らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

大江町 ウーピー 愛と希望のコンサート終了。

2024年05月12日 23時59分59秒 | クァルテット

 本日、大江町のウーピーさんでクァルテットの食事付きコンサートがございました。

 メンバーは、写真の4人です。

 私は、毎度お馴染み茶々入れ隊のナビゲーター役。

 演奏しないで、司会進行のような事をします。

 演奏する時は右脳、話す時は左脳を動かすとよく聞きます。

 本来ならば、話してすぐ演奏するような事は、慣れないとなかなか切り替えられません。

 話す直前の演奏でミスをしてしまったり、演奏した後の話は、頭が真っ白になったり。こればかりは、訓練と慣れ。

 今回のコンサートは、演奏者に負担をかけないように、話すだけの人が必要でした。

 普段なら、演奏も伴うのですが、今回話だけということで、いつもよりスラスラ??と言葉が出てきました。

 面白くない話もあったかもしれませんが、超協力的なお客様の中で、無事終えました。

 お客様、ウーピーご夫妻、メンバーの皆様ありがとうございました。

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長距離ドライヴとMusik

2022年11月09日 23時59分59秒 | クァルテット

 現在住んでいる大江町と東京の家まで、350km以上あります。

 若い頃はもう少し速く移動したのですが、今は安全第一で、4時間半〜5時間くらいかかります。

 車窓に見えている景色を一つの長編ドラマを観るように、景色やら周りの車の運転・駆け引きなどを興味深く見ているうちに時間が経過してしまいます。

 運転をしているというより、映画を見に行く感覚です・・・・・・。

 映画にはMusikが必要で、先週、東京往復した時はF.J.ハイドンの弦楽四重奏曲のCDをほぼ全部積んで、聴きながら移動しました。

 Op.9(6曲)、Op.20(6曲)、Op.33(6曲)、Op.42、Op.76(6曲)、Op.77(2曲)、Op.103、Op.51を聴きました。

 全曲演奏しているはずですが、一緒に今でも演奏できそうなもの・・・・初めて聴くぞ・・・くらいに記憶の薄いものさまざまでした。

 クァルテットは良いなぁと再確認。ハイドン最高!!

 ちなみに演奏は、ブッフベルガーQ版でした。

 あっOp.51は、ドライヴ音楽に向かないかも・・・・。

 癒されて、眠気を誘います・・ww。

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クァルテットは楽しい・・・。

2022年11月02日 23時59分59秒 | クァルテット

 山形Qは、この約3年間、3人のメンバーで活動していましたが、最近は山形響に入団した若い団員さん3人交互に1stVnに参加してもらって、クァルテットを演奏する機会を作っています。

 トリオでの活動も長くなってきましたが、クァルテットを演奏すると練習でも本番でも「帰ってきた〜〜」と思うと同時に、個人的にはやはりクァルテットは最高で、楽しく、早く戻したいなぁと思う次第です。

 現在練習に勤しんでいるのはF.J.ハイドンの作品で、全曲演奏しているし、過去に何度も演奏している曲なのに、暫くぶりに会ってみると、以前とは全く違う感じ方をする自分に気づいたり・・・・。

 毎回変わる若い1stVnの方々の音楽の感じ方が違うので、下3声部は変わらないのに、音楽は全く違うものになることで、改めて音楽は正解がないものだと。

 さて、明日からは、オケ業務の方もお休みをいただき、東京に行ってきます。

 亡父の七回忌法事のため。

 気をつけて行ってきます。

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一人で、チクルス楽しむ。

2020年09月07日 23時59分59秒 | クァルテット

 先月の終わりから業務で移動が多かったので、車の中で今年生誕250年を迎えたL.v.Beethovenの弦楽四重奏曲全16曲を聴いて、一人でベートーヴェンチクルスを楽しんでいました。

 奥さんは、車の中でクラシック音楽聴くことを嫌がるようになってきたので、奥さんがいない隙に一人で聴きながら通勤していましたよ。

 大抵のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲CDは、初期作品・中期作品・後期作品でまとまっていますので、歴史をたどるのは楽しいかもしれませんが、生でチクルスの演奏会に通うとほとんどの場合、1回ずつの演奏会で初期と後期のように、各時期の曲をセットにして聴くことになります。

 なので、このエベーヌQのCDをチョイスしました。

 新しい時代のベートーヴェンでとても楽しむことが出来ました。

 クァルテット音楽やはり良いなぁ〜〜。

 

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音楽鑑賞・・・・・・。

2020年03月15日 23時59分59秒 | クァルテット
 本日は、お休みになりました。

 昨日のLive配信見ていただいた方々ありがとうございました。これからもし世の中が正常に戻ったとしても、新しい活動方法として定着して行くのかしら。現在は無料でもそのうち課金コンテンツになってゆくのかしら。難しい事は分かりません。

 頭の古い「好々爺7級」の私です。

 相変わらず、自分の好きな作品のDVD鑑賞。

 W.A.モーツァルトが流れると、我が家のにざえもんは一緒に聴きます。

 ワンコでもモーツァルトは心地良いのかしら。

 素晴らしい!
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ハイドンSQ 自分の中のBest5。

2018年08月04日 23時59分59秒 | クァルテット
 7/16の山形Q 第68回定期演奏会にて、創立以来演奏し続けてきたF.J.ハイドン 弦楽四重奏曲〜全68曲〜を完奏しました。

 2000年から定期演奏会や依頼演奏会など色々な場面で演奏してきましたが、全曲演奏してみて、自分が好きだった、また演奏したいと思った曲Best5を選びます。

 もちろん選ばれなかった曲全部演奏機会が有れば、喜んで演奏しますが、今回は特に個人的に思い入れがある曲と言うことで・・・・。

 ・弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.20-2「バグパイプメヌエット」
 ・弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.20-5
 ・弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.50-1
 ・弦楽四重奏曲 ト長調 Op.54-1
 ・弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.76-5「ラルゴ」

 たった5曲に絞るのは、とても難しい事ですが、上にあげた曲は、個人的にとても好きな曲です。演奏する前からよく聴いていた曲もあれば、演奏してから好きになった曲も。

 68曲もあるのだから、ハイドンだけを演奏していても一生飽きないです。

 素晴らしい作曲家でした。
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雨の向こうに・・・・。

2018年03月11日 23時59分59秒 | クァルテット
 東日本大震災から7年が経ちました。

 放送各局は震災関連のドキュメントやニュースをこの時期になると流し始めます。いくつかの番組を見ました。7年も経ってしまったのに、未だに古里に帰る事もままならない避難者達、親族を亡くした悲しみから癒えない人達、生活の基盤を奪われて苦しい生活をしている人達など、まだまだ復興という言葉を使うのもおかしいんじゃないか?と疑問を投げかけたくなる状況なんだなぁ〜と再認識しました。ただそんな中でも少しずつ前を見て、暮らしている方々の笑顔を見ることも出来て、心が少し安まりました。人間って強いですね。

 さて、本日は山形市文翔館にて、キャンドルナイトの復興(追悼)イベントがあり、山形響のメンバーと演奏して参りました。オーケストラ本体は上山で「魔笛」公演でしたので、降り番のメンバー〜初めてアンサンブルを組む団体でしたが、曲目の選定から(追悼の意味も込めました)、リハーサル〜本番と心を込めて演奏させていただきました。

 音楽は、お腹がふくれないし、具体的な復興の役に立つことは難しいかもしれませんが、心を癒やす、心に力を宿す効果があると信じています。

 会場で聞いて下さった方々はどう感じていただけたでしょうか?

 メンバーで話し合って、追悼よりこれからの力のために演奏しようと決めて臨みました。

 全ての人が、一日も早く通常(普通)の生活に戻れますように。
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ハイドン Op.20-5

2018年02月14日 23時59分59秒 | クァルテット

 昨日、山形Qのリハーサル日でした。

 F.J.ハイドンの弦楽四重奏曲全曲の完奏まで、のこり3曲となりました。目標を達成する直前ですが、68曲の中で私が一番好きな曲は、このOp.20-5です。

 f-moll(ヘ短調)で書かれた初期の作品で、有名な「皇帝」「ひばり」「日の出」などの曲が頻繁に演奏される中で、初期の作品としてはニックネームがないのに関わらず、演奏される作品かもしれません。

 某Qの方が、作曲家の名作にはベートーヴェンはc-moll、モーツァルトはg-mollなどその作曲家ならではの調性があると思うのだけれど、ハイドンは?と問われれば、数は少ないけどf-mollなのではないかと答えていましたっけ。確かにf-mollの作品はもの凄く数は少ないけど、このOp20-5は楽理的に良いとか悪いとかではなくて、人に訴えかけてくる美しさがあると私は考えています。

 第1楽章冒頭から内声の和音に、第2楽章の情熱的なメヌエット、第3楽章の優しい旋律の上での1stVnのアドリヴ的な動き、第4楽章のいつ爆発するか分からないフーガ(いつまで経っても爆発しない)全てが魅力的に思えます。

 まったく弾けていない時分から、作品の素晴らしさに感動してしまうのです。

 山形Qの大切なレパートリーにしようと思っていましたが、作品の難しさから今まで残っていました。

 本番にご期待下さい。

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今年一番のショック。

2017年10月10日 23時59分59秒 | クァルテット
 先月末にカルミナQの2ndVn奏者〜Susanne Frankさんが、50代前半という若さでお亡くなりになってしまいました。

 私が、音大に入ったばかりの頃、オーケストラや協奏曲、自分の楽器〜ヴィオラ音楽ばかり聴いていた頃、弦楽四重奏というジャンルは、恐ろしく高貴で近寄りがたいジャンルで、一度足を踏み入れたらきっとズブズブとその魅力にはまっていくとわかっていたので、あえて聴いていませんでした。聴く機会と言えば、先生筋のイソ弦楽四重奏団を上野の東京文化会館に聴きに行くくらいでした。

 当時付き合っていた彼女が、DENONからCDを出し、レコード芸術などで話題になって、たまたま来日するから聴きに行こうと言うので、デートがてらにお茶の水カザルスホールへ。

 西武信用のスポンサーがついた演奏会で、立派なプログラムも付いていました。

 シマノフスキーの弦楽四重奏曲なんて聴いたことがないし・・・(CDのデビュー盤で話題になっていました)。

 彼らが舞台に出てきて、その息づかいが聞こえたと思ったら最初の音の美しいこと!!

 すっかり彼らの音楽の虜になってしまったのを昨日のように覚えています。一瞬で稲妻が走るとはああいう感覚なのでしょう。

 まだ日本ではそこまで有名では無かったので、終演後にCDを買った人向けのサイン会がロビーで行われました。デート資金が乏しかった私達でしたが、シマノフスキーのCDを購入。ドイツ語を学んでいた彼女に通訳させて、演奏会が素晴らしかったことを伝えました。4人は笑顔でありがとうと返してくれたのも、はっきり覚えています。内声2人の女性の美しかったこと!!

 それ以来、カルミナQの虜で、来日するたびに旧カザルスホールへ通ったものでした。

 私が、オーケストラの仕事の合間にクァルテット活動を休みなしでやっているのも、この経験があったからこそだと思います。クァルテットというジャンルが一番だと信じて疑わないのもきっかけは彼らのおかげなのです。

 これからまだまだ円熟の音楽を聴くことが出来ると思ったのに・・・・・・。

 早すぎます。

 心からご冥福をお祈りします。
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黛敏郎 弦楽四重奏のためのプレリュード

2017年04月10日 23時59分59秒 | クァルテット
 4/23(日)に予定されている山形Q 第63回定期演奏会のメインは、J.ブラームスのNr.1ですが、隠れメインは黛敏郎作曲の弦楽四重奏のためのプレリュードです。

 黛敏郎さんといえば、テレビ朝日系列の「題名のない音楽会」の司会を長年務めていらっしゃいました。私も若い頃フリーなぞやっていたものですから、エキストラとして都内のオーケストラ数団体で、収録のお仕事の時に何度かお見かけしました。しかし、怖いというか人を近づけさせないようなオーラに、話しかけるなんて事は一度も出来ませんでした。

 さて、弦楽四重奏のためのプレリュードは、わずか10分ちょっとの曲で、1961年に発表されました。

 弦楽器の奏法でピッチカート(弦を指ではじく)奏法の中でもグリッサンドを入れたり、バルトークピッチカート(弦を上に指ではじき弦と指板が当たる打撃音が混ざる)などを駆使して、邦楽器の音色を模倣したりします。

 その他、弓で弾くアルコも駒の近くを弾く奏法〜ポンティチェロ(僕らはスルポンと普通言います)で、尺八などの雑音混じる息の音のようなものを連想させたり、笙のような音を想像させたり、明らかに西洋音楽ではなくて、西洋楽器のヴァイオリン・ヴィオラ・チェロで邦楽〜能を演奏させようと作曲されたものだと想像できます。

 楽譜はカチッとした音楽というより、小節線の曖昧な演奏者のいわゆる「間」が自由に任されている曲になっていて、同じ楽譜を見ていて演奏していても二度と同じ演奏は出来ません。

 生で聴く機会はそうはないと思いますので、是非会場にて!!

 ちなみに本日は、黛敏郎氏の20回目の弔日です。
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J.Brahms SQ Nr.1

2017年04月07日 23時59分59秒 | クァルテット
 新年度に入り、山形Q最初の練習日。

 本日から4日間連続で、リハーサルを予定しています。1日目おわりました。結成以来、4日連続でリハーサルをするのは、初めてじゃないかしら。1週間で、本番やらリハーサルで5日間活動した事はあったけど、4日間連続のリハーサル期間をとるのは初めてのようです。

 普段は、オーケストラの業務の間にリハーサルをしているので、連続して行うのも最近では難しい状況で、ここである程度詰めないと4/23の第63回定期演奏会に向かえないので、頑張りどころです。

 今回のメインは、J.ブラームスのNr.1。

 山形響の今年度の定期演奏会で、J.ブラームスの交響曲全曲取り上げるのに完全に乗っかっちゃっているわけです。

 この第1番の弦楽四重奏曲は、彼の交響曲の作曲過程と似ているところがあって、先人(L.v.ベートーヴェン)の偉大な作品群を意識して、約20曲もの習作を書いて、それを破棄した上で約8年間もかけて作曲されたものです。

 J.ブラームス自身は、その破棄した20曲もの弦楽四重奏曲を世に出しては駄目だと思ったようですが、もしその楽譜が発見されたら、弦楽四重奏界(そんな言い方があるかわかりません)では、ものすごい話題になるでしょうね。L.v.ベートーヴェンでもハイドンやモーツァルトに影響を受けていると言われている作品が残っているし、ハイドンとモーツァルト二人の間にも影響しあった証拠がいくつも上がっています。誰でも誰かに影響を受けて作曲しているのでしょうから、初期作品については、世間はおおらかに扱ってくれるでしょう。

 習作を完成させて出版していたら、現存している弦楽四重奏曲は、第21番から第23番になって、J.ブラームスの後期の弦楽四重奏曲として、神格化されていたかもしれません。我々にとっては夢のような話です。

 このNr.1は、山形Qでは初めてチャレンジするのですが、個人的には学生時代に組んでいたクァルテットで練習して、レッスンを受けたりしていました。当時と版が違うので楽譜の風景が違いますが、何度演奏しても、何度聞いても名曲だと思います。

 是非!会場で!!
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ドビュッシー Op.10

2016年06月15日 23時59分59秒 | クァルテット
 以前、好きな作曲家のカテゴリーでE.グリーグについて書いたことがあります。
E.グリーグ 弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27

 本日はそのE.グリーグの誕生日なのでした。

 E.グリーグの弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27 は、山形Q 記念すべき第1回で取り上げている曲で、再演をしようと思いつつも時間ばかりがたっています。良い曲ですよ!!

 さて、今回第60回定期演奏会で取り上げている曲は、C.ドビュッシー の弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10。

 一部の音楽学者の方が指摘しているのですが、C.ドビュッシー〜作品10の弦楽四重奏曲はC.フランクの影響を受けているらしいのですが、実は国籍も違うE.グリーグの Op27からも大いに影響を受けていて、共通の調性〜ト短調だったり、最初の出だしからして、両方演奏したことのある人間からして、とてもよく似ているように感じます。

 曲全体の主題が統一されているのは、L.v.ベートーヴェンの運命交響曲の形式のようだし・・・。

 何度演奏しても飽きることがございません。

 過去に何度も演奏している曲ですが、なかなか解釈や演奏を仕切った所まで行っていない感じがするので、何度もチャレンジしているのですが、今回こそはと(毎度思っています。)大きく意欲を持っています。

 是非、第60回定期演奏会にお越し下さいませ。
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他流試合クァルテット編

2016年05月19日 23時59分59秒 | クァルテット
 本日は、クァルテットの練習日でした。

 しかし、山形Qではなく、数年に一度あるかないかの別のメンバーでのクァルテットでした。チェロ奏者~茂木氏はいるものの、ヴァイオリンのお二方は山形響の方。

 長年一緒にやってきているメンバーでは無い人達とやると、良い意味で新鮮さがありますし、興味深い事象が多々起きます。

 違う楽譜を見て、同じように楽器を弾き、4人で一つの音楽を奏でるクァルテットですが、何も言わなくても阿吽の呼吸で多くのことが分かるためには時間がかかるのを再確認できました。勿論ヴァイオリン奏者のお二方は素晴らしい方々ですし、一緒に演奏していて楽しい時間が過ごせました。

 明日からは、仙台国際の予選で山形響は再活動ですが、私は幸か不幸か?降りなので、たっぷり時間がございます。

 わんこの世話などしながら、じっくり練習します。
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クァルテット薬

2016年05月07日 23時59分59秒 | クァルテット
 5/3に神奈川での素晴らしい本番を終えて、山形に戻りました。

 珍しく、4~6日はお休みで、「よし練習の準備して、雑用も片付けてすっきりしよう!!」と意気込んでいました。

 「おや!?喉がいがらっぽい・・・・・・」。

 気づいたときは、時既に遅し。どんどん喉が痛く、頭痛、少しだけ熱、咳が酷くなり・・・・。

 「気のせいだ・・・」という自己洗脳は、まったく役立たず・・・・・・。

 立派な風邪で、3日間寝込みました。

 7日には、山形Qの練習もあるし、準備しなくちゃと思っていても体が立ち上がりません。開き直って、家でゆっくりと過ごしました。治らなかったら練習も休みもらえばいいや!他のメンバーにうつしたら申し訳ないし・・・・・・。

 しかし、6日の夜には次の日のクァルテットにそなえて、急激に熱は下がり、少し高めの37度位に。頭痛もしないし大丈夫かもと思い寝たら、元気なんですよこれが。

 クァルテットの日には元気になってしまったのです。

 まったく個人練習もしていなかったけど、なんとかリハーサル時間も別に苦しくなく(弾けないけどね・・・)、その後も個人レッスンして帰宅。

 何だったんだ?あの風邪は・・・・・。

 一年中、クァルテットやっていれば、薬要らないのかしら。
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クァルテットのメンバー

2016年04月22日 23時59分59秒 | クァルテット
 クァルテット(弦楽四重奏)は、よく結婚に例えられます。

 山形Qの活動規模だと、オーケストラのお仕事以外は、ほとんどの日をメンバーと本番やリハーサルで過ごしているから、なぁ~んとなく想像もつくでしょう?オケの仕事が休日の日は、クァルテットタイムなのですから、家族と一緒にいるよりも多いときもあります。

 そして、弦楽四重奏というジャンルは各作曲家が、文字通り命がけで書いた渾身の作が多くて、適当に演奏するのではまともな音楽にならない事も多いので、とにかく仕上げるのに時間がかかるんです。ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1という4声部で(重音があれば、それ以上の声部に分かれる時も)、一つの音楽を奏でなければならないのです。

 大昔の弦楽四重奏団ようにメロディを担当している1stヴァイオリンの独裁政権では、今時の四重奏団として、聴ける音楽にはなりません。4つのパートが、それぞれ主張を持ち、ギブアンドテイクで音楽を作って行くのです。民主的な方法なのですが、時間はよりかかります。

 他のメンバーの個性を大事にしながら、今起こった事象に対して、どう対処したか?それは成功なのか失敗なのか?多くの時間を4人で共有しなければ、音楽は高みに行かないと思っています。音程、音楽の運び、リズム、息づかい(あげればきりがない!!)事を一つ一つ確認しあいながら演奏してゆくのですから、ある意味~家族の気持ちを考えるより深いところまで、他メンバーの気持ちを考えているときもあるかもしれません。長く付き合えば、それだけ濃い付き合いになってしまうわけです。なので、他のメンバーと口もきかない、仲が悪いという弦楽四重奏団は古今たくさんあります。(幸い我々は、そこまで仲が悪くないので、助かっています)。

 笑い話のようですが、元メンバーのKさんに久しぶりにお会いしたときに、昔付き合っていた恋人にあったような錯覚を覚えるときがありますもの、それだけ何度も言いますが、濃い付き合いなんでしょうね。

 山形Qで演奏している時は、私で云えば、ヴィオラ奏者の倉田ではなくて、弦楽四重奏団の1声部になろうと、常に努力しています。個々の演奏をひけらかす様な時間にはしたくないのです。他のメンバーもそうなろうと常に努力している様に感じるし、各々のスケジュールよりまずは山形Qのスケジュールありきで活動してくれているのです。だからこそ私はこの団体で演奏し続ける事に幸せを感じる事が出来ているのです。

 たまに小遣い稼ぎのために、ちょこっと練習して、弦楽四重奏としての共有している時間を得ずして、本番を適当にこなしている人達を見ると、このジャンルにライフワークを感じている私としては、とても悲しい気持ちになります。その方々に対して、何も言いませんが、「かわいそうに・・・・」と心の中でつぶやいてしまうときがあります。

 本当に好きでなければ、手を出すべきジャンルではないです。
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