乾杯

娘の披露宴は、日を改めて、都内のホテルのレストランで　行いました。

それは　雨が続いていた頃に
ようやくお日様が顔を覗かせてくれた日でした。



　　　　　　　　　　




小ぢんまりと、でも　精一杯の華やかさで　行ったものでした。

娘の豊里中学校時代のお友達も　来て下さいました。

戒師を務めて下さった方には　挙式の報告をしていただきました。


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　




その時　我が家からは　おじいちゃん、おばあちゃんの写真を持って行きました。

（息子に持って来てもらいました。）




住職の両親、私の両親。

もう　誰も生きていません。

４枚の　手のひらサイズの写真立てを　私の席の隣に４つ並べて、
レストランの人に　シャンパングラスを４つお借りしました。


４つ並んだグラスには　ちゃんとシャンパンを注いでおきました。

写真立てが並んだ写真がないのが　残念です。



「乾杯！」



私は　自分のグラスを　４つのグラスに
カチン、カチン、カチン、カチン　と合わせました。

その時　

ああ、この中の　誰一人が欠けていても
今日のこの良き日は　なかったのだなぁ、
という思いが湧き上がってきました。

ありがたい事だなぁ、と思いました。








見えている膝は、私の義兄のものです。

なかなかゆっくり座ってお食事を、というふうには　なれませんでしたが、
冷めていてもとても美味しいお料理でした。





今日までのお盆で　４枚の写真は　お位牌と共に　仏壇の外に出してありました。

お位牌と写真が４つずつ、というのは　なかなか場所をとります！（笑）