活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

神田川大曲塾の大洗紀行

2008-07-05 18:19:31 | 活版印刷のふるさと紀行
 磯で名所は大洗さまよ
       松が見えますほのぼのと

 ご存知、本場磯節(いそぶし)です。この磯節のつぎの歌詞が
 
「水戸を離れて東へ三里
       浪の花散る大洗」ですが、神田川大曲塾の一行は水戸から大洗へ足を向けたのです。

 ご案内いただいたのは、元大洗町助役の大久保景明先生。
まず、訪ねたのが、大洗磯前神社、ここで、本殿参拝をし、玉串奉奠をしてから、宮司さんからご祭神やご由緒についてうかがいました。
 驚いたことがふたつ、ひとつはこの神社、めずらしいことに創建年がわかっているのです。856年(斉衡三年)創建で、今年で1152年目を迎えているという話、
 もうひとつが、東京の神田明神に分霊をした神社としては大先輩格だという話。

ですが、私がもっと驚いたのは、磯前神社の鳥居越しに望む太平洋の大パノラマでした。 岩を噛む波濤、そして地球は丸いを実感させずにはおかない水平線の眺望でした。

 その絶景を丸がかえにした小林楼でいただいた魚の味も絶品でした。
西条八十がしるしたという「磯節発祥の碑」の前で松風と碑から流れる磯節のテープに耳を澄ませたひとときも一興でした。

 さて、見て、食べてだけでは大曲塾の研究会になりません。
幕末と明治の記念館で往時の印刷を見るのも予定に組んでおりました。
コメント
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