ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

激戦地ではセミセルフ

2007年02月11日 14時05分41秒 | Weblog
本日は、気分転換とマーケットリサーチを兼ねて北関東の激戦地でのGS最前線の研究です。

目に付いたのは以前、このブログでご紹介した事もある私の家の近くのショッピングセンター(アピタ)併設型の商社によるセミセルフ型SS。
スタッフが給油をしてくれます。近くの高崎経済大学の学生によるアルバイトスタッフの接客対応がスマートで抜群です。給油スタッフが5名くらいいて非常に売れてます。

向かい側には、民族系元売販社による規模が大きく素晴らしい洗車設備まで備えたセルフSSが最近オープンしました。この店舗はセキチューというホームセンターと畑一つを隔てて隣接しています。設備とデザインは抜群なのですがあと一歩といったところです。

アピタ対セキチューといったところでしょうか。

新興住宅地なのですが、お客がわがままなエリアなので完全なセルフよりも給油だけはしてくれる「セミセルフ」の方が優位のようです。窓も拭きませんし、灰皿清掃もありません。もちろん押し付けセールス一切なし。カー用品は併設のホームセンターのカー用品コーナーでどうぞといったところなのでしょうか??

本格的な洗車専門屋さんもオープンしています。

現在ガソリン価格は常に同一(122円/L)で競っています。
近隣には元売のリースによるフルSSなどもありましたが、閉鎖が増えています。
気のせいか、ある程度の緊張感を持ちながら均衡が保たれているような気がしています。

同一エリアで同価格、同じオペレーションで、
なぜ売れるのか? 片やなぜ売れないのか?
その『差』は何なのか?

PBの商社系と元売マークを掲げたセミセルフ型SS。同一エリアでの競争を注意深く観察してみると、最近の消費者は石油元売のブランド力に固執していないという事が判ります。

系列マークでも、とても「心が満タン」にはなりそうもありません。
あと一工夫が必要な状況です。

もう少し、分析研究してみます。

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