活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

大道芸から『天正遣欧使節対話録』のこと1

2010-01-31 14:31:24 | 活版印刷のふるさと紀行
ながいこと天正遣欧使節と彼らが日本にもたらした日本最初の活版印刷と
つきあってきましたが、深みにはまればはまるほど、解明出来ないこと
だらけでもどかしい思いをしております。

 いきなり話が飛びますが、お休みでお台場散歩としゃれこみました。
大きなアウトレットが出来たと聞いて新しさみたさの好奇心もありました。

 東京テレポートの駅前広場で大道芸人が火を使った演目を披露していまし
て、取り囲んだ観衆が「おーっ、おーっ」と喚声ををあげ、拍手で広場が
揺れていました。

 そこで思い出したのが、以前のインド取材で見た同じような大道芸と
それを取り囲む群衆でした。もっとも、もっと猥雑で、もっとにぎにぎしく、
もっとミステリアスで思わずひきこまれましたが。

 天正少年使節の調査で大いに参考になったのが彼らが帰国途中にマカオで
本にした『遣欧使節対話録』でしたが、この本の中には「印刷」のことはも
ちろんですが恐らく彼らも目にしたであろうこういった大道芸のような大衆に
根をおろした光景に目を見張ったような記述もありません。

 そこで、『遣欧使節対話録』について、ちょっと寄り道したくなりました。




コメント (3)
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