今日からの出張を控え、ようやく原稿が上がり一安心。
昨年と今年では、石油業界のシステムに対する投資意欲が違うようです。
おかげさまで、今年は問い合わせが増えています。
有力特約店などでは、
業務改善による経営合理化を前提として基幹システムの見直しに着手するところが増えています。
旧態然とした、オフコンをオープン系システムに移行したり、
直売部門のシステム強化を推進している企業が増えています。
これまで中心となっていた、SS店頭データ処理を「直売部門」と統合的に管理するための動きも増えています。
最近の石油ビジネスの「直売部門」は同じ石油ビジネスでも、SS店頭とは求められる業務内容が異なっています。
「新仕切り対応」などへの具体的な対応などでは、単価管理や設定で煩雑な作業を強いられており、対応を迫られているのが現状です。
サブ店ですと、取扱数量も少ないため店頭価格を管理するだけですが、
特約店企業の「新仕切り対応」では仕入価格管理とSS店頭価格だけでなく、
サブ店や直売(業転)流通などの「卸売の仕切り対応」も含まれる場合もありますから販売単価管理業務が煩雑化しています。
サブ店向けの仕切り対策には多くの特約店担当者が苦労しているようです。
「各種市況情報」や「掲示板情報」など石油価格に関する時々の情報は消費者の方でもわかるような時代なのですから大変です。
価格折衝時に業転のボトム価格などを提示されては苦慮しているのが現実のようで、苦労が絶えないと嘆いています。
特約店でも「複数仕入先」が当たり前の時代ですから、
現時点における自社の油種別仕入ポジションも解らず「原価割れ」なんてことも多発しているようです。
リアルタイムな価格処理を行うためには、それなりの仕組みとシステムが必須となっており、
従来の「事後処理型」のシステム対応ではビジネスが成立しないということです。
そのことが『新仕切りへの対応』ということにもなるわけですから、抜本的な改善が必要となるのは当然です。
つくづく石油業界は特殊な業界だとも思うわけですが、
時代とともに変化しており、スピーディーでリアルタイムなビジネスとなっています。
特に、特約店とサブ店間の関係は希薄となっており系列自体が弱体化しているように感じます。
独立的な資本で運営されている「PB」が増えてくる要因には当然系列の希薄化があるわけですが、
単に、仕切り価格だけでPB化が有利と考えているサブ店経営者の方もいるようです。
確かに、インターネットなどの普及で情報取得は容易になりましたが、
情報に関して「取捨選択」できる眼力と経営力が問われています。
掲示板情報などに依存している『烏合の衆』とともに、低迷のループ状況に陥らないためには、
販売力の強化が第一だと考えます。
経営者として視野の広い視点が必要です。
仮にPB系企業であっても確固とした独立自尊の経営力が求められていると思います。
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