野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ポスティングの森に入札=インディアンス(8日)

2005-12-10 21:21:01 | Baltimore Orioles
 もはや“風前の灯”(?)ポスティング・システム(入札制度)。日本プロ野球界の最高権力者=渡辺恒雄(読売巨人軍会長)の“鶴の一声”で撤廃されることが有力なポスティング。この森慎二(西武ライオンズ)の入札が最後になるか、それとも駆け込みで誰かが手を挙げるか? ポスティングを廃止するなら、FA(の取得期間)を短縮するのが「筋」だと思うが。
 果たして、井川慶(阪神タイガース)はどうする? WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する松坂大輔(西武ライオンズ)、上原浩治(読売ジャイアンツ)、あるいは石井弘寿、岩村明憲(ヤクルト・スワローズ)は?

 それにしても、森はよかった。応礼したのはクリーヴランド・インディアンス。いい球団だ。中継ぎ(ブルペン)に困っている球団だから、働き場所がある。多田野数人も在籍しているが、彼の場合、先発タイプだけになかなかチャンスに恵まれない。
 先発(スターター)でメジャーリーグに食い込んでいくのは、至難の業だ。日本のプロ野球でも超一流の投手でなければ……森に先んじて、ポスティングを申請した入来祐作(北海道日本ハムファイターズ)に応札がなかったのも、同じ理由。中継ぎ投手にはチャンスがあるのだが。

インディアンスが応札 西武・森の大リーグ移籍(MAJOR.JP)

ロデューカ、NYメッツへ(4日・ダラス)

2005-12-05 12:54:04 | New-York Mets
 ポール・ロデューカ(フロリダ・マーリンズ)はつくづく、マイク・ピアッツア(ニューヨーク・メッツ)の「後」を追う。ピアッツアが1998年にマーリンズにトレードされた後、ロスアンジェルス・ドジャースの「正捕手」となり、2004年のシーズン途中に「その」マーリンズにトレードされた。
 そして来シーズンから、ニューヨーク・メッツ。そうなると、ピアッツアの次の移籍先が気になるところだが、ブルックリン出身のロデューカにとって、ニューヨークは「安住の地」となりえるかもしれない。もうピアッツアの「影」を追うのは止める……

 それにしても、メッツはFAの大物キャッチャー、ベンジー・モリーナ(前ロスアンジェルス・エンジェルス)とラモン・ヘルナンデス(前サンディエゴ・パドレス)の両名にオファーを出しながら、ここにきて急に“第3の男”浮上でロデューカ獲得となった。
 モリーナとヘルナンデスは何処へ行く? キャッチャーに困っていた2球団、シアトル・マリナーズとニューヨーク・メッツが早々に補強を終えた。案外、二人のエージェント(代理人)は困っているかもしれない。

メッツ、球宴捕手ロデューカをトレードで獲得
(MAJOR.JP)

ヤンキース、セットアッパーを確保(2日・ニューヨーク)

2005-12-04 19:02:24 | New-York Yankees
 トム・“フラッシュ”・ゴードン(フィラデルフィア・フィリーズ)に代わる、新たなセットアッパーを探していたニューヨーク・ヤンキースが、カイル・ファーンズワース(アトランタ・ブレーヴス)を獲得。総額1700万ドル(約20億5000万円)の3年契約。
 昨シーズンまで、シカゴ・カブスでセットアッパーを務め、今シーズンも途中までデトロイト・タイガースでセットアッパーだったが、アトランタではクローザーとして迎えられ、ポストシーズン進出に貢献した。72試合登板で、1勝1敗、16セーヴ、防御率2.19。

 しかし、そのポストシーズンの地区(ディヴィジョン)シリーズGAME-4(第4戦)で、「6対2」でリードした【8回裏】ヒューストン・アストロズの「主砲」ランス・バークマンにグランドスラム(満塁ホームラン)を浴びて、同点に追いつかれ、延長戦に突入。
 歴史に残る[延長18回]の死闘の末に「7対6」でアストロズがウォーク・オフ(サヨナラ勝ち)し、「3勝1敗」でこのシリーズを制して、チャンピオンシップ・シリーズ進出を決めた。

 その印象があるから、来シーズンもヤンキースタジアムで「ポカ」をやらかすのではないか、と心配する。球は速い。メチャクチャ速い。100マイル(160キロ)近くを投げられるが、この「ポカ」があるから、毎年(シカゴで)「伸び悩んでいる」と言われていた29歳だ。果たして、ニューヨークで素質が全面開花するか? それともニューヨークのプレッシャーに押し潰されるか?

 だが、守護神(クローザー)マリアーノ・リヴェラに(近年)球速の衰えが著しいだけに、このファーンズワースの「速球」は魅力だ。ヤンキースも「それ」を買ったのだろう。リヴェラ登場前の短いイニングなら、十分任せられる。
 ヤンキースは「いい」補強をした。後は(一人もいない)中継ぎの左腕が欲しい、ところだ。手を挙げる準備は出来ているか? ポスティング(入札制度)で、石井弘寿(ヤクルト・スワローズ)を獲れっ!! 

ヤンキース、来季セットアッパーを3年20億円で獲得(MAJOR.JP)

コナーコ、Wソックス残留!(30日・シカゴ)

2005-12-02 13:50:07 | Chicago White-Sox
 コナーコだったり、コネルコ(主にNHK)だったりする、ポール・コナーコ(シカゴ・ホワイトソックス)だが、5年6000万ドル(約69億円)の大型契約で(晴れて!!)「残留」決定。これでコナーコ、ジム・トーミが並ぶ強力なクリンナップが実現する。ワールドチャンピオン=ホワイトソックスは≪連覇≫に意欲的、だ。

 その煽りを受けたわけではないが、6番センターのアーロン・ロワンドが放出され、代わりに6番(あるいは7番)のスポットには、井口資仁が座ることになるのだろう。ロワンドはシカゴに「愛着」があったようで離れがたかったようだが、結局、打者として同じタイプの井口の加入が彼の放出を決定付けた。井口は来シーズンからロワンドが果していた「役割」=チャンスに強いクラッチヒッター(6番)を担うことになる。

 今朝の日刊スポーツの予想では、2番に新たにホアン・ウリベを持ってきて、9番にティム・ペレスを据えていたが、大方の予想では2番に<プロスペクト>のジェリー・オーウェンズ外野手が≪抜擢≫される見込み。個人的には、この<プロスペクト>を早く見てみたい、と思っている。1番スコット・ポドセドニックとの「快足コンビ」が機能すれば、来シーズンのホワイトソックスは益々面白い打線が組める。

井口の打順下げる 大きな動き受けてギーエン監督語る(MAJOR.JP)