野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

“母の日”にピンクのバットで辛勝!(13日・セーフコ・フィールド)

2007-05-15 21:42:51 | Seattle Mairners
 よくホラシオ・ラミレスで勝てたな、と思う。シアトル・マリナーズが、地元セーフコ・フィールドに≪帝国≫ニューヨーク・ヤンキースを迎えた3連戦(11日~13日)。ここまで1勝1敗。16勝16敗と17勝18敗の両チームらしい拮抗した争いだが、昨シーズンまでなら、3戦目で健闘空しくシアトルが敗れて、地元で1勝2敗の負け越し。悔しい思いをするパターンだった。

 先制したのは、シアトル。【3回裏】1-OUT後、1番イチローがセンター前ヒットで出塁! 2番「この打順が順当だろう」ホゼ・ヴィドロのサードゴロをA-RODが1塁に悪送球して、1-OUT_2,3塁。ここで3番「勝負強い」ラウル・イバニェスが(何故か)ピンクのバット(“母の日”)でセンター前ヒットを放って、イチローが還って「1対0」!

【4回裏】先頭の「もう一人のホゼ」ホゼ・ギーエンがセンターオーヴァー! ダブル(2塁打)を放って出塁! 7番に下がったエイドリアン・ベルトレが歩いて(ウォーク)、8番ユニエスキー・ベタンコートが(同じく)ピンクのバットでサクリファイス(犠牲)バントを決めて、これが内野安打になって、0-OUT満塁……
 ここで1点しか入らなかったのは納得いかないが、8番「3人目のホゼ」ホゼ・ロペスがレフトにサクリファイス(犠牲)フライを打ち上げて、「2対0」。これが決勝点になったのだが……
 9番「城島健司の代役」(ジェイミー・バーク)がピッチャーゴロに倒れ、1番イチローに期待が懸かって、途中から「イチ、ロ~!」コールも沸き起こったが、ヤンキースの先発(スターター)左腕アンディー・ペティットのカーヴを引っ掛けて、敢え無くセカンドゴロ。チャンスに打てないイチロー、だ。打率3割に達することが出来ないイチロー、だ。

【6回表】1-OUT後、1番ジョニー・デーモンがレフト前ヒットで出塁して盗塁後、3番デレック・ジーターが三遊間を抜いて、「2対1」。しかし、これ以上は攻め切れなかったヤンキース打線。シアトルはその後、3人の中継ぎ投手を投入して、【9回表】はクローザーのJ.J.プッツが3三振を奪って、最後を締めて辛勝! 地元でヤンキースに勝ち越したシアトル。

 明日(15日)からは(同じく)地元セーフコ・フィールドに「目の上の敵」ロサンジェルス・エンジェルスを迎えての3連戦(14日~16日)。その初戦に「若きエース」“王様”フェリックス・ヘルナンデスが帰ってくるらしい。楽しみだが、TV中継は無し(ハイビジョンのみ)。【NHK】(BS-1)では明日からヤンキース@シカゴ・ホワイトソックスの3連戦を中継するらしい。相変わらずの松井秀喜≪重視≫。相手のWソックスには井口資仁がいるから、日本人対決が実現するが、誰が見たいのか、この3連戦? 

 MLBでは松井よりもイチローの方が価値は≪上≫なのに、日本では相変わらず≪逆≫。読売ジャイアンツにいた松井の方が、オリックス(ブルーウェーヴ)にいたイチローよりも商品価値は≪上≫らしい。しかし昨年の『WBC』での活躍で、国内における両者の商品価値も逆転しているか知れないのだが……そんなことは無視して、ひたすら毎日(執拗に)ヤンキース戦を中継する【NHK】。これも読売グループに(東京ドームの)ジャイアンツ戦の中継権を譲ってもらった恩義である(?)。

イチローと松井秀がマルチ、マリナーズは3連戦勝ち越し (MAJOR.jp)