スプリング・トレーニング4度目の先発(スターター)井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。ナショナル・リーグのフィラデルフィア・フィリーズ戦のマウンドに立つ。3塁側ダッグアウトに陣取るのは、日本のプロ野球(ヤクルト・スワローズ&近鉄バファローズ)で“赤鬼”と渾名され、恐れられた「あの」チャーリー・マニュエル監督、だ。
【1回表】先頭のシェーン・ヴィクトリーノに2球目を叩きつけられ、ショートの横を抜かれ、いきなり出塁を許す。またしても「不安」な立ち上がり……
2番“撫肩”のアーロン・ロワンドにはチェンジUpでタイミングを狂わせ、ボテボテのセカンドゴロ。3番ウェス・ヘルムスも(得意の)チェンジUpで見逃し三振! 4番「本塁打王」昨年の日米野球でも対戦した「あの」ライアン・ハワードには一転ファストボール(速球)勝負を挑み、空振りさせた後、センターフライに打ち取り、事なきを得た井川。上々の立ち上がりに転換。
【2回表】先頭のパット・バレルには速球(90MPH)をセンター前に運ばれるが、6番ジェイソン・ワースにも「3-1」から四球(ウォーク)。マウンドにすかさず、キャッチャーのホルへ・ポサダが駆け寄り、TVカメラは1塁側ダッグアウトのロン・ギドリー投手コーチ(往年の名左腕)を映し、その次にはレフトで心配そうに(!?)見守る松井秀喜の姿が……
7番ロッド・バラハスにも「2-0」にして、「不安」にさせるが、セカンドライナーで1-OUT。8番エイブラハム・ヌニョスにも「2-0」にするが、チェンジUpを打たせて、センターフライ。飛び出していた1塁ランナーも封殺して、3-OUTチェンジ!
【3回表】先頭のブレント・アバナシー、1番ヴィクトリーノをサードゴロ、ショートゴロ。いずれもチェンジUpを打たせたもの。2番ローワンドも初球を打たせてショートゴロに打ち取るが、この正面のゴロ(グラウンダー)を「名手」デレック・ジーターが弾いて、エラー!! まさか2度も続けて来るとは「名手」も思わなかったのだろうか?
井川は打たせて取るピッチャーだけに、内野の守備にはしっかりしてもらわなくては「困る」。その点ウチ=阪神タイガースの内野の守備は≪鉄壁≫だった。それだけは自慢できる。ヤンキースよりも≪上≫である(?)。井川も(今後)≪実感≫することになるだろう。
せっかく、いいテンポできたピッチングのリズムが崩れて、3番ヘルムスにストレートの四球(ウォーク)。ここで迎えるは4番「58本塁打」ハワード。こんなときに迎えたくない打者だが、昨年の日米野球で抑えたように、ファーストゴロに打ち取って、2度目のピンチを切り抜けた。
【4回表】先頭のバールが初球を打って、センターフライ。6番ワースには何故か「3-0」にするが、最後はチェンジUpで空振らせて、キャッチャーゴロ。7番バラハスも同じくチェンジUpで空振り三振!
【5回表】先頭のヌニョスを「3-1」から四球(ウォーク)。9番アバナシーにも「2-1」にして、今度は(3塁側の)ジョー・トーリ監督に頬杖をつかせるが、高めに浮いた甘い速球(88MPH)を打ってくれて、レフトフライ。松井がガッチリキャッチ! 1番ヴィクトリーノはチェンジUpを打たせて、サードゴロ併殺!
日本のタイガース時代も、オープン戦では余り調子が上がらなかった。昨年のこの時期も球速が130km台に留まり、これで大丈夫か? これでメジャーリーグに行く気か? と訝ったものだが、レギュラーシーズンに入ったら、キッチリ145㎞前後の球速を爆発させ、期待に応えてくれた井川だ。ただし、そんな井川への予備知識、免疫がある我々はいいが、そんな井川を知らない地元ニューヨークのメディアや首脳陣(監督、コーチ等)は困惑を深めるばかり、だろう。
井川、4度目先発は5回零封で初白星 松井秀は2安打 (MAJOR.jp)
【1回表】先頭のシェーン・ヴィクトリーノに2球目を叩きつけられ、ショートの横を抜かれ、いきなり出塁を許す。またしても「不安」な立ち上がり……
2番“撫肩”のアーロン・ロワンドにはチェンジUpでタイミングを狂わせ、ボテボテのセカンドゴロ。3番ウェス・ヘルムスも(得意の)チェンジUpで見逃し三振! 4番「本塁打王」昨年の日米野球でも対戦した「あの」ライアン・ハワードには一転ファストボール(速球)勝負を挑み、空振りさせた後、センターフライに打ち取り、事なきを得た井川。上々の立ち上がりに転換。
【2回表】先頭のパット・バレルには速球(90MPH)をセンター前に運ばれるが、6番ジェイソン・ワースにも「3-1」から四球(ウォーク)。マウンドにすかさず、キャッチャーのホルへ・ポサダが駆け寄り、TVカメラは1塁側ダッグアウトのロン・ギドリー投手コーチ(往年の名左腕)を映し、その次にはレフトで心配そうに(!?)見守る松井秀喜の姿が……
7番ロッド・バラハスにも「2-0」にして、「不安」にさせるが、セカンドライナーで1-OUT。8番エイブラハム・ヌニョスにも「2-0」にするが、チェンジUpを打たせて、センターフライ。飛び出していた1塁ランナーも封殺して、3-OUTチェンジ!
【3回表】先頭のブレント・アバナシー、1番ヴィクトリーノをサードゴロ、ショートゴロ。いずれもチェンジUpを打たせたもの。2番ローワンドも初球を打たせてショートゴロに打ち取るが、この正面のゴロ(グラウンダー)を「名手」デレック・ジーターが弾いて、エラー!! まさか2度も続けて来るとは「名手」も思わなかったのだろうか?
井川は打たせて取るピッチャーだけに、内野の守備にはしっかりしてもらわなくては「困る」。その点ウチ=阪神タイガースの内野の守備は≪鉄壁≫だった。それだけは自慢できる。ヤンキースよりも≪上≫である(?)。井川も(今後)≪実感≫することになるだろう。
せっかく、いいテンポできたピッチングのリズムが崩れて、3番ヘルムスにストレートの四球(ウォーク)。ここで迎えるは4番「58本塁打」ハワード。こんなときに迎えたくない打者だが、昨年の日米野球で抑えたように、ファーストゴロに打ち取って、2度目のピンチを切り抜けた。
【4回表】先頭のバールが初球を打って、センターフライ。6番ワースには何故か「3-0」にするが、最後はチェンジUpで空振らせて、キャッチャーゴロ。7番バラハスも同じくチェンジUpで空振り三振!
【5回表】先頭のヌニョスを「3-1」から四球(ウォーク)。9番アバナシーにも「2-1」にして、今度は(3塁側の)ジョー・トーリ監督に頬杖をつかせるが、高めに浮いた甘い速球(88MPH)を打ってくれて、レフトフライ。松井がガッチリキャッチ! 1番ヴィクトリーノはチェンジUpを打たせて、サードゴロ併殺!
日本のタイガース時代も、オープン戦では余り調子が上がらなかった。昨年のこの時期も球速が130km台に留まり、これで大丈夫か? これでメジャーリーグに行く気か? と訝ったものだが、レギュラーシーズンに入ったら、キッチリ145㎞前後の球速を爆発させ、期待に応えてくれた井川だ。ただし、そんな井川への予備知識、免疫がある我々はいいが、そんな井川を知らない地元ニューヨークのメディアや首脳陣(監督、コーチ等)は困惑を深めるばかり、だろう。
井川、4度目先発は5回零封で初白星 松井秀は2安打 (MAJOR.jp)