jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

京都 一泊二日 (その一)

2024-03-30 | 日記・エッセイ・コラム

28~29日に掛けて京都へ。一日目は大学時代の友人との再会、昼の食事会、二日目はカミさんと名所観光を。

初日、京都に早く着いたので烏丸四条から会場のホテル(木屋町)まで昔を思い出しながら四条通りを歩くことにした。大学時代は十字屋と言うレコード店だった店です。今は昼はカフェ、夜はバーに変り、地下にレコード・ショップが設けられていた。もう時代はアナログ(レコード)に向かっている(笑)


 

 

で、今度は京都の台所と言われる「錦市場」を通ってみよう。午前の11時前なのでまだ、そこそこ歩けれるけど、午後になるとインバウンドの外人達で歩けないほどになります。近くに住む友人が「観光公害」と怒っています(笑)。それに物価が高くなり過ぎだそうです。

 

                          

 

                          

 

訪日外人達のメッカ、四条河原町です。まだ、平穏ですよ(笑)、時間と伴に様相が・・・・・。真っすぐの突き当りが八坂神社です。

 

四条大橋から川上をみたところで、先に見える橋が山科の学生アパートに住んでいた時、毎日、通った三条大橋です。そこから見る景色が好きだった。

 

 

四条大橋を渡った地点から八坂神社方面の眺めです。右手の建物が南座でここから向こうが所謂、祇園です。そろそろ木屋町のホテル方向へ。


㊙ 愛聴盤 ・・・・・ALL ABOUT RONNIE / RONNIE BALL

2024-03-25 | ジャズ・p

 

トリスターノ派ピアニスト、ロニーの唯一のリーダー作。トリスターノと聞くと何だか小難しいイメージが付き纏うが、サボイというレーベルのせいか、或いは、dsにK・クラークが入っているせいか、全編に亘って堅苦しい所がなく、実に心地よく、ノリの良い演奏が続く。

ロニーのpはコニッツやマーシュとのクール派セッションで聴かせる指の関節をポキポキ折るような歯切れの良い、折り目正しいタッチが特徴であるが、本作では、むしろスイング感、歌心をより前面に押し出しており、柔軟な側面を見せていて、ここが聴き所です。後年、歌伴もソツ無くこなすあたり、守備範囲は結構広く、頑ななトリスターノ原理主義者ではないようです。

そして本作の最大の聴きものはレコーディング・チャンスに恵まれず、不遇を囲っていたT・ブラウンのts。充分に与えられたソロ・スペースを生かして、伸び伸びとスムーズにtsを鳴らすブラウンは思わぬ拾い物です。クール派テナーの一人として兄貴分のマーシュとよく比較されるが、クネクネ感がマーシュに比べ少なく、よりスインギーに素直に歌うブラウンのtsを愛するファンは少なくない。ブラウンのリーダー作”FREE WHEELING”(Vanguard)は「幻の名盤」として知られている。

tbのDENNISについては、一時、ミンガス・グループに在籍していたことぐらいしか知らなく、ここでは、tbが持つ素朴な味を充分に聴かせてくれます。

 

tsとtbが絡むと「白けた流れ」が生じ、感情を押さえたクールなプレイは好きになれないと、ある人は評するけど、そうかな? なんか、別の意図を持たせたハッタリに感じます。それと全曲、ラベルのように暖色系です。

 

地味ですが間違いない一枚です。

“Bluespirits20040807”


あおなみ線で名古屋港金城ふ頭へ

2024-03-22 | 日記・エッセイ・コラム

 

かみさんは孫に会いに泊りで東京へ。自分はちょっと都合が合わず在宅。朝からいい天気なので、思わず、あおなみ線に乗り金城ふ頭へ。あおなみ線は名古屋駅から金城ふ頭(港区)までの名古屋臨海高速鉄道15.2㎞の鉄道路線(第三セクター)です。動くものは何一つなく殺風景ですが、気持ちが空白になる所がイイ。

ブラブラしていると、突然、ピック アップ・トラックが眼の前に。PRO4Xのレタリングが見えます。ニッサン(米国部門)の「タイタン」のオフロード・モデルですね。解りにくいですが、右ハンドル? なので陸揚げされた日本車仕様でしょうか。ちょっと自信ありません。

 

 

対岸の臨界工業地帯をズーム・アップしてます。今日は穏やかで、ほぼ無風の状態です。

 

今回、金城ふ頭へ来た目的の一つがこちらです。遠からず孫を連れてくる事となる「レゴランド」の下見です。こちらはホテルですね。

 

さすがに平日なので人影は少ないです。でも、逆に思い切りファミリーで楽しめるのではないか。

 

もう一つが「リニア・鉄道館」、こちらはもう少し大きくなってからですね。

 

屋外に展示されているN700系モデルです。

 

 

伊勢湾岸道路・名港トリトン。名港西大橋、中央大橋、東大橋という三つの吊り橋の総称です。今日のような好天時に走ると伊勢湾の北端が一望でき、とても気持ちが良いですよ。

 

 

下見に来て、新しい発見をしました。最初の写真の中央の建物は水上バスの駅、待合所で、ここから水族館がかあるガーデンふ頭(名古屋港)から運河を通り名古屋駅の一つ南のささしまライブまで走る船(水上バス)が出ています(土、日、祝日)。つまり、行はあおなみ線で、帰りは船で、また、その反対も出来ます。いい季節になると楽しめますね。


万年青年の挑戦 ・・・・・ONE STEP BEYOND / JACKIE McLEAN

2024-03-15 | Aggressive Voyage of Jackie McLean

 

自分にとって「ジャズ喫茶の大名盤、人気盤」と言えば、‘COOL STRUTT'IN’でなければ‘MOANIN'’、‘SIDEWINDER’でもなく、‘AT THE GOLDEN CIRCLE / O・COLEMAN’。ざっくり言えば、ジャズ喫茶に行く度に、いつも流れていた思い出が強い。そう言う時代にJAZZを聴き始めた。随分、前に一関のベイシーを訪れた時にも流れ、驚いたぐらいです。その、コールマンに一番、インスパイヤーされたジャズマンと言えば、同じasのマクリーンを置いて他にはいない。共演までするほどですから。

前作”LET FREEDOM RING”で見せた新生マクリーンを更に推し進めた作品。カヴァ写真に映るマクリーンの険しい表情が、これから始まる新しい航海への並々ならぬ決意を物語っているようです。その決意のほどは、‘LET FREEDOM RING’と本アルバムとの間に、かって、「幻の名盤」と謳われ、後年になって発表されたドーハムが参加した「4116」の他に、S・クラークが入ったカルテット盤”TIPPIN’ THE SCALES”をボツにしている点でも窺い知れます。裏を返せば、‘LET FREEDOM RING’から本作への道程は、必ずしも平坦な一本道ではなかったワケです。

そうした試行錯誤にケリを付けたのが、マクリーンがボストンで見つけた録音当時、僅か17歳の天才ドラマー、ANTHONY WILLIAMSの存在。その辺りの経緯は、マクリーン自身が書いたライナーノーツに載っている。

この作品の特異性は、楽器の編成。通常であれば、tbではなくtp、vibの代わりにpとなる。つまり、マクリーンはモード、或いは、フリーといった演奏手法上のアプローチの他に、グループ全体のサウンドの変化をも狙っている。そして、出て来たサウンドは、青白くクールに、しかも、以前よりもエモーショナルに燃え上がっている。

A面、B面、それぞれ1曲ずつ、マクリーン、モンカーが書き下ろしている。モンカーの二曲は‘FRANKENSTEIN’、‘GHOST TOWN’と、なにやらお化け屋敷を連想してしまい、本作へのイメージと重なり、とっつき難いかもしれませんが、御心配無用。

 

 

‘LET FREEDOM RING’ほどの衝撃度はありませんが、本作の充実度は高い。ただ、隙が無いか?と言えば、そうでもない。けれども、ウィリアムスのドラミングが全て埋め尽くしている。TOPのマクリーンのオリジナル‘SATURDAY AND SUNDAY’ではbのカーンと刻む細かなビートはそれまでのドラマーとは違うリズム感を生み出しているし、‘FRANKENSTEIN’では3/4拍子とは思えぬテンションが漲っている。

ここが、単なるスタジオ・セッションではなく、マクリーンが新たに結成したレギュラー・バンドの強みだろう。

 

マクリーンはライナー・ノーツの最後で、同じバンドで直ぐにでも次作を録音したい、とコメントしている。結局は実現しなかった(ウィリアムスがマイルス・グループへ移籍)が、マクリーンの心情は、正に‘ONE STEP BEYOND’、万年青年マクリーンの新たなる本当の挑戦が始まった。

"Bluespirits20100630”


車選び 、初めは悩ましく着地はあっさりと・・・・・

2024-03-09 | 

Dodge Avengerを乗り続けていつの間にか16年が経った。そろそろ乗り換えようと思いつつ、その必要性をあまり感じなく、ずるずると。でも、老体には違いなく、年明けから、ディーラーをいくつか廻り始めた。今後の生活スタイルを考えると、カミさんが言う「小型化」が必須条件ですが、内心は「それじゃ、つまらない」と。カミさんに押し切られ、あるディラーの小型モデルにほぼ決まりかけた所、何気なくエクステリアを見ていると、ちょっと問題点を発見し(シメシメ)、振出しに戻った。

時々、「マセラティ」のディーラーの前を通る。車を乗り始めてからこの三本矢が憧れで、全く手が届かなかった(涙)。宝くじが当たったら、真っ先に「マセラティ」、いい響きです。

 

少し前にゴルフ仲間と半年ぶりに飲み会を、うち、二人が車を買い換えており、色々、参考になる話(小型化)が聞けた。

そこで、初め候補に全く挙げていなかった別のディーラーに行った所、街中でよく見かける現行モデルの別ヴァージョンが間もなくデビューする話から、とんとん拍子で進み、二度目で、あっさりと決めてしまった。勿論、現車はなく頼りはカタログだけです。その別ヴァージョン・モデルは、今、船に載っているそうで、今月の納車は間の合うのかな?それにしても、物事の結末は、時として想定外に落ち着くものですね。


一足お先に満開 ・・・・・川沿いの遊歩道

2024-03-07 | 日記・エッセイ・コラム

 

雨上がりの朝、久し振りに川沿いの遊歩道を通ると、あれまぁ、ほぼ満開じゃないですか。これは河津桜と同じ種かな? 早咲きでソメイヨシノより色が幾分、濃いですね。

 

居ました、アマチュアのマニアですね。ずっしりしたカメラが違います。少し先へ行くと、まだ、つぼみも出ていない桜並木が続いていた。同じ桜でも種が異なるのでしょう。この遊歩道は二度楽しめます。


W・SHAWのアシストぶりが聴き物 ・・・・・ INTRODUCING / KENNY GARRETT

2024-03-02 | Portrait of Woody Shaw

 

「初リーダー作に勝るものなし」という諺がある。これは、その言葉通りの意味ではなく、その作者の基本的スタイルの根源が一番明確に表現されている、という意味と、解釈している。
この作品は、正にその典型で85年、ブルーノートから「OTB」として、ジャズシーンに踊り出たギャレットを、クリス・クロス(オランダ)は彼の才能をいち早く認め、既に初リーダー作を録音していたのである。
86年の第一回‘Mt' Fuji Jazz Festival’に姿を見せたギャレットは、あるジャム・セッションで情熱的ソロを聴かせ、観衆を総立ちにさせた(僕もその場にいました)。そのギャレットがこのレコードに等身大で収められている。

ギャレットはサックス奏者よりもトランペット奏者から大きく影響を受けたそうで、中でもHubbardを敬愛している。ハバードはデビュー当時、サックス奏者から影響を受けたフレッシュなプレイが評判になったが、ギャレットはその逆ですね。本作はハバードの代役とも言える弟分、Shawのtpが素晴らしい。Garrettをアシストしながらベスト・プレイを聴かせてくれる。全トラック、ゆるみが微塵もないハイレベルに驚かされる。もっとも、当時のショーのグループにギャレットが参加した形なので、バックアップも完璧です。8曲中、ギャレットのオリジナルが5曲を占め、彼のリーダー作を明確に打ち出している。ギャレットのオリジナル、B-2の”Until Tomorrow”でのショーのソロは目立たないが実に味わい深い。

なお、録音は1984年12月28日、イングルウッドのヴァン・ゲルダー・スタジオで行われている。戻ってきたC41(プリ・アンプ)で聴くと元々、あのゲルダー・サウンドとは異なっているけれど、伸びやかな音になっている。

カヴァはちょっとダサイけれど、中身は、超一級品です。