野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松坂、初完投への道筋(14日・フェンウェイパーク)

2007-05-17 12:35:15 | Boston Red-Sox
 先制された松坂大輔(ボストン・レッドソックス)。【3回表】デトロイト・タイガースのリードオフ、カーティス・グランダーソンにライトスタンドに打ち込まれた。しかし直ぐに反撃するボストン。まるでその一撃が“呼び水”になったかのように……【3回裏】2-OUTから、2番ケヴィン・ユーキリスがレフト線にダブル(2塁打)を放って、ブーイングならぬ<ユーイング>。3番「主砲」デヴィット・オルティーズが初球を打って、センター前ヒットを放って、「1対1」すかさず同点!! 

【NHK】のアナウンサーは「松坂が投げると打つ」と紹介していたが、「気のせい」だと思う。オルティーズは、松坂が投げない試合でもよく打っている。日頃ニューヨーク・ヤンキースの試合ばかり放送していて、松坂の先発試合だけ、ボストンの試合を放送するから、そういう錯覚をする。『不偏不党』を謳う公共放送の原則に反した行為は改めるべき、だ。

【4回裏】にも2-OUTから「女房役」ジェイソン・ヴァリテックが(今度は)ライト線を破って、ダブル(2塁打)!! スイッチヒッターが続いて、デトロイトのスターター(先発)左腕ネイト・ロバートソンから、8番ココ・クリスプがセンター前に落ちるタイムリーヒットを放って、ジェイソン生還! 「2対1」勝ち越し!! 

【5回裏】には1-OUTから、3番オルティーズが“グリーンモンスター”(レフトフェンス)直撃のダブル(2塁打)を放って、4番マニー・ラミレスが3塁線を破って、二人で「3対1」! ラミレスの場合「松坂の投げる試合には打つ」法則は成り立つようだ。今シーズンここまで打率.246(6本塁打)。ラミレスらしからぬ≪不調≫を託っているが、松坂の投げる試合では「打つ」は事実らしい。

 ボストンは【8回裏】に一挙4点を奪って、「7対1」! 「3対1」2点差のままなら、【9回表】用意させていたクローザーのジョナサン・パペルボンの登板もあっただろうが、6点差が付いて、<セーヴ・シチュエーション>が消えて、松坂「完投」への道筋が開かれた。後はマウンドに上がるだけ。そのマウンドに上がる松坂の背中に降り注がれたのは、盛大なる<スタンディング・オヴェーション>……

松坂が初の完投勝利! 124球熱投、1失点で5勝目 (MAJOR.jp)