jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

北國街道巡り(2)・・・・・ 越前 今庄

2019-05-29 | 街道

 

木之本を後にして「今庄」へ

昔の北國街道の雰囲気をと、高速に乗らず365号線を。しばらく快適なドライブを楽しんでいたが、途中から福井県の山間い道に入ると、これがなかなか・・・・・・・・・、やはり昔は難所だったのだろう。古くから往来の要衝として栄え、幕末の記録では旅籠55軒、茶屋15軒、酒屋15軒と繁栄を誇ったそうです

 

道幅は当時のままかな?、所々かなり狭い箇所もあります。人影もなく静まり返っているぞ。

 

 

名産のそばの旗を見つけました。

 

 

店先のイーゼルに、なんとなんと「ジャズの音色・・・・・・・・」と、いゃ~、ここでこれはサプライズですよ。

 

 

そばが美味しい季節になりましたね。肝心のジャズは、もう少しボリュームを上げて欲しいなぁ~

よく見ると「音色」と、微妙ですね(笑)。因みに「クール・ストラッティン」が流れていました。

この旧旅籠「若狭屋」は1840年頃に建てられ、国登録有形文化財です。折角なのでAVENGERとパチリ。お店はもう閉店準備を(笑)

 

 

幕末~維新の歴史好きな方には堪らない水戸天狗党が滞在したと言われる家屋です。

 

 

 

なお、肝心の酒蔵は休みだったり、3時過ぎには閉店したりして立ち寄りできませんでした。食事を後回しすればと、チョッピリ・・・・・・

帰りは高速で木之本に戻り大好きな琵琶湖岸・さざなみ街道で長浜へ、そして 帰路に。

左が伊吹山、右が長浜市街です。夕方風が強く、波が立っていました。 

 

 

走行距離、320㎞、快適なドライブでした。


北國街道巡り(1)・・・・・湖北 木之本

2019-05-25 | 街道

 

高速道路の集中工事が始まっている中、合間を縫ってドライブに。向かった先は北國街道の旧宿場町、狙いは歴史ある酒蔵。

北國街道は京都と北陸を結ぶ主要道ですね。琵琶湖最北の木之本に。

 

 

「賤ヶ岳の戦い」に因んだ「七本槍」で知られる富田酒造、創業460余年を誇る名蔵です。

 

  

 

定番の一本を、ラベルに趣がありますね。

 

 

 

こちらは更に歴史ある山路酒造、創業は1532年(天分元年)と487年前、凄いなぁ~、元々の建物は火事で焼失し、100年ほど前に再建されたそうです。それでもその存在感は半端でありませんよ。全国で4番目に古い酒蔵と言われる。 

 

 

こちらも定番中の定番を。なお、この蔵元のもう一つの名産「桑酒」はかの島崎藤村氏も愛飲したそうです。

 

 

いにしえの建物が点在する中から保存状態が良い家屋を。

 

   

 

宿のほぼ真ん中と思われる「札ノ辻」からJR駅方面を。この木之本宿は観光整備がかなりされていて気持ちがいいですね。

 

  

次は越前 今庄へ。


オリジナルは無理だけど ・・・・・ THE JAZZ PROPHETS Vol.1 / KENNY DORHAM

2019-05-20 | ジャズ・tp

 

 

レコードを整理していたらこれが、二ヶ月ほど前、オリジナル盤に初めて出会った記憶が甦った。

欲しい一枚ですが、さすがに諭吉が10枚で釣りが僅かでは、妥当な価格とは思うけれど手も足も出ません。ま、諦めは付きます。

内容は抜群で、久し振りにターンテーブルに載せた。

国内盤ですが「音」がしっかりしている。カヴァはショボイけれど鉛色なんて言われるドーハムの音色は切れ味良いカミソリのようだ。

初めて?結成した自分のバンドのレコーディングという気迫がビシビシと伝わってくる。一ヶ月後にD・カッツに替りB・ティモンズが入ったメンバーとK・バレルをゲストに迎えBNに”AT THE CAFE BOHEMIA”を吹き込んでいるが、JAZZ PROPHETS の名義を出していないのは恐らく内紛で袂を分かれたJAZZ MESSENGERSへのA・ライオンの配慮であろう。

作曲能力にも優れたドーハムのオリジナル4曲と”Don't Explain”の構成も見事に決まっている。”Don't Explain”の格調高いドーハムのプレイにバンド・リーダーとしての自覚と意気込みを充分に感じ取れますね。

男性的なモンテローズのts、小粋なカッツのp、野武士的なジョーンズのb、バランスはGoo!

本作がドーハムのBEST1かな? でも、何だかこの男のキャリアからすると・・・・・・

「幻の名盤読本」には違う2作が掲載されましたが、なんら遜色ない出来と思います。

 

Vol.1に続く名目上のVol.2はB・ティモンズに入れ替わったまま三ヶ月後に同じABCパラマウントに4曲吹き込まれていますが、未だ日の目を見ていません。クォリティに問題があるのか、難しい契約上の問題等々があるのか定かではありませんが、是非、聴きたいものです。


EVANS & MANNE ON VERVE

2019-05-10 |  Artistry of Bill Evans

 

 

RIVERSIDEと比べVERVEの作品はあの四部作の威光により個別は兎も角、総じて下に見られている傾向があります。

ソロ、デュオからWith Symphony OrchestraまでVERVEは編制が多岐に亘り、色んな顔が見えて的を絞り難いせいかもしれない。それともう一つ、「音」、V・ゲルダーとエヴァンスの相性はどうなんだろう?

全てゲルダーの手とV・ヴァレンティンの意向が入っているワケではありませんが、「ちょっと鼻声」とでも言うのでしょうか、pの音が丸くなったイメージが付いて回る。

 

S・MANNEとの2枚を。左が”EMPATHY”(1962. 8.14)

MANNEを筆頭に並列にクレジットされているのは、エヴァンスがまだRIVERSIDEとの契約を完全にクリアしていなかったためですが、MANNEも当時、CONTEMPORARYと契約しており、この組み合わせを考え実現させたC・テイラーのプロデューサーとしての才はさすがです。

そうした裏事情によりMANNEとEVANSのダブルネーム的演奏のためエヴァンス・ファンには物足りなく聴こえるのはやむを得ないでしょう。

TOPの”The Washington Twist”で意表を突かれ、ラウンジ・ピアノ寸前の”Danny Boy”に???が。でも、B面は”With A Song ・・・・・”に余興が入るものの3曲共に出来は良い。

肝心の音は鼻詰まりまで至らなく、繊細なニュアンスを求めなければ案外、肯定的に聴けます。因みにV・ヴァレンティンの名は入っていない。

 

右は”A Simple Matter of Conviction”(1966.10.11)

本作はエヴァンスのリーダー作になっているだけに気合は十分ですが、TOPのタイトル曲のフェード・アウトは如何なものだろう?続く”Stella By Starlight”を効果的にUpしようとした狙いなら俗っぽいですね。B-1の”I’m Getting Sentimental ・・・・・・がベスト・トラック。ただ、全9曲は多すぎで、B-2の”Star Eyes’はエヴァンスしては凡演の類に入るだろう。

注目すべき点はその後長い付き合いとなるE・GOMEZ(b)のリアルタイムでのレコーディング初参加です。後年ピックアップを使用した音と異なり弾力あるアコースティクスなサウンドはなかなかの聴きものです。

この国内盤は世界初のドイツノイマン社製SAL-74/SX-74・トータルカッティングシステムを採用、プレスされ音圧レベルが高く迫力もあり、国内盤のイメーを覆します。低域に厚みが加わりpの重心も下がり重量感は半端でありません。なお、こちらにはV・ヴァレンティンの名があります。

 

この2作に甲乙を付けるなんて無意味ですが、敢えて付けるなら世評と違い”EMPATHY”を。

決め手はゴルフで言う所の上り3ホール(曲)の出来映えで”EMPATHY”はパー、パー、バーディ、対して”A Simple Matter of Conviction”はダブルボギー、辛うじてパー、パーと聴きました。

MANNEのドラミング、「騒がす、慌てず、焦らず」、そしてセンシティブなプレイは「校長先生」です。

 

直ぐ手が伸びるアルバムではありませんが、内容は意外に面白味があり、エヴァンスって結構、気分屋ですね(笑)。


ロフト・ジャズの三銃士

2019-05-05 | ジャズ・ts

 

 

10連休も残り僅かに、緩んだ気分をシャキッと。もっとも毎日、怠惰な生活を送っているので今更ですが。

India Navigationの三枚を取り出した。70年代後半から80年代に掛けて台頭してその後のジャズ.シーンに少なからず影響を与えた「ロフト・ジャズ」のキー・レーベルですね。

 

左から”Metamorphosis / Arther Blythe”(1977. 2. 26)、

A-1、”Duet for Two”、17分を超すブライスとアブドゥル(cello)のデュオはちょっとした聴きもの、さすがタプスコットの門下生、エモーションに流されず知的ですね。

 

”Flowers for Albert / David Murray”(1976. 6. 26)、

アイラーの再来か?と話題になった作品。今にも大爆発しそうな底知れぬ「マグマ」を感じさせます。

 

”The Outside with In / Chico Freeman”(1978)、

サイドが素晴らしい。ヒックス、マクビー、ディジョネットですから。間違いありません。

なお、このスピリチュアルな演奏をエンジニア、D・ベイカーは見事な音で録っている。

 

80年代のジャズ・シーンを背負って立つ3人と嘱望されたが、なかなか・・・・・・・・・・・

ちょっとシャキッとしてきました。 


慶祝 「令和」

2019-05-01 | 日記・エッセイ・コラム

 

「平成」から「令和」に

 

平成最後の日は、丁度、姉の誕生日と重なり駅前のマリオットの中華ランチで、帰省中の娘を含め5人でお祝い会を。

さすがにユニBlackではまずいので、久しぶりにジャケットにポケット・チーフをさりげなく・・・・・・・

気を利かせ個室を用意してくれていて、あいにく曇り空でしたが18Fからの眺めも、お味もなかなかGooでした。

 

「令和」になりました。

先日、カミさんが抽選会で当たった日本酒。クジ運が決して良くないカミさんが・・・・・・・・。

今夕、ググッと頂きました。

 

「良い時代」になりますように。