らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

クリーヴランド四重奏団/コンプリート・RCA・アルバム・コレクション(23CD)

2024年03月22日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 ジュージ・セルが私のクラシック音楽に傾倒し始めた時の導入指揮者でした。ジュージ・セルがよく指揮したのはクリーヴランド菅で、その頃からクリーヴランドという土地はどんなところかしらと、憧れに思ったものでした。

 弦楽四重奏というジャンルにハマり始めた時に、クリーヴランド四重奏団という団体があるのを知り、図書館などで聴きまくりましたが、LP・ CDを手に入れる事ができるくらい稼ぐようになりたいと思っているうちに、クリーヴランド四重奏団の解散に伴い、市場から彼らの音源を手に入れにくくなっていました。

 このほどRCAに録音した音源が全集となって発売。

 現在、楽譜の整備が進み、奏者の技術が上がり、針の穴を通すような演奏と、古楽系の団体からの影響などで、20世紀半ばから後半の演奏は時代遅れのような扱いを受ける事があります。

 しかし、私が憧れた音楽はまさにその時代のもので、受けた教育もど真ん中ですので、聴いていて結局気持ちいいなぁと思う音楽は、その時代の音楽なのです。

 今回、クリーヴランド四重奏団の演奏を聴いて、再確認出来ました。

 こういう音楽好きです。

 あと何十年も演奏家を続けることが出来るような年齢ではないのは分かりきった事実です。

 余生には、こういう音楽だけ聴いて、幸せなリスナーになろうと思っています。


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ライオネル・ターティスに捧ぐ~ヴィオラ作品集 ティモシー・リダウト(Va)、フランク・デュプレ(Pf)、ジェイムス・ベイリウ(Pf)

2024年03月11日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 東北大震災の日なんだけど、本日は違う話。

 20世紀前半を代表するヴィオラ奏者・ライオネル・ターティス(1876-1975)による作品や編曲物、ゆかりのある人の作品・編曲物そして、ヴィオラを演奏しているティモシー・リダウトによる編曲物を集めた2枚組のCDが出ました。

 私が子供の頃までは小品を演奏する演奏家が一流のイメージがあって、曲集のようなレコードがたくさん出ていました。最近は協奏曲やソナタなど原曲主義・原典主義のような傾向になっていて、その数は減ってきているように思えます。

 久しぶりに、心地よいロマンティックな聴いていて疲れない、何度も聴くことが出来るアルバムに出会えました。

 ティモシー・リダウトは1995年生まれ出そうで、ターティスの活躍した時期より100年後の世代ともいえ、才能高い、センスがある演奏を繰り広げてくれています。

 ヴィオラのロマンにどっぷりハマりたい人におすすめ!!


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弦楽四重奏曲全集、弦楽五重奏曲 ヴェルディ四重奏団、マーティン・ロヴェット(8CD)

2024年02月17日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 山形弦楽四重奏団は、次回第91回定期演奏会で、F.シューベルトの弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 D.32を演奏する予定になっています。

 第89回でも第1番 ト短調 D.18を演奏していて、F.シューベルトの初期弦楽四重奏曲を演奏する事が続きました。

 F.シューベルトなら第12番「四重奏断章」、第13番「ロザムンデ」、第14番「死と乙女」、第15番は、名曲として知られていますが、家庭内で演奏する目的で作曲されたとされている第11番より以前の作品は、あまり演奏会で取り上げられません。

 私は、昔からF.シューベルトの作品が好きで、先にあげた名曲はもちろん、交響曲、ピアノ曲、歌曲、室内楽曲をよく聴いてきました。

 仕事であるオーケストラの作品は色々やってきましたが、室内楽曲に関しては、楽譜を見ても理解する事が困難で避けてきた傾向にあります。24年目の山形Qは、全15曲ある弦楽四重奏曲のうち、今までに7曲演奏しています。

 しかし、年齢もマシマシで後が無いし、そろそろ取り掛からないと墓場に行くとき後悔する気もしていたので、少しずつ取り上げる事にしました。

 弦楽四重奏曲に関しては、昔からあるメロスQやウィーンQの全集ものをよく聴いていましたが、初期の作品についてはよく分からないのが正直なところでした。

 少し前にヴェルディQの弦楽四重奏曲全集が出てきて、(それまで色んな方々の演奏にも触れる機会がございました)なんだか自分にとってしっくりくるような気がしました。

 特に初期作品において、何回聴いても飽きない演奏には初めて出会えた気がします。

 
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鹿の一族 鹿の一族

2024年01月08日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 以前は、お仕事から離れたい時は(気分転換)、仕事で演奏しないような現代音楽を聴く事が多かったのですが、最近は別のジャンルの音楽を聴くく事が多くなりました。

 Jazzなどアコースティックなものも聴くのですが、Rockなどわざと気分を変えるのに利用しています。

 高校〜大学生まではハードロックやパンクをよく聴いていたのに、クラシックの道に来てからはほとんど聴かなくなっていました。

 松崎ナオさんが参加している2016年結成の鹿の一族(バンド名)。

 2018年に出した1stアルバム「鹿の一族」。

 バンド名をそのままアルバム名にした力の入ったアルバムで聴き応えあります。

 ドライヴしながらガンガンなる音楽は、若い頃をふと思い出させてくれます。


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松崎ナオ 賞

2023年12月23日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 2013年発売のアルバム。デビュー16年目を迎え、4年ぶりにリリースされたものだそうだ。

 デビューの頃からのファンをしていたわけではないのだけど、少しずつ残してくれたアルバムを買い漁り、車の中などで聴き倒しています。

 中には廃盤になっているアルバムもあって、全部を収集する事は叶わないみたいだけど、所有しているアルバムは何度聴いても飽きてこないのが不思議な魅力。

 彼女のアルバムを記事にするのは3枚目。

 作詞も作曲もとても魅力的な彼女の今後の活動にも注目したいです。


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松崎ナオ 虹盤

2023年12月22日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 2001年4月のアルバム。もう20年以上前の発売CDなのに吃驚。

 松崎ナオさんのメジャーレーベル時代のものですが、その後のインディーズ時代のものと芯の部分ではぶれていない・・・。

 心の内を表現する歌詞、何度も聴き込むことができるサウンド全てが素晴らしい。

 残念ながら廃盤。

 中古市場で手に入れるしかない。


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松崎ナオ 気持ちバタフライ

2023年12月16日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 音楽大学を目指す頃から、クラシック音楽以外を聴かなくなっていましたが、ここ数年いろんなジャンルの音楽をきいて楽しむようになりました。

 疲れた時、くしゃくしゃした気持ちの時に、いつも励ましてくれたのは、松崎ナオさんの音楽。因みにこのアルバムは、デビュー10周年を飾るオリジナルフルアルバムです。

 フォーク、ハードロック、歌謡曲色々な雰囲気の音楽を聴かせてくれるシンガーソングライターさんです。

 昔、戸川純さんにハマって、渋谷公会堂に行ったのを思い出させてくれるライブハウス感のあるサウンドが好きです。

 誤解のないように言うと松崎ナオさんの音楽は戸川純さんの音楽とは違うのですが、なぁんとなくブルーハーツやじゃがたらなど当時のライブハウスの空気感を思い出してしまいます。

 いいわぁ・・・・


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San Sebastian: Deluxe Edition [CD+DVD]<限定盤>

2023年04月06日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 もう何十年もクラシック音楽に携わってきて、演奏するのも聴くのもクラシック音楽ばかりの生活をしてきました。

 数年前から、たまにクラシック音楽以外を10代〜20代の頃のように聴くようになっていたのですが、この1年くらいすっかりJazzを聴くようになってきています。

 かと言って、全てのJazz音楽を聴いているのではなく、もっぱらピアノ音楽ですが、中でもRon Carter氏(Bass)が参加しているTrioをよく聴いています。

 パーカッションの入らないピアノ・ギター・ベースのTrioの音楽にとても癒やされるのです。

 まずサウンドが耳に優しいし、スタンダードなので、音楽の和音進行に安心感があります。

 夜、彼らの音楽を流しながらバーボンなぞ飲んでいる時間が至福の時間になっています。

 部屋の空気が一瞬にして、品の良いBARになったようで、一日の疲れが癒やされてゆきます。

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ラスト・アルバム~バッハ/モーツァルト: 前奏曲とフーガ集、ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第9番(弦楽四重奏版)、他

2023年03月30日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 年度末の山形響は、オケの日そして本日のストリング公演でバッハづいていました。

 私が学生〜フリーになる30年前位には、まだオーケストラでバッハの音楽を演奏する機会というのが割と残っていました。プロオケの演目でブランデンブルグ協奏曲や管弦楽組曲、ヴァイオリン協奏曲、チェンバロ協奏曲をピアノで演奏したり、マタイ受難曲やロ短調ミサなど・・・・。

 最今の原典主義やオリジナル偏重のせいで、ピリオド団体のピッチを下げた演奏以外は、現代オーケストラでは演奏されにくくなっています。ストコフスキーの有名な編曲物など大オーケストラで演奏される事は、色もの扱いにされ、将来プロになったら演奏いっぱいできるのだなと思っていた私の希望は夢と消えようとしています。

 バッハの音楽はJazzやハードロックにも編曲され演奏されても魅力は薄れません(どんな演奏でもバッハはバッハ)。また以前のような許容範囲の広い活動になってゆかないかしら?ヴィヴァルディやヘンデルなども同様。

 さて、オケで出来ないなら弦楽四重奏で編曲物を追い求めても良いかもしれません。

 ラサール四重奏団のラストレコーディングには、そんな編曲物が多く収録されています。

 モーツァルトが編曲したバッハやベートーヴェン自らがピアノソナタを弦楽四重奏にしたものなど。

 演奏の素晴らしさと共に、編曲の妙技を楽しむのも良い趣味かも。

 残念ながらこのCDはタワーレコード限定盤で、タワーレコードだけで手に入れる事ができます。

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エクリプス~ドヴォルザーク:Vn協奏曲、ヒナステラ:Vn協奏曲、サラサーテ ヒラリー・ハーン、オロスコ=エストラーダ&hr交響楽団

2022年10月18日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 今週末、山形響定期でA.ドヴォルジャークのピアノ協奏曲を演奏します。

 A.ドヴォルジャークの協奏曲といえば、まず浮かぶのがチェロ協奏曲。いつでもどこでも世界中で頻繁に演奏されます。

 他の楽器の協奏曲は、演奏頻度が極端に少ないのが現状です。ソリストがレパートリーに入れないのか?オーケストラ側が演奏したがらない(集客も含めて)のか?本当の事はわかりませんが、今回の阪田氏のように意欲的にピアノ協奏曲を演奏しようとするのは、素晴らしい事です。

 さて、ヴァイオリンの話。ヴァイオリン協奏曲といえば、P.I.チャイコフスキー、L.v.ベートーヴェン、J.ブラームスが3大と言われますが、それにJ.シベリウス、M.ブルッフ、W.A.モーツァルト辺りでほぼ演奏される協奏曲の2/3くらいはしめるのではないかと(当社比)。スペイン交響曲という名のE.ラロのVn協奏曲もたまに演奏するか・・・・・。

 他のレパートリーを拡げたいにも、演奏したい曲をオーケストラ側に納得してもらえるくらいのソリストでなければ、なかなか出来る事ではございません。

 例えばハイフェッツのE,W.コルンゴルドなど。名演奏家が後世のソリスト達の演目に入るようにレパートリーとして残してくれました。昨今では、少しずつ演奏されるようになってきています。

 H.ハーンは、一貫して有名な曲とそうではない曲をカップリングしてCDを出し続けています。

 最新版は、A.ドヴォルジャークのVn協奏曲とA.ヒナステラの協奏曲他となっています。

 H.ハーンのCDによって、世界中でA.ドヴォルジャークのVn協奏曲がもっと認められる日が来るかもしれません(大袈裟ではなく!!)。

 心から彼女の演奏スタイルに敬意を表します。


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シューベルト:SQ Nr.14『死と乙女』、メンデルスゾーン:SQ Nr.6 ヴィジョン弦楽四重奏団

2022年10月08日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 あぁ〜また買ってしまった・・・・・・・。

 CD棚からもれて、大量に積み上がったCD・・・・・・。

 そんなに長生きしないし・・・・残された命云々・・・・・・。

 それなのに何十枚も所有している名曲中の名曲の「死と乙女」なんて・・・・。

 カップリングがメンデルスゾーンの第6番〜これも何十枚も所有しているし・・・・。

 夜中に朦朧とした頭で、ポチッと購入してしまったCDなのだ。

 来たので、早速CDプレイヤーで聴く。

 我が人生憎いなし。

 何十枚も聴いた「死と乙女」の中でもかなり上位!!

 勿論メンデルスゾーンも。

 こういう事があるから新しいCDを買い続けてしまうのだろうな・・・・。

 もはや病的。


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Golden Striker Trio

2022年09月30日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 若い頃からJazzは、喫茶店やバーに流れているのを聴いて、心に刺さるものがあればLPを探したりしていました。

 しかし、クラシックやハード・パンクロックを中心に聴いていたので、自分の中では聞きたい一番の音楽というわけでもなく・・・・。

 バーボンのお供というイメージがありました。

 老齢にさしかかり、最近はJazz Musicを選択することも以前より多くなりました。Jazzを詳しくないのに、自分なりに好きなジャンルもはっきりしてきました。ビックバンドやフリージャズのようなものではなく、しっとり聴けるトリオを好むように。

 その中で、Golden Striker Trioは、ドラムがなく、ピアノ・ギター・ベースのトリオで、聴いていて安らぎをもたらしてくれる稀有なグループです。

 ベースのRon Carter氏!!は勿論のこと、私はピアノのDonald Vega氏の情熱を押し付けない、しっとりとした演奏に魅了されています。ギターのRussell Malone氏は名手で、メロディの歌い込み方、伴奏に回った時のカッテイング、なにより汗一つかかずにテクニックをサラリとやってのけるかっこよさ。他メンバーへの温かい眼差し全てかっこいいです。3人の余裕のアンサンブルに魅力を大変感じています。

 部屋でも車の中でも彼らの音楽をかければ、高級な空気が流れるのは、本当にすごいことです。

 この歳になって、また音楽の趣味が広がりました。


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ヴィラ=ロボス弦楽四重奏曲全集 ダニュビウスQ

2022年09月29日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 所有しているCDをなるべく時間をとって聴き倒したいと思っているのですが、なかなか時間が取れずにいます。

 最近は車の中や寝る前にかけて寝る事も。

 知っている曲をかけると、ひどく疲れている時は良いのですが、大体の場合・・・勝手に指やボウイングのことを考え始めて、頭が冴えてきてしまいます。

 音楽が流れていると寝られなくなるのです。

 ただ、演奏した事がない、あまり知らない、展開が読めない曲だとすぐに睡眠に入れることがわかってきました。

 現代曲でも良いのですが、どうせなら弦楽四重奏曲がいいと思って、このCDを購入しました。

 ラテンに新鮮なノリがとても気持ちいです。

 勿論、ただサンバをやっているだけではなくて、和音の展開や非和声音の扱い、面白いリズムなど17曲もあるそれぞれの曲が個性が違います。

 途中で寝落ちするので、全てちゃんと聴ける日が来るかわかりませんが・・・・・・。


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シュガー ゴールデンベスト

2022年08月20日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 若い頃に聴いていた音楽をたまに聴きたくなり、CD棚の中を探すも見つからなければ即購入。

 いささか懐古趣味のような気もするけど、「癖」だからしょうがないのです。

 今の若い人のようにダウンロードして聴く事は、習慣づいていないので、LPかCDで聴きたいのです。

 クラシック音楽以外は、カーステレオでのリスニングが多いので、快適ドライヴを実現しています。

 このコーラスグループ〜3人組の女性でしたが、当時ヒット曲以外も割と聴いていたのを再確認しました。

 もし、子供の頃からいろんな音楽に接していなかったら、(いろんな音楽を聴いてきて、今の自分が出来ているとしたら)どんな人になっていたか?

 クラシック音楽を若い頃はむしろ聴かなかったので、こんな仕上がりの人間になっています。

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『印象~ヴィオラのための作品集~ドビュッシー:チェロ・ソナタ(ヴィオラ版)、他』 サオ・スーレズ・ラリヴィエール、アニカ・トロイトラー

2022年08月12日 23時59分59秒 | お気に入りのCD

 昔から作曲家が指定した楽器ではない楽器で、作品を演奏する事は行われていました。

 作曲年代にバラツキがある(ロマン派の作品は少ないです)ヴィオラの楽曲の中で、バルトークのヴィオラ協奏曲をチェロで演奏したり、ブラームスやショスタコーヴィチのソナタをチェロで演奏したりされる機会をたまに見ました。

 そもそもヴィオラの作品は、ヴァイオリンやチェロに比べて少ないし、クラシックファンなら誰でも知っているような作曲家の作品も少ないと言えます。

 最近の若いヴィオラ奏者は、昔の奏者のようにオリジナルにこだわりを持ち続けるより、自分の気に入った他楽器の作品を編曲して演奏する人が増えているように思えます。

 本CDもそんなCD。

 収録曲

・C.レベッカ・クラーク:ヴィオラとピアノのためのソナタ(1919)
・P.ヒンデミット:ソナタ Op.11-4(1919)
・C.ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調(1915)~ヴィオラとピアノ版
・武満 徹:鳥が道に降りてきた(1994)
・G.エネスコ:演奏会用小品(1906)

 ヴィオラのオリジナル作品が並んでいる中で、C.ドビュッシーのチェロソナタをヴィオラで演奏しています。

 学生の頃、チェロ科の学生がこの曲を学んでいるのを見て、良い作品だなぁと思った記憶があります。C.ドビュッシーは大好きですから本当に心から羨ましくて・・・・・・。

 ヴィオラで演奏するのが一般的になるようだったら、是非演奏したいものです。

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