写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

山里の赤い実

2012年10月29日 | 写真

今朝は毎週二日間受け持っている「しんぶん赤旗」の地域配達日です。日本共産党発行の日刊新聞で昨年の3.11の東日本大震災と福島原発事故以後の国民、住民視線に立っての特ダネ連発や一般マスコミが報道出来ない問題を明らかにするなど、その存在感はますます強まり国民からの関心はそれまで以上に強まっています。いまマスコミでは「石原新党」「日本維新の会」「第三極」などの言葉が飛び交い元自民党政治の行き詰まりを元自民党の方向性をもっと右翼化した方向に再編しようとする政局の動きが、その中身を問わないままに面白おかしく報じられ、もはや賞味期限切れの石原慎太郎、そして賞味期限切れ直前の橋下徹らの動きや発言が眼くらましのように取上げられ、国民の暮しがどんな局面を迎えているかの検証記事もありません。たとえば今日私が配達した「しんぶん赤旗」の一面では【日本IBMこの非道 「午後5時解雇。「終業までに私物をまとめろ。明日から出社禁止だ」】との見出しで新たな手法による解雇リストラ攻撃に抗して闘う労働者を勇気付ける記事が出ています。
いま日本の働く人たちの大部分が雇用労働者です(正規、非正規は別にして)。その働く人たちを益々苦しめるやり方では日本の国の活力を強めたり経済の回復は見通しが立ちません。いま評判の第三極をめざす政党やグループは新自由主義と戦前の帝国憲法賛美の復古主義のごった煮でしかなくなっています。
もう50年近く労働者として、零細業者として日本共産党という日本では唯一まっとうな「政党」と言える党に寄り添いながら社会の下済みの一員として生きてきた私に見えることはいまの政治の本当の対立軸は国民の立場に立ち続ける「日本共産党」対国民がいくら苦しんでも自らの利益さえ確保出れば良いという、いまの自民党、民主党を含む元自民党グループという二つの勢力の争いだということです。

けさ配達しながら考えていたことを文章にしようとしたらついつい硬い話題になってしまいました。今日公開の写真は名前は分からない秋の山里で見つけた魅力的な赤い実です。ネットでも調べてみたのですが名前はよく分かりませんがどうも秋に実をつける「マユミ」の仲間ではないかと思います。自然の世界はときどき思いもよらない美しいものを人間の暮しの近くで見せてくれます。この美しい実もすぐに色褪せたり、地表に落ちたり、鳥に食べられるなどして無くなってしまいます。そして新しい秋には違う箇所でもまた美しい実をつけるのでしょうね。
コメント
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