活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

もっと小・中学生に知ってほしい「印刷の歩み」

2012-11-15 12:27:14 | 活版印刷のふるさと紀行

 前回、「百万塔陀羅尼」の中でモリサワコレクションについて触れました。モリサワについてはインターネットで検索していただくことにして、以前は写植機メーカーだった同社が、いまや文字の電子化で情報デジタル化での先端を走っている企業と申し上げておきます。

 東京には印刷博物館をはじめミズノプリンテイングのコレクションなど、印刷の歴史や技術の進歩を展示を通じて辿ることができるミュージアムが知られており、小中学生の学習にも利用されております。ところが関西圏には比較的にそういう施設が少ないようです。

 「ウチのコレクションが意外に洋の東西の「印刷」の歩みがよくわかるといっていただいて」会長の森澤嘉昭さんによると児童・生徒の見学が多いそうです。モリサワコレクションのコーナーの中に日本と海外にわけて印刷の歴史が手短にわかる展示があります。おそらく蒐集にかなりの費用を要したでしょうが、会長の文字表現に関する情熱のあらわれと敬服した次第です。

 ちなみにモリサワコレクションは大阪の市営地下鉄御堂筋線「大国町」から徒歩数分の便利なところにあります。写真は東西の印刷の歩みの展示コーナーです。

 

 

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