写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

あすなろ歌会 第七歌集の完成

2012年04月16日 | 写真
   二度ならず三度目となる核被災繰り返したる「過ち」をこそ問へ
   無味無臭、色形なく姿無し迫れる核に今日も脅ゆる
   被曝知らず駆けるかウサギ、リス、カモシカ 三陸の野に名残雪踏み
   原発の事故現実のものなれど花ほころぶを待つ吾もいる

私の参加する通信例会制をとっている短歌サークル「あすなろ歌会」が年に一度各会員自薦の短歌を集めた歌集の第七集が完成しました。上記の四首はそのなかに収めた私の原発事故を詠ったものの一部です。「あすなろ歌会」は特別に社会性の強いサークルではないのですが、それでも今回は3.11大震災とそれに続く原発事故は大きな衝撃となって多くの事故や大震災の短歌が収められています。
写真はその完成した手作りの歌集です。まん中の大判のものは弱視の会員のための特製歌集です。私達の会は会員から事務局へ郵送されて来た作品や作品評をまとめて各会員にお返しし、また新しい作品と各会員の作品への感想や批評を事務局に送るという形で続けている会なので、地域的な制限はありません。短歌に関心のある方からのお問い合わせなどお待ちしています。
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