山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ミドリヒョウモン(羨ましいくらいの俊敏な舞い)

2013年07月05日 | 山野走

Sii141_2

◆撮影:2010年7月10日、くろんど池にて

2013622日(土) 

『山野走』

<くろんど園地>

[コースタイム]

[私市駅]73600→[月ノ輪滝]→[すいれん池]→80958[くろんど池]81400(くろんど池コースの道)(さわわたりの路)(そよかぜの路)82631[展望台]83000→(管理道)→85053[キャンプ場]85900→(管理道)→(やまごえの路)91748[水舞台]9220092852[草原広場]93100→[すいれん池]→95435[私市駅]

◆所要時間:2時間1835

<羨ましいくらいの俊敏な舞い>

“くろんど池”に着いたとき携帯をみて愕然とした。それは私市駅をスタートしてから“くろんど池”に至る時間に34分も費やしたからだ。「今まででもっとも遅いタイムになるかもしれない」と考えながら走っていたのだが、案の定それが現実となってしまった。

上り階段以外で歩いたつもりはないのだが、前に伸びない我が足を見つつ私市の森中を走る中で、20数年ほど前のことを思い出していた。「私市駅~くろんど池間の往路(上り道)は21分台、復路(下り道)は18分台で走ったよな」「普段殆ど走ることが無くてもそれなりのタイムで走れたよな」と。私市駅より “くろんど池”への道では楽しかった筈の山野走が、“キャンプ場”への上り道(管理道)を駆けるときには、至極しんどい辛い山野走へと変化していた。「昨晩の睡眠時間が5時間足らずで睡眠不足気味だよな」「曇天にもかかわらず暑いな」などと、走れない理由を探しながら、しかし懸命に腕を振り続け疲労困憊で私市駅に戻って来たときには全身びしょ濡れという状態であった。

展望台に上り遠景を眺めると生駒山は雲の向こうに霞む。奈良県方面の峰はまったく見えない状況だ。我が家窓から見上げた6時前の空は、青空中に美しい白い絹積雲と絹層雲が拡がっていた筈だがいつの間にか曇天となり、今にも雨が落ちてきそうな様子であった。突然、二頭の蝶(ミドリヒョウモン)が緑の絨毯上を勢いよく滑空した。羨ましいくらいの俊敏な舞いに暫し眼を奪われた。

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