jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

新しい領域にもトライ ・・・・・ THE LOVE CONNECTION / FREDDIE HUBBARD

2021-03-29 | Legacy of Freddie Hubbard

 

ハバードのColumbia時代の作品の世評は総じて芳しくない。まるでフュージョンの親玉のような濡れ衣を着せられかのようだ。ショーター、ハンコックも、また、ナベサダ、ヒノテルだってばんばんフュージョンを演っていたのに・・・、人気投票であのマイルスを破るというタブーを犯したからなのか?(笑)。出る杭は・・・・・・・

ダブル・スタンダードどころではなくミュージシャン毎のマルチ・スタンダードが横行したのが70年代後半以降のわが国のジャズ・ジャーナリズムの世界。

今更、どうでも良い話ですが・・・・・・・。

今回、ピックアップしたアルバムは、カヴァのイージーさで損しているが、C・オガーマンの指揮するオーケストラとアレンジ、キーボードにC・コリア、そして一流のミュージシャン達を配したメジャー・レーベルならではの作品。

愛妻 Brigitte(モデル、ダンサー)と睦まじく収まっているバック・カヴァは、20年前、インディアナポリスのチンピラが、才器と努力によりジャズ界のスーパー・スターに「成り上った」事実を映している。

 

 

キャッチーなTOPのタイトル曲から始まり、愛妻に捧げた”Brigitte”、オガーマンの”This Dream”、B面に移り名作”Little Sunflower”、J・ヘンダーソン(ts)の隠れ名演(BASRA/P・LA ROCA)で知られる渋い”Lazy Afternoon”まで、オガーマン得意のクラッシック調のアレンジを含め、レベルの高い演奏が展開されている。クラッシック畑のミュージシャン達からも称賛・認知されるテクニックを8分の力で吹いている所が実に好ましく、例えば”Little Sunflower”はB・ジョエルの「ニューヨーク 52番街」で評判になった「ザンジバル」の名ソロを彷彿させます。A・ジャロウのボーカルは賛否両論ですが、ハバードのtpはクールでカッコ良いですね。

ジャズで無ければ、ポップスでもない新しい領域にもトライした作品。ハバードのキャリアを辿れば極自然な流れで、クオリティも高い。さすが、コリアもいい仕事をしていますよ。

 

こちらは、昔、SJ誌が本誌の中に組込んだディコグラフィーで、一枚ずつ切り取りファイルしたもの。カヴァが載っており重宝している。1987年まで、リーダー作を主に120枚が掲載されている。

 

 

 

92~3年頃からトランペッターとして致命的な唇の腫瘍により思うような演奏が出来なくなり、2008年12月29日、心臓発作により逝去、享年70。

マイルスが最高なら、最強はハバードと謳われた。


いきなり ・・・・・ 一週間の入院

2021-03-16 | 日記・エッセイ・コラム

 

のどの痛みが引かず、堪らず近くの耳鼻咽喉科クリニックに朝一番、駆け込むと「即刻入院」の診断が。

病名は「扁桃周囲炎」。

ズキーンとした痛みのため、食事、飲み物が喉を通らず、体力低下、脱水状態に陥り、炎症が広がると年配者には面倒な病気と説明を受けた。

「この時世、受け入れ先がタイトなので、・・・・・」と紹介されたのは、名古屋駅近くの病院の特別室。もっと近い方がいいけれど、仕方ありませんね。

「必ず、午前中に」と厳命(笑)され、慌てて準備して、急行。少し遅れたが唾液検査と肺のCT撮影をクリアして入院。

入院なんて大人になって初めて、しかも点滴(抗生剤)も初めてです。

 

病室のある10Fラウンジからの景色はGooですね。ただ、現在、フロア自体がセミ隔離状態で、もう家族と雖も面会は出来なくなり、あまり気持ちの良いものではありませんね(笑)

 

 

3日目辺りから痛みが和らぎ始めましたが、まだ、五分粥が主で味も素っ気ないものばかりです。これは四日目の昼食ですね。

 

 

室内灯が写り込みましたが(左上)、日没直前の眺めはなかなか良く、本来ならば、ウィスキーでも傾け、JAZZを聴きたい気分です。

 

 

今朝、退院しました。

途中、立ち寄った駅前のミッドランドのカフェで食べたケーキが、ホント美味しかった。

 

生保の入院特約で少し補填できるけど、「差額分」は結構、痛いです(笑)。