塩漬けのふきが樽に残ってて、ゆでずに上から熱湯をかぶせた
本当はゆでることを忘れていたのだ。それで慌ててかめに蓋をしてみた
一晩そのままにしておき、先ほどやっと皮をむき終えた
きゃらぶきの佃煮を食べた事があるだろうか
食感がそれによく似ていて、歯ざわりがよい
これを食べると太くてりっぱなふきもどこか物足りなさを感じさせる
それくらいおいしいのだ。
とはいうものの、食材が足りなくて多少困っている
家に人がいないということは精神的にリラックするようだ
みそ汁がなくなったら作ればいいし、ご飯がなくなったらお米を研げばいいし、
というふうに、時間に追われることもない
たまねぎがなくなれば、水につけて下処理
夜の片付けは電気代がかかるので朝にまわす
そうやって、電気や水道代をちょっとずつ節約する
こたつは使ってないが、夜も早々と寝るように心がける
いつぞやは疲れ切って、6時とか7時に寝てしまった
あ…昨年、ダンナに今年は帰省するのか、というメールを送った
12月の半ば過ぎだったかな?返事がなかったので、
今年も来ないのかと安心してたのだ。ところが31日の夜になって電話が入った
私は片づけをしていて、全く気付かなかったのだ。
いつもならすぐに電話をかけるのだが、今回はあえてしなかった
その代わり、長男に電話を入れたようだ
翌朝起きたら、メモがあった。(1日に帰る)
家族なのだからいつ帰ってもいいと思うが、私からすれば大変なことなのである
次男の部屋は物置と化しているので、立ち入り禁止の紙を貼った
引越しの荷物3回分、それと姉から貰ってきたものもいっぱいあった
11時に帰宅したら、長男の部屋にいたらしい
数分して、リビングにやってきた。犬が吠えた。
「もう…」というけげんな顔を見て、またすぐに長男の部屋に戻った
私が怒っている、という様子を察知したらしい
それから次男も来て私と少し話をして、一緒に家を出た
犬の散歩もして…帰宅したらスーツケースもなくて、車庫の方から出たようだった
何か変だな?と思った。実家に行ったのかな?
それっきり、我が家には戻ってこなかった…
次男はあいかわらず、声もかけずに(むろん顔もみない)いた
理由を聞いてもハッキリしないようだった
夫も4時間くらいはいたのだろうか。お昼は長男が部屋に持っていった
私はひとことも発していない
毎月の生活費を振り込んでもらうために、メールやら電話の催促で
私の堪忍袋の緒が切れたのだ
理由は、「忙しいから。」
とにかく支払いの悪いのはいつものこと。
その証拠に今月、何故か早めに入金されている
私が本当に怒ってるのをようやっと理解してくれたのだろうか
一緒に暮らしてた時も年に一回くらいはまっすぐ帰って来たかな?
お給料も一度も見たことありません
別居生活と似たようなもんだけれど、幸せな家庭とは縁遠い暮らしです
約束事もできません。それゆえ、不信感ばかりが募る
ことあるごとに私はメールでこういうのだ
「だからあんとき、ちゃんと別れてればこういうことにならなかったのよ」
次男と私の気持ちってよく似てるのかもしれない
最近はお客様をお迎えするような気分でいる
愛犬は次男が来ると狂ったようになる
うれしさと興奮と入り混じって、それはすさまじかった…
手をべ~ろべろ、なめまわしていた。(長男には絶対にしない)
夫にはずーっと吠えまくっている
そういうことなのだ。
だから幸せな家庭の構図っていうのは見ても聞いてても苦手。
勝手にやっておくれよ、という冷めた気持ちになってしまう
逆にそういう人に巡り合えた、というのもうらやましいと思っている
人生二度あれば。
私も甘えられる人生を是非、送ってみたいもんだ ぁぁぁぁああ。