ここ数日、天気が良くて小春日和のような陽気です。
灯油配達にきているスタッフに聞きますと、今年は暖冬過ぎると嘆いています。
しかし、数年前の豪雪の年もこんな陽気で3月に入ってから大騒ぎだったというわけです。
寒冷地の軽井沢ですから、
暖かいのはありがたいのですが、灯油が売れないのは困ります。
ここにきて、システム構築が立て込んでおりますが、
パトロール給油に関するものが増えております。
この業務は請求書の書式が多様なので結構な作業を要します。
現場別、重機別、日別、などの基本書式だけでなく、
得意先企業からの色々な情報やデータ分析資料なども求められます。
すでに、大手広域ディラー様などが本格的なクラウド構築などに着手しており
今後はさらに、拡大しそうです。
石油ビジネスの外販配送分野はSSとは異なるビジネス領域ですから
非常に専門的な業務知識やオペレーションが多く、
しかも各社ともに独自なデータ処理手法も取り入れておりますので
一般的なSS業界で運用されている計算センターの勘定系システムなどとは一線を画します。
まさに、石油業界の「業態改革」最前線ともいえるシステム構築です。
この分野は、販売ボリュームも大きく、しかも付加価値が高い業務領域となっており
高収益な分野に成長しています。
とくに、工業用潤滑油などの商品アイテム数も多いことから
SS店頭での販売とは全く違い、複数社の潤滑油などもマスタリストに保有しての対応です。
各元売りメーカーの「潤滑油対比表」などで互換性などを共有データとして持ちながらの販売活動。
多様な受注に対応すべく、
外販部門では、EDIシステムを活用する受注方法なども活用されています。
SS業界の販売活動も変わったものだと、つくづく感じます。
先進的な企業と既存のSS業界との格差はさらに拡大しています。