jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

ぶらっと自転車で、そして”INTERMODULATION / BILL EVANS & JIM HALL

2022-02-27 |  Artistry of Bill Evans

 

釣り池に来ました。釣り人はたまたま写っていませんが、朝の8時前なのに随分います。駐車の台数にして10台ほど。以前来た時、大きなカメラが据えられた三脚台もあり、狙いは何なんだろう?

右端の茂みにシラサギ?が見え、巣でもあるのかな。街中に残った僅かな自然は貴重ですね。

 

一時間半ほどちんたら走り、帰宅、朝食の後この一枚を

 

「ジャズの秘境」の中で「エコーまみれ」とネガティヴ(笑)に語られたV・ゲルダーが録音した”INTERMODULATION”のMONO盤(V-8655)。

巷ではエヴァンスとゲルダーの相性はあまり良くない、との評で、この盤も鼻詰まり気味ですが音の密度が濃く、しかもブライト感をかなり加えているのでナチュラルな出方ではないけれど、なかなか魅力ある音になっている。

ラストのJ・ホールのオリジナル”All Across The City”が大好きでしたが、B-1”Angel Face”も良いですね。作曲がJ・ザヴィヌルとは今まで気が付きませんでした。

カヴァのドローイングもイイ感じで、好きな一枚です。


薄っすら雪化粧 ・・・・・

2022-02-22 | 日記・エッセイ・コラム

 

いつもより早く目が覚めた。もう少しと、二度寝に入ったがなかなか寝付かれず、ブラインド越しに外を眺めると一面、薄っすら白い絨毯に覆われていた。寒そうなので、ぐずぐずしていたけれど偶にはこんな時の散歩もよし、と緑地公園に出かけた。

もっと積もっていると思ったが、それほどではなかった。

 

 

空気が澄んでいるのだろう、都心の高層ビルまでクッキリ見渡せる。

背後から「おはようございます」と声がした。いかにもスポーツ・マンらしい父親と小学1~2年生ぐらいの親子がサッカー・ボールを蹴りながら白い小径を遊んでいる。

良い父親だなぁ~、見知らぬ人にでも、TPOに合わせ、きちんと挨拶する教育をさらっとしている。自分のその頃なら、きっと布団に潜り込み、息子の相手などしていなかっただろう。

 

 

男の子の弾むような声と嬉しそうな後ろ姿が印象的だった。

 

 

 

 


王道の一本 ・・・・・からくち浦霞 本醸造

2022-02-19 | 日本酒・洋酒

 

ここ最近、愛飲している燗酒、高山の「山車」がリーズナブルな価格なのか、品切れの状態が多く入荷が当てにならない。違う銘柄を探していると、燗酒にピッタリとのPOPが付いた浦霞を見つけた。

知らぬ人はいない有名ブランドですが、ここ暫くご無沙汰している。20年ほど前、東北地方を旅した際、仲間に頼み込み、わざわざ塩釜の本社蔵を訪れたほど好きな日本酒の一つ。中でも「禅」はその昔、日本酒の美味しさ、奥深さを初めて知らされた銘柄です。

東日本大震災でかなりのダメージを被ったそうですが、見事にクリアされています。

デパートの物産展では必ず出店され楽しみにしていましたが、この状況下になり出掛けていない。早く元に戻って欲しいですね。

この「からくち浦霞 本醸造」、POPに偽りはありませんでした。しっかりした味わいなのに喉に絡まなく、さすが、王道の一本です。

 


良さがやっと解りました ・・・・・UNDERCURRENT / BILL EVANS・JIM HALL

2022-02-12 |  Artistry of Bill Evans

 

このチープなカヴァのせいか、時折、安レコードのエサ箱に投げ込まれている2nd(1968年リリース)。オリジナルを見つけるまで取り敢えず押さえておこうと手に入れたまま、ずっと居座り続け半世紀近くなる。その理由は、リハーサル中、突如、丁々発止の演奏が始まり、偶然にテープも回っていて、これぞインプロビゼーション、インタープレイの極致と、マスコミ、ジャーナリスト達に称賛され、枕詞のように言い繰り返されたTOPの「マイ・ファニー ・・・・・」に初めから違和感を覚え、苦手でした。80年代後半になり、そのエピソードはフェイクだったことが判明したけれど、距離感はあまり縮まらなかった。

前回Upした著書「ジャズの秘境」に大きくフューチュアーされ、オリジナルも再発ものも音が芳しくない、と記述されている。再発ものでも悪くない記憶だったので久し振りに針を降ろした。いゃ~、優、良、可でいけば優と良の間に滑り込むほどでした。恐らく、著者とシステムのグレード、耳のシビアさが違うのだろう。

 

 

年末に入手したトーレンス+SMEのプレイヤーは、実はフォノ・ケーブルがオルトフォンの8Nものに取り替えられており、良い効果がもたらされている。好きな音が出てくるので、じっくり聴くことが出来、本作の良さが漸く解りました。中でもホールのオリジナルB1~J・ルイスのワルツ曲B2への流れがいいですね。

 

 

後年、この作品の録音日も訂正された件は「ジャズの秘境」に載っているけれど、フェイク・エピソードについては何故か、触れられていない。著者が知らないハズは無いと思うけれど、どうなんだろう。業界のメンツを潰しては拙い、とでも ・・・・・・?

それはともかく、本作がやっと何時でも手が届く棚に移りました。

 


疑問の氷解と新たな発生・・・・・PORTRAIT IN JAZZ / BILL EVANS

2022-02-06 |  Artistry of Bill Evans

 

10数年前、このDCCレーベルの24KARAT GOLD DISCを弊HP“Bluespirits”で取り上げ、STEREOの録音エンジニアはLPに記載されているJ・ヒギンス(MONO録音と両方)ではなく、R・フォウラーではないか?と問題提起した。とういのは、このCDにエンジニアはR・フォウラーとはっきりとクレジットされている。その時、あまり反響はなく、むしろこのクレジットの方が信憑性に欠けるような形で流れた記憶がありますが、ひょっとすると、R・フォウラーで既に決着しており、知らないのは自分だけなのではないか、と不安が残ったままだった。

先日、カミさんのnet注文に合わせ、「ジャズの秘境」(2020年発行)を取り寄せた。てっきり通好み、マイナーなCD好録音盤群の紹介と思っていましたが、そうではなく冒頭から重苦しい展開に少々、辟易し、まず一旦軽く読み流す事にした。そして、後方の「ビル・エヴァンス:ファースト・トリオのベストCDを探る」の章で著者はこの24KARAT GOLD DISC(1994年)をベストと紹介し、STEREO録音のエンジニアはR・フォウラーと根拠を添えて明言している。文脈の流れからして、問題提起以降の話と読み取れます。

 

 

Engineer:Ray Fowlerとクレジットされている。

 

 

 

すべては、コスト削減なのか、ノー・チェックでMONO盤のカヴァ記載を流用した間違いから始まったわけです(笑)。

 

長年の疑問が氷解したものの、新たな疑問が・・・・・・、

この本の中で「”PORTRAIT IN JAZZ /  BILL EVANS”のモノラル・マスター・テープは1970年前後に廃棄処分され、もはや存在しない」と、二度にわたり、何となく意味深に書かれている(こちらの邪推かもしれないが)。なお、どういう過程で廃棄処分になったのか書かれていないのがちょっと残念ですね。劣化があまりにも激しかったのかな。

つまり、それ以降、モノラル・マスター・テープを使ったLP、CDも存在しない事になる。ところが1999年に「オリジナル・マスター音源使用」と謳ったMONO盤(LP)がリリースされた。しかもSJゴールドディスク賞マーク付きで。

ちょっと待てよ、モノラル・マスター・テープは存在しないハズだが ?・・・・・・・ 曲者(笑)は「オリジナル・マスター」か、モノラルとはなっていないなぁ。

ステレオ・マスターをミックス・ダウンしたのかな?、また”Autumn Leaves”の音圧がガクンと下がるのも気になりますが、そもそもSTEREOヴァージョンとは違うので、この一曲はマスター・コピー?か、ディスク・ダビングしか考えられないのではないでしょうか。

もし大きな勘違いを犯しているならば、どうかお許しを。

とにかく、また疑問が湧き、楽しませてくれます(笑)。

 

 


ぶらっとサイクリング ・・・・・やっぱり解体か! サンプラザ シーズンズ

2022-02-04 | 日記・エッセイ・コラム

 

気にしていたけれど、あのレンガ造りの建物(2020.11.28 Up)は跡形無かった。

 

 

周りは遮蔽フェンスがぐるっと ・・・・・・・

 

 

後は鉄筋コンクリート10階建て(高さ30ⅿ)の分譲マンションが予定されている。色々考えられた挙句の結論なんでしょうが、何かワンパターンで淋しいね。


ぶらっとサイクリングの再開 ・・・・・今日の一枚

2022-02-02 | 日記・エッセイ・コラム

 

朝晩の寒さに比べ、陽の明るさ、強さは確実に春に向かっている。

これと言った目標、目的もなくデジカメを持っていぶらっと。今日は朝、7:30スタート、さすがにまだ向かい風は冷たい。

突然、目に入った東名高速の側道の法面(のりめん)。枝打ち、伐採がちょっと奇異な空間を作っていた。

ボチボチと行きます。