らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

再び訪ねる。

2008年10月29日 21時28分42秒 | ラーメン(県外)
 今週は旅日記化していますが、それだけ芸術の秋は移動ばかりです。交通費などの経費が支払われれば何も文句はございません。社員がお金を払わないと出来ない仕事って・・・・・。

 文句ばかり言っていてもしょうがないので、秋の行楽ドライヴに1時間だけ演奏する時間が付いていると思って割り切りましょう。そうしましょう!!もちろん子供達は何の罪も無くて、むしろ今日は演奏を集中して聴いてくれた下郷町の小中学生達には感謝します。一生懸命演奏しました。

 本日は、宇都宮の方が自宅より近いんでねぇ~の?という栃木県との県境南会津の下郷町に行って来ました。音楽鑑賞教室後、楽しんだれ~!の気持ちで色々楽しんできました。

 まずは、奥さんのリクエスト重要伝統的建造物群保存地区に選定されている大内宿に行って来ました。子供の頃に連れて行ってもらったそうですが、その当時と比べて観光客の多い事!紅葉シーズンのためかもしれませんが、もの凄く人がいます。茅葺き屋根の家々が立ち並び景観は素晴らしいのですが、少々観光地化が進みすぎている印象でした。(写真)

 先日、喜多方~会津坂下とまわったときはラーメンを食べなかったので、今日こそはと思い行く事にしました。

 喜多方ラーメンといえば・・・・・。

 坂内食堂でしょう。
     

 喜多方には、たくさんの美味しいラーメン屋さんがありますが、久しぶりだったので王道で攻めました。笑。

 坂内食堂と言えば、肉そば!(チャーシュー麺)
     

 さっぱりした少し塩のきいたスープに太いちぢれ麺、そしてスープ&麺が隠れるくらいのチャーシュー。このチャーシューはとろとろ口の中で溶けてゆくほど柔らかく美味しいです。

 今日もラーメン食べちゃいました。往復300km以上の良いドライヴでした。
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最上川

2008年10月28日 07時14分11秒 | 大江町
 どうも疲れを上手く抜く事が出来なくて、体内時計が狂っているらしく今日は朝4時30分に目が覚めてしまいました。直接の原因はぴのこが、布団の中でおそそをしたからなのですが・・・・・・。

 もう寝る事が出来そうもないので、近所をドライヴしてきました。山形県の母なる川~最上川はここ大江町の左沢で大きくカーブしています。日本一公園から見る最上川は絶景です。きれいな空気を肺にいっぱい入れてきました。

 大江町のHPによると左沢について以下の記述が見られます。
「江戸元禄以後、 酒田と米沢を結ぶ中継の川港として栄えてきました。 その舟運は、京文化など多くのものをもたらしました。そして、左沢船着場のにぎわいが、山形県の代表的民謡「最上川舟唄」を生みました。

 山形県民謡~最上川舟唄は、「酒田追分節」を本唄の源流に、船頭たちのかけ声と合わせ作られました。 緩急自在でダイナミックな曲調の最上川舟唄は、世界三大舟唄と称され、世界各地で演奏されています。」

 とあります。

 写真を撮った付近には、「最上川舟唄発祥の地」の石碑があります。大江町でも観光の1スポットとしてPRを始めました。
     

 山形弦楽四重奏団は、今年になって幸松肇氏作曲の4つの日本民謡第1番と第2番(全8曲)を集中して演奏してきました。今年7月の第28回定期演奏会で第2番を演奏した時に幸松肇氏が来県して、私達の演奏を聴いて下さいました。打ち上げにも参加していただいた時に「日本民謡の作品は素晴らしいのですが、山形県民謡が入っていないのが唯一の弱点です」と申し上げたところ「最上川舟唄に興味がわいてきているところです」と答えてくれました。

 実はこの最上川舟唄は唄と尺八のユニゾンで演奏される事が多いので、単旋律なのです。さらに変拍子でアレンジがしにくく、色々な作曲家の方が色んなバージョンで再構成していますが、どの作品も苦労して壁にぶちあたっている感じがします。もし幸松肇氏がこの曲を弦楽四重奏に料理したらどんな曲が出来るのがとても楽しみにしています。

 是非実現してほしいのですが・・・・。実は私がアレンジした山形Q版はあるのですが、人前に出すのはあまりにも稚拙で封印しました。笑。

 もう一曲~昭和天皇が作詞した県民歌「最上川」という曲があります。この曲も何とか弦楽四重奏バージョンにしてみたいです。欲を言えば花笠音頭、真室川音頭、新庄節、大黒舞唄など県内各地の民謡を演奏出来るようにしたいと思っています。野望はつきず。
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牛すじ煮込み定食と月山紅葉

2008年10月27日 17時01分41秒 | 山形県
 午前中の音楽鑑賞教室を終えて、旧朝日村国道112号沿いにある月山軒を通る頃にお腹の虫がなってきました。

 以前にも月山軒については記事を書いています。
月山軒

 上記の記事以来何度か行ったのですが、運悪く「牛すじ煮込み定食」をいつも食べる事が出来ませんでした。他のメニューを食べながら、ここの牛すじ煮込み定食は美味しいに違いないと夢膨らませていましたが、今日念願がかないました。

 コラーゲンたっぷりの煮込みは、絶品でしたよ。850円です。いやぁ~本当に美味しかったです。お勧めします。

 月山を上り始めると少しずつ紅葉が進んでゆきます。
     

 今国道112号は、工事箇所が多くて何度も停められてしまいます。時間は少々多めにかかりますが、イライラせずにそういう時はまわりの景色を楽しめば良いのです。頂上付近の湯殿山トンネルを抜けて、ますます紅葉がきれいになってゆきます。
     

 今年はそれでもナラの葉っぱを全て落としてしまう虫が(3年ごとの)大量発生して、ナラが白骨化したように見える所が目立ちます。昨年も一昨年も山形の山が一番美しい時期に文化庁派遣の音楽鑑賞教室に行っていたので(昨年は京都府だったかな)、久しぶりに月山の紅葉を見る事が出来ました。
     

 毎年この時期は県外からの紅葉見物のための観光客も多くて道は混みますが、紅葉を見るために車はゆっくりね!と山の神に言われているようです。
     
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久しぶりに半休。

2008年10月26日 21時16分20秒 | 雑記
 午前中、ヴィオラのレッスンのため高校へ。だちゅとニアミスでした。その後は珍しくオフ!!

 朝日町の蕎麦屋「亀次郎」に行きました。山形Qの演奏会チラシを店内に貼ってもらうために行きましたが。チラシ貼りがなくても美味しいお蕎麦を食べに行くのは、充実した良い休日になります。土日はかなり店が混むので、時間をずらして行きました。

 板蕎麦、天ぷら、さんまの煮付け!!最高ですよ。今日も繁盛していたおかげで蕎麦湯が濃厚で、これがまた良かったです。

 近くの和合産直でまた林檎を買いました。今日は千秋という品種です。歯ごたえがあって、甘みもあり美味しい林檎でした。
     

 実はもう一つ用事がありました。15年くらい使用していたCDミニコンポが壊れてしまって、最近はMacでCDを聴いていました。だんだんそのMacで聴くCDの音に物足りなさを感じていました。ミニコンポの修理も考えましたが、それほど高い物ではなくて音もそれなりだったので新しいステレオを買おうと決心して早数ヶ月。最近は、何回か電気屋さんに通ったりカタログを眺めていました。

 長井市の大手量販店まで注文していたステレオを取りに行きました。

 今回手に入れたのは、PioneerのX-Z7という製品です。

 限られた予算内で探したわりには、かなり良い音がします。SACDも聴く事が出来るので決断しました。
     

 掃除機をかけながら、古いコンポをダンボールにつめてX-Z7をセッティング!

 「最初はどのCDを聴くベェ~~?記念すべき最初だぁっからな~」

 ・・・・・・・・・・・・・・

 W.A.Mozartのレクイエムにしました。クイケンQの演奏しているクァルテット版です。(SACDだし・・)

 今までと全然音が違います。

 買って良かったです。音楽を聴くのがさらに楽しみになりました。懐は寂しくなりましたけど。
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竹灯籠(とうろう)コンサート

2008年10月25日 23時41分04秒 | 山形弦楽四重奏団
 本日、山形Qは上山市金瓶地区にある宝泉寺でコンサートを行って来ました。
 歌人である山形県の偉人斎藤茂吉の生れ故郷~金瓶地区の宝泉寺で地域起こしのために毎年行われている演奏会で、第4回の今年は山形弦楽四重奏団を呼んでいただきました。

 演奏会場の本堂までの石畳の両側には、芸工大の学生達も手伝って灯をともした竹灯籠の道が出来て、とても幻想的でした。その本堂の畳の上で演奏しました。木造の建物の中、思ったより演奏しやすく優しい響きが特徴的でした。
     
 
 お客様も私達が予想したより多くご来場下さり、盛会のうちに終わりました。今回も幸松肇さんの日本民謡を中心としたプログラムを演奏しましたが、意外にも(難しいだろうな~と予想していた)ハイドンの「五度」の演奏が評判良くて、ハイドン全曲目指している山形Qとしては嬉しい気持ちになりました。

 演奏会後に実行委員の方々や手伝った芸工大の学生達との打ち上げも楽しい時間を過ごせました。

 今日の演奏会に嬉しい再会がありました。
 私が東京在住の頃に教えに行っていた埼玉県川口市の新郷コミュニティーオーケストラの当時のメンバーがわざわざ川口から聴きにきてくれました。トレーナーとして教えに行っていたのはもう10年以上も前の話で、私をおぼえていただいていただけでも感謝なのに、わざわざ日帰りで聴きに来てくれたのですから・・・・・・。

 当時高校生だったMさんは、その後立教大学に入学して立教大学交響楽団に入団したそうです。メンバーの中爺君の後輩にあたる事もわかって、ビックリ!!現在はその新郷コミュニティーオーケストラは残念ながら解散してしまったそうですが、当時のメンバーと弦楽四重奏を楽しんでいるそうです。しかも現在某国会議員の秘書をしているとか・・・・・。

 高校生のイメージの記憶しか無いので、突然きれいな若い女の人に「私おぼえてますぅ~~??」といわれても緊張します。笑。少しだけいっしょに打ち上げに参加してもらって、彼女は夜行バスで帰って行きました。

 本当にありがたいですね。
     

 最後にこういう機会を下さった上山金瓶地区の実行委員の方々や聴きに来てくださったお客様に感謝します。

 金瓶地区のますますの発展をお祈りします。ありがとうございました。
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林檎

2008年10月24日 21時09分48秒 | 山形県
 東京に住んでいる時、林檎といえば青森県だと思っていました。しかし、私が住んでいる大江町のお隣の朝日町も林檎の名産地として有名です。東京など大都市圏に出荷されるのはもちろん、最近では台湾にも輸出が始まって評判だそうです。

 もちろんわが町大江町でもたくさんの林檎が作られています。

 朝日町内の産直市場に行くと名前を聞いた事も無い林檎がたくさん売られています。今日は、朝から福島市に音楽鑑賞教室のため行く途中で、和合の産直に寄って林檎を買い求めました。どうせなら知らない林檎と思い、写真の2種類を購入しました。ついでにシナノスィートのジュースも飲みました。甘くて美味しかったですよ。

 (写真)左がシナノゴールドで右がジョナゴールド

 帰り道の東北道の国見パーキングでは約3倍の値段がついていました。地元の恩恵のありがたみを感じます。

 今日はもうひとつ!

 仙台のカイロプラクティクに行って来ました。先生の開口一番「弱ってるねぇ~~」「これじゃ大変だったでしょう?」

 私「休みとれないのですよ」

 確かにここ数日間体に痛みはないものの、体調は絶不調でした。

 何とかしっかり自分の足で立てる位まで復活!!これで明日の「山形Q竹灯籠コンサート」は頑張る事が出来ます。朝早く起きて床屋に行ってさっぱりしてからコンサート会場の上山宝泉寺に向かいましょうか!!
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ラーメン?

2008年10月23日 20時53分51秒 | 雑記
 文化庁派遣の音楽鑑賞教室のため、本日は会津坂下に行って来ました。

 以前の「らびおがゆく」か「らびおがゆく vol.2」どちらかで同じような記事を書いた記憶があるのですが、もう一度書きますね。

 会津坂下までは、川西町を抜けて米沢辺りで国道121号を通り、喜多方を経由して会津坂下に入ります。途中の休憩場所として、喜多方の道の駅に寄る事が多いです。お昼くらいに着いて駅内の食堂で食事をとります。喜多方~会津といえば色々名物があるのですが、新名物の「ラーメン丼」に目がいきます。
 
 ラーメンのスープで炊いたご飯の上にラーメンの具がのったシンプルな丼なのですが、腹ぺこには美味しく感じます。会津といえば、例えば「こづゆ」のついた定食などにも気持ちが揺らぎますが、せっかくだからとラーメン丼にしてしまいます。
     

 喜多方に行ったならちゃんとした喜多方ラーメンを食えという声が聞こえてきそうですが・・・。
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ラーメン

2008年10月21日 23時44分34秒 | 雑記
 写真のラーメンは、先週酒田市に通った時に旧平田町で食べたラーメンです。美味しかったのですが、すみません店の名前忘れました。

 普段あまり外食はしない方ですが、山形響のスケジュールで色んな場所に行くので外食は避けて通れません。午前中と午後の音楽鑑賞教室の時間が移動等で取られてあまり時間がないときは、どうしてもコンビニエンスストアのおにぎりやラーメン屋さんなど手軽で速く食事を済ませる事が出来るお店に入店します。

 ラーメンは好きな方で、地域地域のよく行く店というのは美味しかったり値段が手頃だったりするわけです。そういう店は大抵は人気店でお昼時はお客さんも次々と入店して来ます。

 日本人のラーメン好きは異常とも言えるほどで、次々に新しい店が出来てお客さんの入らない店は次々つぶれて行きます。激戦地区と言われる地区では、さらに店の入れ替わりは速いのでしょうね。

 日本のラーメンは他の料理と変わらないくらい(いやそれ以上か?)手間かけてスープ作りから、麺作り、シナチクや焼豚などこった物が多いようです。本当に美味しい世界に誇るべきメニューの一つでしょうね。

 ラーメン百選に選ばれたとか本や雑誌で紹介されたという事でお客さんも増える店も有りますが、私はどちらかというと地域の人々に愛されたこじんまりしたお店が好みです。

 ものすごく美味しかったお店が雑誌で紹介されて、お客さんが増えて店が繁盛するのは良いのですが、お客さんへの対応が悪くなったり、弟子を取って教育もする時間がない事に寄る味の低下などで「ネームバリュー」のわりには美味しくない店があります。そうなってしまうと客足もだんだん遠のき、店も傾いてしまうのでしょう。その後に運良く店主が気づいても失った信頼を取り戻すのには時間がかかります。他にもたくさん美味しい店は有るのですから。「二度と行かない」と思われたらほぼ不可能です。

 自分達の身の丈に合った店の規模を真面目に誠実に切り盛りしているお店はいつまで経っても美味しいままです。何の奇をてらう事もなく、毎日美味しいラーメンの味を守っているのです。

 味の品質を守る事(維持する事)は、もの凄い労力を必要とします。季節の野菜を使用していても、季節によって品質は変わりますし、夏と冬では塩加減一つとってもお客さんの舌は変わるでしょう。(きっと!!)

 私達のやっている音楽も似ている所が多々あります。
 品質の維持~難しいですね。

 その日の天候やお客さんの層でウィーンフィルは、スタッカート(短く)するのか?テヌート(長く)するのか?昨日と今日で演奏の仕方を変えるそうですね。同じプロでもそりゃすごい!と思ってしまいます。たった4人で演奏する弦楽四重奏ならまだしも100人規模のオケでそれをやるのは至難の業ですからね。

 スタッカートで演奏するのとテヌートで演奏するのに品質が変わったでしょうか?たぶんお客様の評価は、全員ブラボォ~だと思います。その日に入店したお客様を満足して帰ってもらうためにしたことですから「品質を維持」したことになると思います。

 ~~~~~~~~~

 山形響の方々は、演奏旅行などに行って地方で飲むと所謂「ラーメン終止」で終わる方が多いようですが、メタボには気をつけましょう!

     
(譜面)アーメン終止

**ラーメン終止~は飲み会の後で、ラーメンを食べてその日の締めとする事。業界言葉??
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Quatuor Ebene

2008年10月20日 23時57分06秒 | お気に入りのCD
 日も短くなってきて秋深まってきました。寒く感じる日もあって、カメムシの大量発生のおかげで今冬の雪の量が少し心配です。毎朝、とても愛してしまっている布団と別れるのが辛くなってきました。

 ぎりぎりまで寝ているために、頭は寝たままで毎日行動を起こし始めます。起きるタイミングで毎日の行動量が変わってしまいます。良いタイミングで起きればどんどん色んな事がはかどり、悪いタイミングで起きれば一日中グズラグズラ・・・・。

 1999年に結成されてミュンヘン・コンクールの弦楽四重奏部門で優勝した、フランスの若手実力派四重奏団エベーヌ四重奏団の音楽は、そんなボケボケの頭に容赦なくガツンときます。とは言っても弓をぶつけたり、一人一人の技術をひけらかすような演奏したりするソリスト集団のような弦楽四重奏団ではありません。良くコントロールされた弓さばきで、4人で音楽を共有しています。

 とりあげたCDの収録曲は、
・ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
・フォーレ:弦楽四重奏曲ホ短調Op.121
・ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調

 フランス人が避けては通れない(世界中のクァルテットも避けて通れない)名曲を新鮮な音楽で聴かせてくれています。ドビュッシー音楽が終わった後、フォーレの音楽が流れてきた時に体がゾクゾクッとしたものを感じました。若手弦楽四重奏団の多くが表現を過多にしてしまってマイナスになってしまう所をこの団体は、死を目前に控えた作曲者の心の落ち着きを上手く表現しているように感じます。だからと言っておとなしいだけの演奏にもなっていないので、ものすごく実力のある21世紀注目の団体という事もうなづけます。

 最後のラヴェルの第4楽章の激しさ!!5/8拍子で始まり5/4・3/4・5/4・5/8・3/4・5/8・3/4・5/8・3/4・5/8・3/4・5/4・5/8・3/4と目まぐるしく変わる拍子の移り変わりが自然な事・・・。少しの隙も見せない音楽の厳しさは、聴く側に興奮と満足感を与えてくれます。

 これから大注目の弦楽四重奏団です。


 最近の弦楽四重奏団のCDのジャケットは、以前の燕尾服をきて4人で寄り添いながら笑顔でパチリッとは違い、一見するとパンクやロックバンドを思わせるようなかっこいいジャケットが多くなりましたね。彼らもジャケットだけ見れば、イギリスのバンドみたいなジャケット写真です。
HMVジャパン
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かないません。

2008年10月19日 23時16分47秒 | 大江町
 本日はわが町大江町みなみ区の芋煮会でした。今年は私は隣組長なので参加しました。この街に住んで約6年経ちましたが、実は区主催事業(夏のビアガーデン・秋の芋煮会など)には、仕事の都合で参加した事がありませんでした。今年は役員という事で、私の都合に合わせてくれたので参加出来ました。6年も住んでいるのに近所の方々とも交流が薄くて(汗)、挨拶程度の付き合いしかした事がなく、名前もうろ覚えの方々も多いのですが、近所の方は「山形響のOOさん!」と私の事を知っています。すみません恐縮します。

 中央公民館での芋煮会の後、美味しい龍馬で2次会!

 近所の話した事もない子供達が、何故かじゃれてきました。色々子供達と遊んでいましたが、普段の何倍もの体力を消耗して疲れてしまいました。もちろん楽しかったのですが!!

 初めて話す方々も良い方ばかりで、とても良い会になりました。

 どこぞの誰かが言ってましたけど「みなみ区は、奥さん達で保っている!」という言葉を実感しました。誰も彼もお酒は強いのですが、旦那様達がギブアップした後もパワフルに奥さんたちは飲み続けています。笑。

 美人ばかりの奥さん連合は、実はすごい人達だったのです。逃げるように帰宅しましたが、3次会も行ったとか??

 お酒の力を借りて、今日は交流を深める事が出来ました。東京ではあり得ない行事です。田舎生活万歳!!
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自分を褒める

2008年10月17日 19時06分57秒 | お気に入りのお店
 4日連続で酒田市へ訪問。計8校の音楽鑑賞教室を行いました。
 ちなみに今日のお昼は、三日月軒で中華を食べてから山茶花でアイス珈琲の黄金コースでした。

 どの学校の子も興味を持って、私達の演奏を聴いてくれていました。「知らないおじさん&おばさんが来校して、演奏して帰っていったよ。楽しかった。」に留まらないで、是非とも将来の山形響の聴衆になってもらいたいものです。特殊な例としては指揮者の工藤さんなど山形響の音楽鑑賞教室を聴いた子供の中から、将来音楽に関わる道を選択した人もいるわけですから。意義ある活動といえます。

 自分達の県のオーケストラという事をイメージしてもらえれば最高です。実際山形県の税金も運営資金になっているのですから。

 さすがに4日で800km以上運転したので、骨盤が歪みました。少し腰痛があります。

 4日間の頑張った自分を褒める意味で、疲れた体には甘いもの!(普段はかなり控えるようになりました)、国道112号沿い西川町の手作り団子屋さんで、団子を買って来て食べました。以前から気になっていたお団子屋さんでしたが、今日初めて入店しました。

 注文を受けてから作られるその団子は、予想以上に美味しかったです。これからたまに通いそうです。
     

 違った味の団子を帰宅後に4本ペロリ!

 今日は、夕飯もういらないです。
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昨年の今頃は

2008年10月16日 23時48分55秒 | 山形交響楽団
 昨年の今頃は、高岡に滞在していて瑞龍寺を見に行っていたみたいです。もう何年も前の出来事に感じます。昨年は北陸~京都の方まで文化庁派遣の音楽鑑賞教室のために行きました。何度も言ってますが今週は、酒田市の方へ通っています。

 関西の方へ行くより、近い近い!!

 朝晩すっかり冷え込むようになって(10度前後)、日中の22~23度という気温は車内だと真夏に感じるくらい暑く感じます。体はもう冬の準備をしているみたいです。

 そういえば昨日鶴岡市と酒田市沖で、竜巻が起きたそうですね。大気が不安定になっていてあんなにドシャ降りだったのですね。体育館で音楽鑑賞教室やっていて、小さい音が雨音に遮られて大変でした。もちろん増量で演奏しましたけど。


 今日のお昼は山茶花に行きました。山形響の庄内定期のチラシと酒田フィルの定期演奏会のチラシを見て、「どちらがプロオケかわからない」とマスターと笑って話して来ました。苦笑・・・・。
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新芽

2008年10月15日 23時19分21秒 | 山形弦楽四重奏団
 今週、山形響は4日間連続で酒田市に通です。毎日午前午後の2回、小中学校で音楽鑑賞教室を行うためです。以前ならば、旧酒田市民会館で合同音楽鑑賞教室も行われていましたが、授業日数の減少などで学外活動がしにくくなって各校に訪問演奏会の形になっています。せっかく酒田市には希望ホールという自慢出来るホールがあるのですから、社会科見学も兼ねて合同音楽鑑賞教室が出来ると良いですよね?

 今日は街中でしたので、若松旅館の新芽ランチを食べに行きました。682円かなりお得な感じがします。


 午後の公演が終わり、急いで帰って山形Qの練習が有りました。
 ブラームスの弦楽五重奏曲第1番という名曲ながら、演奏するのに難しい曲!!

 今回私は2ndVaを担当します。これむちゃくちゃ難しいです。役割的には和音の変化など重要だったり・・。とにかく譜面ヅラが弾きにくいのです。これを音楽にするのは本当に大変です。

 山形Qの定期演奏会も第29回目ですが、まだアンサンブルの新しい楽しさが有ったか!と思う次第であります。そして「今まで通り」というのは好きではないので、良い意味で何らかの変化をもたらしたいと思っています。

 新芽の間に枯れてしまわないように、すくすく育ててみたいと思っています。

(写真)山居倉庫あたり
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田舎の風景とBrahms

2008年10月13日 14時17分29秒 | 大江町
 しばらく目を癒してくれた黄金色の田んぼも刈り取り作業がすすみ、稲が干されているのがお地蔵さんの行列みたいに見えます。稲の干し方も地域によって違いますね。大きい物干を作って、カーテンみたいに干している所。田んぼにピラミットみたいに束を干している所。そしてよく目につくのが、写真のようなお地蔵さんタイプ(勝手にそう呼んでいます。)

 田んぼのまわりの林檎もずいぶん赤み帯びてきました。
     

 今日は、近くの月布川も水が少なくて、ずいぶん穏やかです。
     

 ベートーヴェンやブラームスなど自然を愛した作曲家はたくさんいました。
彼らが愛した自然は森や湖畔などで、ここ大江町のような里山風な自然ではないかもしれませんがコンクリートジャングルみたいな場所より、彼らと近い環境にいると言えるかもしれません。彼らが居住したウィーンは、石畳の道路や教会があり大勢の人で賑わっている当時の都会でしたが、今の山形位の環境だったと推測されます。

 人が賑わう街とそれを取り囲む山や森。山形響に客演して来県する指揮者達が、海外みたいだと言うのもあながちリップサービスではないでしょう。

 私がクラシック音楽を好きになっていって、CDを収集し始めたきっかけになったCDがあります。

 大学の有った江古田駅の踏切近くにあるMusic Gate(CDショップ)で買った1枚でした。ちなみにこのMusic Gateは、私達が学生の頃は、喫茶店とCDショップが一緒になっていて、よく珈琲を飲みながらじっくり吟味してCDを買う事が出来ました。今の季節のマロンパフェは最高でしたが、今は残念ながら喫茶店はやっていません。

 ~~~~~~~~

 セル&クリーヴランド管によるブラームスの交響曲第2番 ニ長調と大学祝典序曲がカップリングされたものです。当時1枚のCDは3500~4200円位が一般的で、このCDはソニーが3000円という画期的な値段で出したシリーズの1枚でした。

 何故このCDを買ったかという事を話し出すと少々長くなりますが、書きますね。
私が所属していた武蔵大学管弦楽団は、私が入学するまで「武蔵大学合奏団」というサークル名でモーツァルトやハイドンなどの小編成の曲を定期演奏会などで取りあげるような団体でしたが、この年「武蔵大学管弦楽団」という名前に変更して、もう少し大きい編成の曲にもチャレンジしようとしていたところでした。今現在は定期演奏会の回数も50回を越えて、普通にロマン派の曲をプログラミングしていますが、当時はサークル内では画期的な出来事だったのです。

 その第1弾として、ブラームスの交響曲第2番を取りあげる事になりました。サークルの団員数ではこの大曲に立ち向かえないという事で、津田塾大学の「アンサンブルフィオリータ」との合同定期演奏会(第16回定期演奏会)という事になりました。当時の執行部だった先輩達は色々な事を考えて、こうした事を企画する情熱がありました。

 それまで、いい加減にサークルに参加していた私は、名門女子大生との合同演奏会だよ。格好悪い所見せられないなぁ~という気持ちで、貧乏ながらCDを買う決意をしました。サークル内では、カラヤンやバーンスタインなどを好きな人がたくさんいた中(こういう話題は、サークル内ではお酒付きで朝まで語り合うというのは普通にありました。今、まわりの人達に何故そんなに詳しいの?と珍しがられても、当時では普通の事でした)、あまのじゃく体質の私は、みんなが聴いた事があまりない指揮者とオケを聴いて勉強してやろうと決めたのでした。

 それがこのセルのCDだったのです。今は当時のカップリングではCDが無いので、同じ演奏が入ったCDをあげておきますね。
     

 当時先輩達が好きだった上記の2人やベームなどの演奏が生温く聴こえて(当時はそういう所がクラシック音楽嫌いになっていたように思います。今は全員好きですけど)、この精密機械のようなきびきびした演奏にどんどん引き込まれていきました。そしてムラビンスキーによるチャイコフスキーみたいに響くブラームスにも感動し、どんどんクラシック音楽にのめり込んでいくきっかけになったのでした。今聴いても最高の1枚ですね。セル万歳!!

 その本番は、今から考えると・・・・。う~~ん恐ろしい。当時は1stVnで演奏してました。汗。

 その時、共演した津田塾大学のメンバーの中に、今大阪シンフォニカーでコントラバス副主席をやっているWさんがいます。彼女は卒業後、藝大に行き直してプロになりました。山形響にも何回か客演してくれていました。当時の話をすると懐かしい気持ちになります。
HMVジャパン
 
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要領の悪い

2008年10月12日 22時11分35秒 | 指導
 スケジュールがいっぱいの状態で、一番被害を受けている人達がいます。

 それは、私の生徒さん達ですね。

 よほどのケツカッチン(その後の予定が入っている事)が無ければ、前回のレッスンで出した課題は全部見てあげたいし、生徒さんとの会話もしたいし、新しい課題も出して予習させたいし、一応見本みたいな演奏をしてあげたいし、何か一つで良いから上達へのコツをつかんでいってもらいたいし・・・・・。

 ということで、私のレッスンは1時間(常識的)では終わりません。もちろんレッスン代の延長料金はもらいませんが。

 私が師事した先生達皆さんが、学校だろうとプライベートだろうと生徒が弾けるまでかえさない人達だったので、私も先生達に習ってそうしているからです。

 「はい時間が来たので、終わり!」「はい!レッスン代置いていってね」という先生にはなりたくなかったのです。たくさんの生徒さんがいる方はしょうがない面もありますけど。

 
 だからレッスンの約束がなかなか出来ないのです。この時間からこの時間まで・・というのが何年も人に教えてきて計画が立てられません。時間に余裕が無いと教える事が出来ないのです。

 これから秋~冬になってきて、少し山形響のスケジュールが空いてくるので、春先からの穴埋めに頑張ります。

 
 (写真)我が家のもきち君は、最近早寝早起きです。
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