青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

お人好しの功

2009年03月24日 22時51分35秒 | 日常
試合の内容に関してはあれこれ言う事もないですね。おめでとうと言う事で。
今日は仕事が手に着かなかった人も多かったと思うし、実際今日は試合中人の動きもなかったからヒマでヒマでしょうがなかったですw

まあ、原って監督としてはルンバで目を剥いてコブシを突き出してるだけの監督かと思ってましたが(笑)。
思えば現役時代の原ってのはONの後で色々言われて、十分な成績を残しながらも物足りない物足りないと揶揄されて叩かれて、格がないだのなんだのいいつつも人前では恨み言を言わず黙々と仕事をして来た人ですよね。そこはかとなく漂う、監督と言いながらも中間管理職的な雰囲気。案外こういう能力はあるんだけど個性の強い人たちをまとめるために、自分を殺して言いたい事の我慢できる人ってのが良かったんじゃないのかなと思いましたね。変に監督ぶらないというか。

原って人間には現役時代から染みついた自虐史観があるような気がしてならない。
自分が悪くなくても「私が悪いんです」って無駄に頭を下げる事が出来るタイプだと思うんですよねw
采配はともかく、少なくとも変に偉ぶらず選手にちょっと小馬鹿にされるくらいのお人好しそうな感じが、選手の能力を引き出す事はなくても妨げないのではないかなと。元々能力のある選手が集まってるわけですから、それで十分と言う事だったんじゃないかなと。
思えば代表監督の選考から紆余曲折した話ではあった。その選考、最終的には読売主導の大岡裁きで原に決まったわけだが、結局恨み言なしで引き受けて、ここまでの結果を出した原と言う人間の滅私奉公ぶりはどうだろう。その陰の涙に敬意を表するとともに、ものすごく日本人的な「組織社会のヒト」として立派に演じ切った苦労をねぎらいたいと思います。

それが出来るか出来ないかが、1001との違いのような気がするw
コメント
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