ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ガッチリ儲けて、行きましょう。

2017年01月31日 13時26分40秒 | Weblog

年末から、年明けの商戦も一段落ですが、
灯油ビジネスだけはまだまだ盛況のようです。

今シーズンは、これからまだまだ続きそうです。
市況も強めで推移しておりますが、例年灯油ビジネスの収益は後半戦がポイントとなっておりこれからが正念場。
春先の投げ売りで仕切りが下がり、売値が維持できれば高収益が望めますね。

石油ビジネスでは、売りに関する上げの努力が、その後の仕切りの下げで報われます。
毎年繰り返される石油商売の定石なのですが、
周りのホームセンターなどの安値などに振り回される弱腰業者がいるため市況が弱くなりがちです。
ここは一番踏ん張って、配送サービスの向上に努めて、ガッチリと値取りがポイントです。

売れない理由や、利益が上がらない理由を市況のせいにするのは、すでに「負け組」なのです。
負けの理由なんてものは、なんにでもつけられます。
だから「負け組」といいます。

ガッチリ儲けて、行きましょう。


値上げのタイミングがポイントでした。

2017年01月31日 13時08分35秒 | Weblog

今年の灯油ビジネスは、数量、収益共に非常に順調に推移していますが、
一部には、値取りタイミングが遅れている企業などもあるようです。
ホームセンターなどの店頭価格に振り回されて値取りが遅れたところは大変です。

本日(1月31日)の某業界紙に
「灯油商戦広汎盛り返す」「市況評価、まずまず」・・・九州地区
「灯油マージン低迷」、「増販、収益に結びつかず」・・・東海・北陸地区
という見出しが同じページに出ていましたので、地域の販売業者に確認してみました。

以前と異なり、販売業者ごとに配送灯油に対する意識格差が大きいようですね、
総体的に見れば、北陸などでは報道よりもかなり好調な推移となっています。
業界紙などの取材先の断片的な情報に振り回されないように販売業者は自信をもった値取りがポイントです。

特に「配送灯油」に対する比率が高い企業と「店頭販売」だけの企業では、
灯油ビジネスの収益性に大きな温度差があるように感じます。

しかし、今年の灯油ビジネスの収益は仕切り価格が下がる終盤が決戦となりそうです。
寒暖の変化がどうなるか、値上げ未達の企業にとっては収益性が低いのはどんな商売でも同じこと。

上げるべき時に上げておかなければ、害その身に至る。
市況商品ですから値上げのポイントを間違えるようでは話になりません。
商人失格です。