jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

あれから30年 ・・・・・・・

2016-08-27 | ジャズ・etc

 

                               

Mt' FUJI JAZZ FESTIVAL '86 with BLUE NOTE 

 

この年の八月末、中間決算の後、直ぐ重要なイベントが控えていて、運悪くこの三日間とダブっていた。

とても休暇を取れる状況ではなく諦め掛かったが、最初で最後かもしれず、もしこれを逃しては一生後悔すると思い、ダメもとで直属の上司に事情を話し、なんとかOKを頂いた。勿論、同僚、部下からの冷たい視線は覚悟の上でした。

OKを貰うと急にずうずうしくなり、開催日の前日から休暇を取り、鎌倉、横浜で一日遊び、前から宿泊したかった「ニュー・グランド」で一泊、当日朝、山中湖に向かった。また、会社が契約していた山中湖に近いリゾート・ホテルも空いていたので、気分はルンルン。まだ、子供がいなくカミとふたりで。 

 

 

出演メンバーは主に60年代~のBNオールスターで、いなかったのはシルバー、ショーター、タイナーぐらいかな? 

 

  

一日目は、丁度、新生BNからデビューしたばかりのOTBからキック・オフ。

司会は団しん也さん。その後はL・ドナルソン、M・ジャクソン、C・ウオルトン、A・ヒル、J・ヘンダーソン、T・ウィリアムス、H・ハンコック、B・ハッチャーソン、B・ヒギンス、R・カーター等々、

なお、以下三枚はフィルム写真からのコピーなので画質が悪いです。まだデジカメはありませんでした。

 

 

二日目は、前夜の大雨で会場の一部が流され、開催が危ぶまれたが運営スタッフさん達の懸命の努力でスタートにこぎ着けました。感謝、感謝の一言ですね。

司会は徳光さん。この日はB・ウォレス、山下洋輔、W・ディビス、W・ショー、J・マクリーン、S・タレンタイン、A・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズでW・ルーニー、C・フラー、J・グリフィン、そして紅一点C・マクレェのボーカルとB・ウィリアムス等々。

 

 

三日目の司会は、タモリ。上のメンバーにハバードが新たに加わり、もうムードは最高潮!

フェスティバルのオフィシャル・テーマ曲、‘Desert Moonlight’(月の砂漠、L・モーガンのザ・ランプローラーに収録)はハバードとW・ショーの2tpで。イャー、もう夢のようでした。

また、K・ギャレットの情熱的なパフォーマンスにもスタンディング・オベーションで会場が湧いた。

富士山をバックに湖上にはヨットが浮かび、ジャズ・フェスティバルとしてこれ以上のロケーションはありません。

帰りは混雑を避け、やや早めに会場を後にして箱根、芦ノ湖で遊んでから家路に。

 

 

 「彼らのジャズ・スピリットは、言葉では伝えきれない」

 

 

一生、忘れらない「真夏のジャズ・フェスティバル」でした。

 

どうでもいいことですが、出勤前に鏡を見て「ヤベェ~、インド人もビックリだ」と。上司から「そこまで焼くか!少しは気を使え!!!」と一喝。

それも今となっては、懐かしい思い出です。


ジャズ・カフェ ・・・ YARDBIRD (ヤードバード)

2016-08-20 | ジャズ・etc

 

毎日、暑いからといってオリンピックや高校野球ばかり見ていると、外出が億劫になる。

これはイカンと、岐阜県可児市の「YARDBIRD」へ。初めてです。

 

これはジャズ喫茶、カフェというよりミニ・ホールですね。市街地ではなく丘陵地の一角にあり、周囲に遠慮することなくマッキンのアンプにドライブされたJBLから充分な音量が流れている。

 

 

うっかりデジカメを忘れ、カミさんのスマホで撮りましたが(許可を得て)、この2枚しかまともな画像がなく残念です。

詳しくはYARDBIRDのHPをご覧ください

http://www.wb.commufa.jp/yardbird/

 

マスターは大変、気さくな方で、オープンして4年が経ったそうで、それまではごく普通のサラリーマンだったとか。

いゃ~、ご立派ですね。

因みに、流れたレコード、CDはフラナガンの「オーバー・シーズ」、ブルーベックの「タイム・アウト」、J・ヒックスの「モーニン」、それからボーカルでT・ベネット&L・ガガ、D・クラールでした。

SPの間のモニターに演奏中のカヴァが映し出されるアイデァはGooですね。

とにかく、音響重視の内部のウッディな造りがいいですね。木の香りがまだしています。


「1568」と言えば・・・・・ HANK MOBLEY

2016-08-17 | ジャズ・ts

 

 

日本史で1568年(永禄11年)といえば、織田信長が上洛し、足利義昭が15代将軍に就任、そして一説では所謂「戦国時代」が終わった年と言われる(諸説あり)。

で、ジャズの世界で「1568」と言えば、知らぬ人はいないこの一枚(BLUE NOTE)。

オリちゃんは、その昔(今でも?)、「言い値」で取引されたという至極のコレクターズ・アイテム、垂涎の一枚。

リリース後、早々と廃盤となり流通量が極めて少なかった上、ソニ・クラのBN初録音に加えカーテイス・ポーターという「幻のas(ts)奏者」の好演が大きな魅力で、ある本で「asのつばきが飛んでくる好録音盤」と紹介され、一気に知名度が上がった。

 

所有しているのは勿論、国内盤ですが、MONOとSTEREO盤、両方を。

曲によりソロ等が異なって、つまり「ハサミ」が入っている(STEREO盤ライナー・ノーツでもざっくりと指摘されている)。

別に粗捜しするつもりはなく、耳の鍛錬に聴き比べたことがあります。

まず、TOPの‘Mighty Moe And Joe’、二番手のハードマン(tp)のソロがMONO盤とSTEREO盤とではかなり異なり、更にモブレー、クラークも違います。多分、MONO盤は別テイクを継ぎ合わせているでしよう。

それから、‘Double Exposure’ではエンディング・テーマ部分でSTEREO盤は一部、ハッキリと短くカットされている。

その他は、駄耳なのでしょう、判りません。

テープ編集については、いろいろな見解があり自分はネガティブ派ですが、本作(どちらも)は「許容範囲」に収まっていると思います。

因みに、Goldmine誌によるとMONO盤(1957年)の2年後にリリースされSTEREO盤の方が価格は高くなっている。

 

いずれにしても、「古き佳き時代」のハード・バップ好作品に違いありません。


もう一つの‘YOU'D BE SO NICE COME HOME TO / EARL ANDERZA

2016-08-10 | ジャズ・as

 

 

ジャズの世界でリーダー作がオンリー・ワン、所謂「一発屋」は知られていないだけで少なくないと思います。、アール・アンダーザもその一人。ただ、一部のマニアを除いて本作が一般ジャズ・ファンの間で話題に登ったことはありませんでした。

この作品がPACIFIC JAZZではなく、もし、BN、PRESTIGE、RIVERSIDE辺りだったら、どうだっただろうと想像するのも楽しい。

以前、アンダーザを「天才」等々と紹介するキャッチ・コピー(CD)を見ると、実体はともかく何とかしてこの無名のas奏者を表舞台に引き上げようとする試みに妙に納得してしまう。

この作品は、1962年3月に、J・ウィルソン(p、harpsichord)を加えたカルテットで録音されたもの。 

日本盤LPのライナー・ノーツによれば、アンダーザはドルフィと同じ先生に師事していたそうで、ドルフィー・ライクなフレーズが時々、顔を出しますが、薄味なので過度に意識する必要はありません。

むしろ、そのストレートで一途なプレイは、asという楽器より、時としてまるで「ボイス」を聴いているような錯覚に陥るほどナイーブ。

聴きものはズバリ、‘You'd Be So Nice Come Home To’

同曲にはペッパーの名演の他、同じアルトのウッズ、コニッツの好演があり、それらに勝るほどではありませんが、高音を多用して身を捩るようなasに惹きつけられるし、その後を継いだ淡々としながらもキラッと光るセンスの良いフレーズを織り込ませるウィルソンのpがまたCool!

他にはオリエンタル・フレーバーが仄かに香るタイトル曲‘Outa Sight’がいい。

ただ、残念ことに出だしの2曲、ウィルソンにハープシコードを弾かせたアイディアは減点でしょう。どこに必然性があったのだろうか?ちょっと解せませんね。

素材として無垢の良さを持ちながら、年輪を重ねることが出来なかったアンダーザは「一発屋」というより、‘You'd Be So Nice Come Home To’「一曲屋」のイメージが自分には強い。

 


車検の事前検査と見積り

2016-08-06 | 

 

 

今月末に車検が切れる。事前検査で見積りを、と言うのでディラーへ行くと「そろそろ乗り換えたら?」と無言の勧めなのか、代車にクライスラー300(↑)を用意していた。

折角なのでちょっとドライヴを。普通に乗っている分には静かでパワーもあり快適ですが、アベンジャーより一回り大きく(全長5,070・全幅1,905)、駐車等々、取り回しがちょっと面倒 かな、慣れなのでしょうけれど。

カミさんは見るなり、「こんなデカイ車、絶対運転しないから!」と声高らかに宣言。

ま、4回目の車検を受けるつもりだったので、これにて一件落着。

 

で、ディラーから出た見積り金額は、パワー・ステのホースにヒビ割れが見つかり、交換部品・工賃が計上されていたが、それを除いても税金等を含め実質30%近くUPしていた。

新しい工場長に理由を聞くと、交換部品の仕入れ先の変更と作業工賃の値上げと言う。仕入先は〇〇セになり、価格交渉はどうにもならず、工賃は10年間据え置きして他に比べ安過ぎたので見直し、倍近くなりました、と。

「会社の方針なので・・・・・・・・・」と申し訳なさそうに。

また、オプションで付けていたメンテナンス・パック(2年間)もコーティング(7回分)を外したため、以前に比べ5割増近くになっている。利用者が少ないとの事情だそうだが、そもそもメリットを感じない証拠では? 利用者目線ではありませんなぁ。前払いする以上、それなりの好条件を期待するのに。

今まで、なかなか良心的なディラーと思っていたが、「並」になりましたね。最近、新規出店をしているのでその資金作りか?(笑)

もう、メンテナンス・パックは見送りました。さぁ、まめに洗車しよう。

 

 

 

壊れるまで乗り続けるぞ。でも、いつまで交換部品が残っているのだろう・・・・・・・・


準(々)オリですが ・・・・・ LEE WAY / LEE MORGAN

2016-08-02 | ジャズ・tp

 

先日、デパートで開催されたレコード&CDのセールに出掛けた。三日目だったので、これといった獲物がなく、手ぶらで帰るのものなぁ、と一枚だけ購入し、すぐ近くの円盤屋へ。

 

そこで、ずっと長い間、待っていた大好きなコレが。

 

 

STEREO盤(リバティ)は持っていますが、どうしてもコーティング・カヴァのMONO盤が欲しかった。本音は完オリですが状態が良いものはとても手が出ず、半ば諦め気味でしたが、NYラベルのMONO盤が目の前に。

カヴァはピカピカで小さなシワが微かにある程度の超美品、盤質は目視でキズ一つなしのパーフェクト!しかも、プライスは諭吉が2枚でおつりが・・・・・・・・。

コレクターは見向きもしないけれど自分には充分です。

 

 

tp、asはややハイ上り?ですが、もう轟音、爆音ですね。オーディオ的にどうか、なんてどうでもいいです!うぅ~ん、ティモンズのpがいい。待っていた甲斐がありました。

こうなると、F・ハバードの‘GOIN’ UP’も欲しいなぁ。

 

で、デパートの催しで 買ったのが、

 

 

MAPENZI / THE HAROLD LAND & BLUE MITCHELL QUINTET (CONCORD)

特別な期待をするわけではありませんが、なかなか良いです。70年代のハード・パップを確り演ってます。

カヴァと2管がやや薄い録音で損してますね。880円は安過ぎます。