2月に入りまして、例年とは異なり灯油システムに関するお問い合わせが増えております。
例年、シーズン中の問い合わせは少ないのですが、
今年はシーズン途中からの冷え込みで急に灯油の商売が活性化しています。
最新のテレビ会議システムのおかげで社内から直接対応ができるようになりまして楽になりました。
雪による影響でゴルフ場が閉鎖しており、
閉鎖中にシステム整備するところも多く石油以外のシステム対応も多忙です。
先日、大手のゴルフ場を運営する外資系企業と打ち合わせを行いましたが、
ゴルフ業界では2015年問題という経営課題があります。
これは、2015年を境にしてプレー人口が急速に減少する事による影響への懸念です。
我々団塊の世代がリタイアすることでプレイヤーが減少することが大きな課題となっています。
すでに、ゴルフ場を閉鎖して太陽光パネルを設置して発電ビジネスに業態変更するところも見受けられるようになりました。
SS業界ではエコカー普及によるガソリンの減販。
ゴルフ場業界ではプレー人口の減少。
高齢化社会の進行とともにいろいろなビジネスで業態改革や構造的な変化が進んでくると思われます。
先日の打ち合わせ時に、立地条件の悪いコースでは、食事付きのプレーフィ総額で3000を切って、
2850円というゴルフ場があるのには本当に驚きました。
利用税、食事代を抜いたら、一体ゴルフ所にいくら残るというのでしょう・・・・
SS業界の乱売価格だけでなく、各種業種、業界でものすごい価格破壊が起きているようです。
やはり、デフレですね、
日銀のマイナス金利によるデフレ脱却は、消費市場の現実を直視していないモノだと感じます。
物価というものは、モノの価格だけではなくて、サービス料などもあります。
春節で中国からの観光客で潤うホテル業界などではビジネスホテルも含めて結構強気の価格設定となっています。
時代の流れと共に業種、業態を客観的に見直しながら、みずからの商売を変えていく必要があります。
軽井沢のアウトレット、スキー場の周辺は中国からの観光客で混雑しています。
ホテルが足りなくて、周辺は建設ブームです。爆売れで喜んでいる業界もあるわけです。
景気が良い業種と斜陽化する業種。景気動向の観察は本当に難しいですね、
色々と考えさせられます。