活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

うれしかった年賀状

2010-01-15 11:50:20 | 活版印刷のふるさと紀行
 これは厳密にいうと年賀状ではなくて寒中見舞状でした。
今は南島原市になってしまった島原、加津佐町の松藤幸利さんのお便りに
うれしいことが書かれておりましたので紹介します。
 
 もう5年前になりますが、神田川大曲塾で「印刷のふるさと」をたずねたとき
当時加津佐町の教育委員会におられた松藤さんがドラードたちが日本ではじめて
活版印刷機を設置した天辺の丘をにご案内くださいました。
 個人的には私が『活版印刷紀行』を出版する時からのお知り合いですから
10年前からのおつきあいですが、もともと日本で活版印刷が最初に行われた
土地としては、加津佐以外にもいくつか「ここではなかったか」という説もあり
ました。松藤さんは当時から天辺を強く主張されておりました。

 「印刷の地も認知されるようになってきました。南島原市のホームページを
ごらんください」
 文面は控え目ですが長年の松藤さんのご苦労が報われた喜びが私にもそのまま
伝わってきてうれしく思いました。同じところに松藤さんたちが加津佐観光
ガイドの会「さんとすの会」を立ち上げられたともありました。
恐らく天辺の丘をひろくご紹介いただけるに違いありませんから日本の印刷文化
の聖地がこれからを多くの方に知ってもらえることになりそうです。
 写真左端が松藤さん、右手前が神田川大曲塾塾長の樺山紘一先生です。


コメント
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