活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

『千々石ミゲル』Ⅰ

2007-12-02 12:44:57 | 活版印刷のふるさと紀行
こんにちは。今回はいささか照れますが、マイ・パブリシィティ。
実は、ここ、しばらくブログから遠ざかってシコシコやっておりましたワークがようやく陽の目を見ましたので、みなさんに報告とおねがいです。

今週なかばに、私の新刊が店頭に出ます。
『千々石ミゲル』朝文社\2310

もちろん、天正遣欧使節の一人の、あの千々石ミゲルが主人公です。
日本に金属活字を使う「活版印刷」をもたらしたコンスタンチノ・ドラードはミゲルたち使節の従者でした。

私は、『活版印刷人ドラードの生涯』(印刷学会出版部)の執筆中から、ずっと彼のことが気になって仕方がありませんでした。
とくに、3年ほど前、長崎・伊木力で千々石ミゲルの墓?が発見されてからは、ますますミゲルの後半生を考えるようになりました。

八年半の使節の旅から帰って、四人の中でただひとりキリストに背を向けたとされているのは、はたして真実だろうか。それが新著のテーマです。
読んでいただいて、ご感想を聞かせていただきたいのです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする