らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ゆくとしくるとし2010

2010年12月31日 23時51分34秒 | 雑記
 「らびおがゆく Vol.3」が開設されてから4回目の大晦日を迎える事が出来ました。今年も朝日町の亀次郎さんの年越しそばです。

 昨年の記事
ゆくとしくるとし2009

 2007年から「偽」・「変」・「新」と続いた世相を現す漢字が、2010年の今年は「暑」でしたね。確かに今年は暑かったです。個人的には、3月で山形北高の非常勤を辞して少しは余裕が出来るかなと思っていたのですが・・・・・。個人的に選べるとしたら「忙」か「旅」かもしれません。

 今年は、とにかく春先から旅が多くて、落ち着いた感じがする事がありませんでした。山形弦楽四重奏団も本腰を入れたくとも、中断を余儀なくされて練習が滞ったりして、色々苦労しました。しかし前に出るために頑張らないといけないですね。今年は、この忙しい中でも活動がとりあえず出来ていた事に他メンバーやお客様・クライアントのみなさまに感謝申し上げます。

 来年度の活動計画を一から練り直している最中です。4月以降~第39回定期演奏会のプログラムさえ決まっていません。第38回定期演奏会までにチラシは間に合わず(まぁ私の責任ですが・・・)、次回チケット販売のみ行えるか微妙なところです。

 まずは1/16(日)の第38回定期演奏会そして、2/27(日)に予定されている第3回庄内定期演奏会(仮称)に全力を出す事が目標です。

 年越しそばと一緒に食卓に上がったのは、宇都宮餃子の代表格「正嗣(まさし)」の餃子です。

     

 亀次郎の蕎麦と正嗣の餃子!!私にとって好きなもの5本指に入る黄金夕食でした!

 来年も更に精進する所存でございます。応援宜しく御願いいたします。


 
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左荒線

2010年12月30日 23時59分46秒 | 山形県
 まったくの戯言・夢物語として読んで欲しい。

 1922年4月に左沢線、1923年4月長井線(現在のフラワー長井線)が全線開通した。そして、荒砥駅と左沢駅を結び、木材・石材・養蚕などを運ぶ左荒線(さこうせん)の計画が1926年に県議会に意見書として提出された。そして、1940年(昭和15年)に完成と一時は決定されたのであった。

 その後、第二次世界大戦のために工事が中止されて、その後も何度も地元からの陳情がありながら(左荒線期成同盟会を中心に復活運動が展開された)ついに1996年に実現のために運動していた団体も解散してしまった。

 とここまでは、Web上で調べた歴史的背景。

 西村山郡から白鷹町に住んでいる人達にとって、この左荒線というのは夢になりうる話だと思う。

 山形県の真ん中あたりの山間地域に住む人にとって、今人口減少や少子高齢化が大きな問題になりつつある。歴史にもしはないが、もしこの左荒線が実現していたら、ここまで地域が疲弊しなかったと思う。山形駅から東京の山手線のようにその地域をぐるりと鉄道が走っているのだから、良いベッドタウンにもなりえたし・・・・・・・。

 雪深いこの地域にとって、高齢化が進んでも車の免許を返納出来ないのには大きな理由がある。交通の便があまりにも悪いのだ。

 今は技術も発達し、鉄道を走った汽車の車輪をたたんで普通の道路を走る事が出来る車両があるらしい。線路が敷けないのなら、フラワー長井線の荒砥駅から国道287号線沿いを走り、左沢線に乗り上げる交通網を作ってはどうだろうか???

 1日に(2本で良いから)山形から2周してくれないだろうか??

 そして、もしこの地域の事を見捨ててないのなら是非、いつか左荒線を実現してもらえないだろうか!!繋がっていない高速道路は利用に不便だが、繋がっていない鉄道もまた使い勝手が悪い。フラワー長井線が頑張っているのは県民ならみんな知っているが、未来に対してもう少し夢を持ちたい。

 1年に1回でも蒸気機関車が走れば、それこそ日本中から人が集まると思うし。

 大江町~朝日町~白鷹町と渓谷の横を機関車が走る姿を想像しただけで、心が躍るようだ。暴論を吐けば、たかが30Kmの距離を1年に3Kmずつ伸ばしてくれれば10年で完成出来るし。どこかのお金持ちが投資してくれないかな・・・・・・。地域が復興する外科手術になり得ると思う。

 **ちなみに季節限定・土日限定で、レトロバスが幻の左荒線の経路で運転している。
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大掃除

2010年12月29日 23時59分13秒 | 雑記
 年末年始休みに入り、クリスマスが終わった年末が私は一年で一番好きな時期です。

 何もかもから開放されて、の~~ぉんびり出来る数日間です。正月になると世の中がシ~ンとなり、そしてだんだんザワザワしてくるので、年末の方が休みとしては好きなのです。

 さて、今日は久しぶりに一日中楽器を練習しないで、TVを見たり掃除をしたりして過ごしました。

 大江町に引っ越して来て、何年も手つかずだった荷物の整理から始めました。階段下に放り込んでいたダンボール箱をそろそろ整理しようかと思いつき、少しずつ捨てる物と必要な物を分けてみました。

 特に悩んだのが、長年ためていた音楽月刊誌のたぐいです。約15年分位はあったでしょうか・・・・・・。

 興味がある記事がある雑誌だけを残して、すべて処分する事にしました。このままダンボールに保存しておいても結局は資料としても活用しないだろうと判断したからです。懐かしい記事もたくさんあり、ちょい読みしながらではなかなか作業が進みません。

     

 後半からは、思い切ってほとんど紐でくくってしまいました。

 何かを捨てなければ、結局は整理整頓が進まないので、しょうがない事です。

 あと2日間2010年がありますので、出来るだけ頑張りたいと思っています。
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家 Kafe充実。

2010年12月27日 23時53分08秒 | 雑記
 今日から我が家に新しいマシーンが来ました。

 家Kafeを充実させるべく来日した彼は、なかなかの優れものです。

 これで毎日美味しい珈琲が、いただけるというものです。

 Happy!!

 山形Qの練習が本日あり、これで私の今年の音楽生活は終わりです。年末年始はじっくりと楽器と向き合って調整したいと思っています。あとは、家の大掃除、整理整頓を少しずつすすめます。

 おつかれさまでした。
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千秋楽

2010年12月26日 23時58分07秒 | 山形交響楽団
 昨日告知した演奏会が終わり、本日で今年の山形響の業務はすべて終了しました。

 今年は振りかえると旅行ばかりの一年だったような気がします。いったいどこのオケなんだい?と思うほど旅行続きでしたので、最後の最後に地元密着型の白鷹町鮎貝地区のコンサートで締めくくれて、本当に良かったです。山形のオケだと一番実感出来る演奏会だと思いますので・・・・・。

 終わりよければすべて良し!!!


 ずーとこのコンサートが続くと良いですね。素晴らしいホールも出来た事だし。実行委員会の方々には心から感謝申し上げます。

 写真はカメラに興味がある本日の指揮者工藤俊幸氏です。お疲れさまでした。
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Mac OS X Snow Leopard

2010年12月25日 23時59分25秒 | 雑記
 本日、新しいMac OS X Snow Leopardが到着して、アップデ~ト出来ました。

 折しも昨日から東北地方は、大雪で・・・・・・・・・。

 OSは、とても使い心地が良さそうですが、今まで使用していたソフトの大半が駄目で、これから数日はそれらのソフトのアップデ~トに費やしそうです。年末になりお金もど~~んどんなくなります。質素な正月を迎えましょうかね。

 明日は、山形響の今年最後の演奏会です。
     

 日時:2010年12月26日(日) 開演15時(開場14時30分)
 会場:白鷹町文化交流センター AYu:M(あゆーむ)(白鷹町)

 プログラム:
・P.I.チャイコフスキー/弦楽セレナード ハ長調
・F.メンデルスゾーン/交響曲 第4番 イ長調 「イタリア」

   入場料:大人2,000円 高校生以下1,000円
   ※未就学児の入場はご遠慮ください

 主催:ハーモニーコンサート実行委員会 白鷹町教育委員会

 毎年この演奏会の時は、雪に見舞われますが実行委員会の方々の温かく、そして熱い想いで演奏会が継続されています。昨年から白鷹町鮎貝地区に出来たあゆ~むで演奏会が行うようになりました。この手作りの演奏会がとても雰囲気が良くて、我々団員も楽しんで演奏出来ます。明日は良い演奏なるように!そして年末年始休暇に入ります。

 
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冬将軍到来。

2010年12月24日 23時59分30秒 | 雑記
 某Barで花束を椅子の横に置いて、待ち合わせの彼女を待つなんて、気の利いた日では当然のごとくありえませんでした。

 今日は12/24。作曲家アルバンベルクの75回目の命日。そして、三船敏郎の13回忌。

 とうとう街に冬将軍が到来しました。一日中雪が降り、明日も一日中雪の予報ですね。雪かきシーズンの到来ですから、秋口までに1年かけて弛んだ体をしっかり引き締めましょうかね。早速明日の朝からは雪かき。健康診断まであと2ヶ月半。

 世の中浮かれている日のはずですが、ケ~キなんて気の利いた物はなく・・・・・・。

 今日誕生日の澤庵 宗彭にちなんで、夕食にはタクワンをバリバリしてましたとさ。
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天婦羅処 武平

2010年12月22日 23時59分30秒 | お気に入りのお店
 ちょうど寒河江市中郷から新最上橋を渡って、大江町に入って左手に見えるのが、天婦羅処武平 です。

 数年前までは、新最上橋が無くて、最上橋しかなかった頃はお店の場所が分かりにくかったのですが、新最上橋が出来て目立つようになりました。ここのお店では、大江町の隠れた名物パスタ風麺や鮎料理などを食べることが出来ます。料金もお手頃価格から高級料理並みの値段まで。

 しかし、まずこのお店に来たら天丼定食(600円)を食べて下さいな。
     

 季節ごとに野菜の天麩羅の内容が変わります。春は山菜率が高くなり、今の冬の時期だと根菜類ですかね。季節ごとの味を楽しめます。そして値段からは想像できないほどに美味しいですよ。

 いつまでも続いて欲しい大江町玄関先の名物店です。
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仙台へ

2010年12月21日 23時48分51秒 | クァルテット
 今日は、仙台の施設で演奏してきました。

 演目
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 K.155(134a)
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第10番 ハ長調 K.170
                      他

 今年最後の仙台の施設訪問演奏でした。これだけ、さくらんぼQの方でW.A.モーツァルトを演奏していると本家の山形Qでもモーツァルトを演奏したくなりますな。2ndVnではなくてVaで!

 モーツァルトの初期の弦楽四重奏曲(第1番~第13番)までの曲のうち第1番と第2番が結構難しく、他の弦楽四重奏曲よりむしろディヴェルティメント第1番~第3番(K.136~138)の方につくりが近くて、きっと父親のレオポルトの影響がかなりあったと想像できます。もしかしたら手伝っていた可能性も否定できません。今回やっと第2番にチャレンジ出来ましたので、他の初期の作品もどんどん演奏してゆきたいと思っています。

 今までさくらんぼQで演奏した初期の作品は、第2番・第3番・第4番・第6番・第10番の5曲です。(そのうち第2番・第10番は山形Qでもやっていません。)

 さくらんぼQはうちの奥さんがリーダーなのですが、彼女の営業能力が優れていて、山形Qより本番の回数が増えそうです・・・。汗。


 本番後、カイロプラクティクへ。かなり復調しました。
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後記

2010年12月20日 23時59分10秒 | 雑記
 いかんいかん2日間連続でブログを休むわけにはいかないぞぉ~。

 ネタが無くても何か書かなくちゃね。

 そういえば、さっき夜ご飯を食べていたら奥歯が欠けました。

 実はもう1年ほど前から歯医者に行かなくてはいけなかったのですが、とにかく今年は時間が無かったんです。歯医者に行け!!と神様が導いてくれているようです。今年中に行けるかどうか・・。微妙です。

 さて最近考えている事でも記しておきましょうかね。若い頃は何でも意地をはって周りと争うような事も好んできましたが、最近はいたって流されています。負けないように意地をはるより、負けちゃうのが当たり前で、置いていかれるのを無理して追いつこうとしないで、むしろ周回遅れして先頭で走っていた人に追いつかれてから一緒に走るくらいの気分で、いつもいます。

 完全に最近一段、年とりましたね。何でも面倒くさい気がして・・・・・。

 こんな事ではいけない!とも思うのですが・・・・・・・。

 ゆっくり周りを見ながら歩きたいですから。

 スロ~ライフ万歳。
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おつかれさま

2010年12月18日 23時45分10秒 | 山形交響楽団
 今年の山形響定期演奏会すべて終わりました。

 珍しいW.ウォルトンの交響曲第1番変ロ短調は、とても難しかったです。英国の作曲家は結構好きなのですが、ウォルトンという作曲家は聴いた感じよりスコアがガチッと構築されていて、一瞬でも気が抜けませんでした。

 昨日の酒田定期演奏会の行き帰りや3日間のリハーサルの行き帰り、そして帰宅してからもこのウォルトンのシンフォニーのCDを何回聴いたでしょう・・・・・。もう鼻歌で歌えそうなくらい頭にこびりついた5日間でした。今でも耳に残っています。

 普段の演奏会前は、ここまでCDを聴きません。今回の曲目が複雑で、いくつものトラップがあるようなパート譜なので、自分の中に曲を入れるために必要な行為でした。

 昨日の月山越えで雪山の壮大な風景を見た時に、流れてくるウォルトンの音楽と何故か急にリンクしたんです。それまでは自分の手元に音楽を引き寄せていたというか、もの凄く狭いところで音楽をやっていたのですが、急に視界が開けたというか・・・。イメージが湧いてきたのでした。

 たぶん二度と演奏しない曲のような気がしますが、山形の自然が自分のイメージの助けになった良い機会を送れて嬉しかったです。

 おつかれさまでした。

 あ~熱燗が飲みたいです。
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ゴホンッと云えば・・・。

2010年12月16日 23時51分28秒 | 音楽
 今年の漢字は「暑」に決まったそうですね。確かに今年は猛暑で、演奏活動も大変でした。つい最近まで暑い~と連呼していたのに、もう雪がちらつき始めています。山形の四季の移り変わりははっきりしていますね。大自然に囲まれて生活しているのですので、上手く各季節と付き合いたいものです。

 山形のこの季節、晩秋から初冬にかけて空気が急に乾燥してきます。

 毎年、この時期に喉を痛めて、最悪の場合一冬の間、咳が止まらなくなる事があります。演奏会の本番で咳を我慢するのはもの凄く苦しいことです。もちろん客席にいるお客様の中で、咳を我慢するというのも辛いでしょうが、のど飴などをなめているとだいぶ楽になりますよ。

 一回喉を痛めてしまうと、のど飴がはなせなくなります。演奏中に同僚が咳を我慢しているのが聞こえると集中力が落ちてしまったり、実は意外と迷惑なものです。なので、不幸にも痛めてしまった時は本番中など2~3個飴玉を口に放り込んでから舞台に上がる時もあります。なぜ1個じゃ駄目かというと、もし曲の間に飴玉が切れるとなめる前より咳き込んでしまうからです。だから曲が終わるまで、飴がもつようにと2~3個口に放り込むわけです。管楽器の人達はどうやって対処しているのでしょう??

 本番が続くと、今度は口の中が飴玉によって荒れてきます。しかし、咳を我慢するよりましですので、毎年なるべくノンシュガーで甘くない物を選択します。

 幸い今年はまだ喉を痛めていないので、今のうちから予防のために少しずつなめ始めました。ビタミンC入り飴玉で予防しています。
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レンタル譜

2010年12月15日 23時55分42秒 | 音楽
 オーケストラ業務などで使用する譜面は、通常オーケストラが購入してボロボロになるまで使います。著作権や版権などがまだ切れていない譜面はレンタルの譜面を使用します。

 山形響は、ここ数年プログラムが大きく拡大されて、毎回の定期演奏会で団創立以来初めて演奏する曲が何かしらプログラミングされている事が多くて譜面の購入費だけでも莫大な金額になります。そして、近代物の譜面はほぼレンタル譜でしか手に入れられないので、使用料を払って借りてきて使用します。

 このレンタル譜は善し悪しがあって、うちのオケの場合のように初めて演奏する曲は、以前その譜面を借りていた団体の痕跡(ボウイングやアーティキュレーションなど)の書き込みがあるのは、その曲を早く理解するのには役立つときがあります。

 もう一方、その曲を振る指揮者の解釈やコンサートマスター等のボウイングの好みが、書き込んである譜面の解釈と正反対の場合があります。その時は、逆に書き込みがもの凄い邪魔となってしまうことがあります。その時は、その痕跡を一生懸命消しゴムを使って消すのですが、シャープペンシルや固い鉛筆、最悪の場合ペンなどで書き込みをしているアホな輩の使用した譜面の後だととても使用出来たものではありません。是非レンタル譜は公共の物だという意識で2B以上の鉛筆でやさしく書き込みましょうぞ!!

 と言うことで、今回練習しているSir William Turner Waltonウォルトン(1902~ 1983)の交響曲第1番変ロ短調(1935)の譜面。

 うぅぅぅぅぅ~~~~~ん。大いに悩んでいます。毎日消しゴム片手にゴシゴシ・・・・。
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しな織

2010年12月13日 23時56分51秒 | 山形県
 実は、演奏旅行中に小銭入れを落としてしまいました。結構お金が入っていたけど戻ってきません。

 昨日鶴岡でなかなか良い品に巡り会いました。上の写真です。説明書きの文をそのまま載せます。

 羽越しな布~伝統工芸品
「しな布は、科(シナ)の木、オオバボダイジュなどの木の甘皮の繊維を糸にして織られた布です。 しな繊布の歴史は古く、平安時代(延喜五年)に編さんされた「延喜式」、また鎌倉時代初期に書かれた「宇治拾遺」にもその記録がみられます。 別名古代織とも云われ、現存する繊維の中でいちばん古い歴史をもったものと言えます。 そのしな繊布も現在では、山形県鶴岡市あつみ温泉の近く、関川とその周辺の村々(雷、山熊田、大代)でしか、織り継がれておりません。 この布は衣類やふとん側を始めとして、かつてはその強靱な樹皮の特性を生かし、穀物袋・船具・せいろ敷等に用いられてまいりました。 私どもでは、個人の総意と遠い祖先の知恵を現代に生かしたく、新しい製品といたしました。」

 かなりお気に入りの小銭入れになりました。少々するので、今度は無くさないように大事に使いたいと思っています。

 さて昨日は、鶴岡の演奏会でしたので月山越えが・・・・・。
     

 もう月山第一トンネル・湯殿山トンネル付近は雪が積もりだしています。気をつけて運転しないとですね。降り始めは交通事故も多いみたいですから、そろそろ夏の運転は忘れましょう。

 もうすぐ街にも雪が降るでしょう・・・・・・・。
     
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司馬遼太郎「妖怪」

2010年12月12日 23時53分04秒 | 読書
 「世に棲む日日」を読んでいる途中、本屋に行って目に入った小説を買ってきたら、そちらを先に読み終わってしまいました。1969年に読売新聞に連載した「妖怪」。

 室町幕府の体制が怪しくなってきている時代のお話し。司馬遼太郎の小説にしては珍しい時代背景は確かなものを使いながらの作り話。

 室町時代は、幕府とは名ばかりの室町幕府が存在していて、将軍の力が弱く、戦国時代の序奏的時代であったと理解出来ました。将軍は力が無くても地位はあったので、それを巡る人々の権威争いが常に行われていました。その中に巻き込まれてゆく主人公の源四郎(室町幕府六代将軍・足利義教の落胤と自称)が、二人の権威者(八代将軍義政の正室日野富子と側室今参局)に従っている幻術師とやり合う活劇は、なかなか面白い物語でした。

 応仁の乱に突き進む足利義尚(将軍義政の子)と足利義視(将軍義政の弟)の争い~貢献者である山名氏と細川氏の争いなど歴史小説の満足度は保ちながら資料の少ない時代を、文字だけで映画を見せられたように表現するのはさすがに司馬遼太郎の小説です。ますます他の小説に興味がわいてきました。

 
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