今シーズンの灯油ビジネスに関する情報と予測ですが、
各地でSS数の減少とセルフ化による影響で配送体制の問題が急浮上しています。
やはり、アマゾンと宅配業界で露呈した配送体制に関する課題と同様です。
宅配業界のヤマトは大手企業に対しても勇気ある価格交渉を開始したことや、
メディアでの報道や取り上げ方が大々的でしたので、消費者の注目を集めたようです。
不在時の再配送コストや時間指定などで、
配送コストの転嫁についても消費者からある程度の支持を得ているようです。
石油業界でも、人手不足や配送コストの課題などが昔から問題になっており、
配送灯油に関するコストなどについて情宣活動をもっと早くから進めるべきであったと思います。
単なる「満タン、1缶・・」だけでは消費者に対するインパクトが弱すぎるような気がします。
そんなわけで、
今シーズンは「配送灯油」に関する価格体系がポイントになります。
すでに、流通系大手企業、ホームセンター系企業も灯油に関しては、
配送が中心となることを認知しており、SS業者への代行委託配送に依存しており、
今年はさらにその流れが急速に進んでいます。
これまで、
ホームセンターなどの店頭灯油価格に頭を悩ませていたSS業界でしたが、
これからの灯油ビジネスは、「庇を貸して母屋を取られる」ようなことにならなければいいのですが・・・
ポイントは、やはり「受注体制」の整備であると思います。
消費者にとっては、スマホやインターネットで簡単に注文し、必要な時に必要な数量が届けられることが前提条件なのです。
これまでの巡回販売の不正問題などにより、
巡回販売は急減速する可能性がありますが、
これまでの顧客管理データを再整備したうえでの安定した販売体制に切り替える必要があります。
すでに、ご承知の通り、
元売り再編などにより、仕切り価格などの推移もこれまでよりも安定すると見込まれております。
販売価格はこれまでよりも、配送コストに関する意識が消費者に認知されており、適正な設定が可能となっています。
コスト転嫁が容易ですから、競合店に差をつけるのは「配送サービス」です。
ポイントは、どこのエリアにも、「ゴンタ店」はおりますから、
はしり値価格などの「バカ値」に惑わされることなく、適正価格で行きましょう。
いよいよ収益環境は、整備されつつあります。
今年は、急に冷え込んできました。
すでに、準備を重ねてきた当社のユーザー様にとっては大チャンスが到来します。
価格も、安定するはずです。万全な受注⇒配送体制を駆使してチャンスをものにしていただければと思います。
販売手法やシステムなどの課題は、「ゆきんこサポートセンター」にお気軽におまかせください。
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