昨日の仏遊会で 十三仏のお話をしました。
吉祥寺にある、十三仏の元・掛け軸を引っ張り出して。
掛け軸だった物を 痛みが激しくて 額装にしたものです。
以前は この十三仏を
弔いのある家に 貸し出していました。
自宅葬がほとんどだった時代、
この十三仏は 中瀬の吉祥寺のお檀家さんの家を
あちらこちらと移っていったのです。
ご葬儀の終わった家では 「念仏」と称して 集まった人々が
独特の節回しで お不動さまから虚空蔵さままで、順にお名前を唱えて
故人の死を悼んでいました。
お念仏の時に グルグルと回した巨大なお数珠も残っています。
中瀬の吉祥寺には 本尊阿弥陀如来さまの他にも
たくさんの仏さまがいらっしゃいますが、
阿閦如来(あしゅくにょらい)は この額の中に見えるだけです。
阿閦如来は、こんなふうに 衣の一端を握っています。
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