最近お会いする石油業界人は、JXTGの統合による影響の話題が多いようですが、
リテール販売業界人、ましてはPB系の販売業者などまで評論家かアナリストのような口ぶりで色々な意見を論じています。
一体何が変わるのか・・・・
多くの方は、販売環境の競争原理が変わるはずもない。
サブ店やPB系の零細企業が大変なのはいつでも同じこと。
と、さめた意見の方が圧倒的に多いようです。
石油業界を取り巻く、
アナリストやコンサル系の人たちはこれらの話題をみずからのビジネスとして論じているわけで、
烏合の衆の意見や見解に振り回されることなく、冷静沈着な行動が求められています。
なかには
海賊や山賊のやることは、昔から訳が分からないと仰る大手ディーラーの経営者もいます。
元売りだって、市場規模が縮小する事を前提にした統合なのですから
零細業者が、騒いでみてもどうにもなりません。
アメンボ(一般リテール業者)がタライの中で競争していても、
タライそのものが大きな時代の波に流されている訳です。
アメンボや雑魚が生きていくには、大河に飛び込んで、川の淵でもしたたかに生き抜くすべを工夫することが必要。
不満や理想だけを論じていても始まりません。
古来、「水清ければ、魚住まず・」とも言います。
理想的な経営環境になっても、
競争原理はいつまでも続くはずです。
だから、
経営努力する人だけが勝ち残るということです。
「努力に勝る、天才なし!!」