日)
『山野走』
<私市駅より黒添池経由で交野山へ>
[京阪電鉄・私市駅]6:19:00→[睡蓮池]→6:48:56[黒添池]6:59:00→[八橋]→[交野市野外活動センター(ぼうじの里)]→7:52:02[交野山]7:58:00→[白旗池]→[国見山・直下]→8:44:31[JR津田駅]
<ササユリ>
梅雨の晴れ間を見つけて私市へやって来た。“黒添池”への道をゆっくりと駆けるとき、朝方まで降っていたのだろうと思われるくらいに、足下はしっかりと濡れていた。ずっと曇り空が続いた。もしかすると降られるのかもしれないと心配したが、降ることはなかった。
今朝の山野走はササユリと出合うためのそれであったように思えた。もしかしたらと期待していたのだが、その期待通り交野山の北側の道を下り始めて直ぐの処で出合うこととなった。それは、何年も以前にその辺りで植栽されているササユリを見た記憶があったからであった。
ササユリとの今日二度目の出合いは、国見山への分岐点近くであった。左路傍に二輪と右手に三輪咲いていた。8日からの雨に痛めつけられたはずだが、まったくそのような様子はなく華やかな淡紅色の色彩を呈していた。ところで、同じササユリであってもこのように淡紅色のものもあれば白色に近いものもある。何ゆえだろうか、それは如何なる条件でそのような色彩の差異が生じるのだろう。しかしいずれにしてもササユリは、林中に一輪そっと咲くのが似合うように想うのは僕だけだろうか。
国見山への分岐点近くで二本のノアザミがしっかりと直立し、その先に5cmもの大きさの勇壮な姿の紅紫色が二輪あった。森中を駆けるとき、白花のウツギが時折林中から顔を覗かせたし、睡蓮池では紅紫のスイレンが咲き始めていた。
交野山頂、大岩上に腰を下ろすとき、びっしょりと濡れたティーシャツを心地好い冷風が軽く叩いた。遠景は層雲の中にあった。
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