jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

名古屋・JRゲートタワー

2017-04-27 | 日記・エッセイ・コラム

17日にフル・オープンしたJRゲートタワーに行ってきました。

JRゲートタワーは、オフィス、商業施設、レストラン街、ホテルなどが入居する、46階建て、約220mの高層複合ビルです。上層の商業施設ではビッグカメラ、ユニクロの大型ショップが入っています。

正面のモニュメントの向う側のビルで、左がJRセントラルタワーズ、右はこちらも一足先に全面オープンしたJPタワー・名古屋(KITTEが入っている)ですね。それぞれ連絡通路で繋がり回遊性も良いです。

  

 

当り前ですが、大混雑してます。中でもタレントの梨花さんがプロデュースする2階の婦人服・雑貨店「メゾン ド リーファー」にはずっと長い行列ができていました。15Fには日本一高い所にあるスタバ、これも話題ですね。

ちょっとアングルを変え、右がほぼ一年前にオープンした大名古屋ビルヂングです。

 

 

目当ての一つは「酢重ダイニング」、昨年末、東京へ行った際、たまたま入った新丸の内ビルの店が気に入り、オープンを楽しみにしていました。

 

 

他の店は行列ばかりですが、ここは家族連れや学生さん達にはやや向いていないので比較的スムーズに。

 

 

やはり、お酒が飲みたくなる雰囲気なので、ビールと吟醸酒を。12Fから外を眺めながらの一杯は格別ですね。もう、一杯、と思ったらカミさんに窘められました。分かり難いですが名古屋城も見え、夜景も良さそうですね。

 

 

 レストラン街で、東海3県の地酒の販売・試飲会のイベントが開催されていました。

 

 

 ゴールデン期間中、交代で出店されるそうなので、また、来ようかな。

 

 

兎に角、凄い人波に圧倒されますね。つい釣られてビッグ・カメラでゴルフ・バッグを。

ゴールデン・ウィークの駅前はどうなるでしょう。


ダントツの名演 ‘Satin Doll’ ・・・・・ OSCAR PETERSON / THE WAY I REALLY PLAY

2017-04-21 | ジャズ・p

 

 

 

エリントン・ナンバーで最も知られ、人気がある曲と言えば、多分、「サテン・ドール」ではないでしょうか。

ピアノ・トリオで一番好きな演奏がO・ピーターソンの本盤。

テーマを微妙にフェイクしながら、タメを利かしに利かし、寄せては引き、引いては寄せる波の如く聴き手の関心を一瞬たりとも離さず、徐々にクライマックスに追い込み、余韻を残しながらエンディングに入るくストーリー、本当にニクイなぁ。

9分を越す長い演奏で、まるでオーケストラでも聴いているような錯覚に陥る。 お見事!

一人大きな拍手を送る人は、恐らくMPS社長ブルナーシュワーでしょう。

続く、‘Love Is Here To Stay’もこれまた素晴らしい。メロディ・ラインが凄く美しい。

 

他では、ガーランドの‘AT THE PRELUDE'が有名ですが、少し前のスタジオ録音がこの’SATIN DOLL’。

長らく「お蔵入り」のままでしたが、後年、同じセッション未発表2曲と‘AT THE PULERUD'の未発表曲2曲と共にリリースされた。こちらも9分を越し、お馴染みのガーランド節が楽しめます。ただ、ちょっと間延び気味かな。

 

                        

 

こちらは晩年期パウエルの人気作、‘IN PARIS’

テーマ処理がややまとも過ぎかな?それより背後のセンスのないドラミングが煩わしく、パウエルの良さがかき消されている。どうしてこんなにドスン、ドタンと叩くのだろう。その上、リム・ショットまで放たれては。

本作では‘I Can't Get Started’が絶品ですね。

「言い出しかねて」は大きな誤訳と言われるが、パウエルの手に掛かると「大名訳」に。

盛りは過ぎたと言えども、その気品高さに「お手上げ」です。触れると壊れそうな儚さに言葉が詰り、自分だけと思うけれどパウエルの「凄み」を憶える。

 

  

 

話を戻すと、

「偉大なる大衆作家」と有難いような有り難くないような称号を受けたピーターソンだけれど、本作の「サテン・ドール」に、モダン・ピアノのだれ一人、足元にも・・・・・・・・・・・・・

パウエルとは真逆かもしれないが、ピーターソンの「凄み」も本物ですね。        


思わぬ好天に ・・・・・ 蓼科高原ゴルフ・ツアー

2017-04-19 | ゴルフ

17(月)~18(火)に掛けて、蓼科高原へ。

天気予報は芳しくなく、標高もありそこそこの風雨の覚悟をしていましたが、幸いにも夜間だけ雨が降り、二日ともラウンド中は想定外の好天に恵まれました。

二日目は初夏を思わせるほどの快晴。

一日目は鹿島南蓼科G・C。典型的な林間コースでフェア・ウェイが狭く感じ、ちょっと苦手なコース。

最近ドライバーが絶不調なのでティ・ショットは5Wを多用しましたが、全く効果なし、しかも早々、4番ショートでOBを出しトリプル。ここから一気に崩れ48・49の97。

このコースは割とフラットで距離もそれほど無く、一人はハーフ38を出している。自分は相性が良くないですね。

 

二日目は蓼科高原C・C。

距離も、アップ・ダウンもあり、なかなかタフですが、景色が良く好きなコース。

眼前に豪快な残雪の八ヶ岳連峰が、遠くには南アルプス・甲斐駒ケ岳の白く光る秀麗な山容が広がり、ロケーションは最高ですね。

画質が良くありませんが、実際はホント、素晴らしいです。

 

 

ここは、兎に角、前に前に打って行かないとグリーンは遠い。

腹を括ってドライバーを。どこがどう変わったのか分からないが、今までの不調がウソのように急に当たり出し、久し振りに44・46の90。

これを契機に不調から脱出できるといいのですが・・・・・・・・・・・

 

 

鹿島南蓼科G・Cと蓼科高原C・C、全く正反対のコースですね。 


一期一会 ・・・・・・・ PAUL DESMOND with MJQ

2017-04-14 | ジャズ・as

 

 

ジャズ・アルバムにしては日本風「侘び寂び」?カヴァのせいか、あまり表に出てこない一枚。

1971年12月25日、NYのタウンホールでクリスマス・コンサートとしてデスモンドとMJQが初めて共演した歴史的ライブものなのに。

この国内盤カヴァ、何処となく下の無地部分が不自然ですね。ハッキリ言って、誰のなんというレコードか大変、分かり辛いです。米国FINESSE原盤にはデスモンドとMJQメンバーの写真が入っている(ちょっとダサイけど)。

おそらく国内リリースする上でいろいろ事情があったのでしょう、日本語ライナー・ノーツも「MJQ・ウィズ・ポール・デスモンド」でカヴァと逆になっている。

 

それは兎も角、DBQ在団中のデスモンドとルイス(MJQ)は互いに共演を熱望しながら、ビジネス上の「縛り」から叶わず、デスモンドがDBQを辞し、フリーになってようやく実現したという。

ルイスが自費で録音し、しかも10年後にリリースされた貴重な音源です。

内容はオーディエンスの「リスペクト」の念に満ちた熱く誠実な反応が全てを物語っている。

‘You Go To My Head’は同曲の名ヴァージョンの一つに挙げられ、全員が共演の喜びをストーレートに表す‘East Of The Sun’、何と素晴らしい演奏なのでしょうか。デスモンドを語る上でこのヴィヴィッドなプレイは決して外せない。

1977年、デスモンドはこの世を去る。享年52、「稀代」のスタイリストだった。

「音」はやや薄く、残響音も多目ですが、このステージの価値を何ら損なうものではありません。

 

「最初で最後」、このいぶし銀が放つ光は歴代の名盤たちと比べ、些かも鈍いものではありません。


Splendour in the grass ・・・・・ 草原の輝き & GRAND ENCOUNTER / JOHN LEWIS

2017-04-03 | ジャズ・p

What though the radiance which was once so bright

Be now for ever taken from my sight,

   Though nothing can bring back the hour

Of splendour in the grass, of glory in the flower;

We will grieve not, rather find

Strength in what remains behind;

 

 

高校時代、文化祭で一本の洋画が上映された。

 

ナタリー・ウッドとウォーレン・ベイティ(ビューティ)主演の「草原の輝き」。

同じハイスクール時代を背景に、時にはリアリスティクに、時にはワーズワースの詩を織り交ぜながら、大人達に翻弄された二人の過酷とも思える青春、人生模様を描いたこの映画に脳天をぶち抜かれた。

それまで映画と言えば娯楽ものとばかり思っていたけれど、人に感動、感銘も与えるものだ、と初めて知った。

精神的に立ち直ったウッドが、土と汗にまみれるかっての恋人、ベイティに会いに行くラスト・シーンは映画史上、最高の一つでしょう。

 

全く関係はないけれど、このカヴァを見ると、いつも、‘Splendour in the grass’、そしてナタリーを思い出す。

ホント、綺麗でしたね。

 

GRAND ENCOUNTER  2°EAST-3°WEST (WORLD PACIFIC PJ 1217)

 

長年、この盤はオリジナルと思い込んでいましたが、ある時、ネットでこのカヴァが少し違う事に気が付いた。オリジナルはPERCY HEATHの下にPACIFIC JAZZ 1217が刷られている。

一時、WORLD FACIFICに変更していた時に再発されたものです。No.は同じですがラベルにはTWO DEGREES ・・・・・・・・・・・・、バック・カヴァも2°EAST - 3°WESTと。オリジナルはどうなんでしょう?

「大いなる邂逅」と訳されていますが、内容とカヴァ、タイトル、全然、マッチしていないなぁ(笑)。でもいい作品です。

「音」がいい、というより好きな「音」。ややエコーを掛け円やかで芯があり、「古き佳き時代」を彷彿させます。

TOP曲でルイスのpの後、パーキンスのtsがすっと入る辺り、ゾクゾクっとします。畢生の名ソロですね。

‘Love Me or Leave Me’、なるほど。またラスト・シーンを思い出してしまう。

 

 

かって眩しいほど煌めいた栄光も

今や目の前から永遠に消え去り

光り輝く草原、華麗に咲く花、もうあの頃は戻ってこないけれど 

嘆き悲しむより、見い出そう

残されたものに「力強さ」を

 

もうセンスがないなぁ(涙)。