座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

マンガ廊下

2019-02-13 | おしゃべり
中瀬の吉祥寺には、知る人ぞ知る マンガ廊下があります。


          
           マンガじゃないものも、あります!



奥にまでご案内して お客様の目に入るかな、という時には
ちょっと恥ずかしいのですが、
見慣れている方々には
ああ、いつもと変わらず、と思われている事でしょう。

ここには 私が子供の頃から コツコツと買ってきた
『小さな恋の物語』やら

若き日の住職が 
毎月コツコツ 発売されるのを待っては買っていた
『三国志』やらのマンガが
どっさり置かれているのです。

そう、実は、住職も私も
マンガが大好きなのです。





去年の事です、
出かけていた住職が、帰宅するなり、玄関で
「全巻 揃ったぞ~!」
と、大声で(笑)。

『時の地平線』というマンガの、全巻を大人買いしてきた、
と 得意げに(笑)。


          



『時の地平線』は、手許にもあったのですが、
全巻揃ってはいなかったのです。

ネット通販を利用しない住職は、
これまた コツコツと 書店を歩いて棚を眺めて
見つけてきたのでした。

そして、それはそれで とても楽しい事なのですよね!

出先で食事をする折に 近くに書店があると
住職は そういう気分転換を 時折していたようです。

単行本ではなくて、文庫だったのは残念でしたが。           



その日の夜から さっそく コツコツと 少しずつ読み始めた住職。

「やっぱり、スワミドリって、すごいよなー!」

などと言いながら。

諏訪緑というのが、『時の地平線』の著者です。



          

手前は、『大唐見聞録』。

(思えば、『大唐西域記』と『東方見聞録』を合わせた、
 なんとも大胆なネーミング!(笑)

 『大唐西域記』とは しなかったのですね。)

奥の2冊は、文庫版『玄奘西域記』。



2012-02-20  の、「大般若会」の記事に 私が載せた絵は、
この著者による 玄奘さんの絵でした。

いつもは こんな玄奘さんとか
          

こんな玄奘さん   

としか お会いしていなかった私が
生き生きとした玄奘さんに触れて 感激したマンガです。

今 そこに生きていて 触れられそうに感じた、
ステキな歴史マンガです。



大般若経 全600巻を 天竺から持ち帰った人。

のみならず、翻訳・出版した人。

後の仏教者にとっては まさに神仏のような人です。

マンガでは 喧嘩っ早い人でした(笑)。

時空を超えて イメージの中で
直接お会いできるのが マンガの楽しみです。