写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

春の里を彩る ハクサンシャクナゲ

2016年04月14日 | 写真日記
     [ハクサンシャクナゲ]

一昨日金沢市の南部に広がる山里を巡っていて目についたピンクの花たち「石楠花」です。
「威厳・荘厳・警戒・危険」と、花言葉は近寄りがたい言葉が続きます。
シャクナゲは高地のイメージがあるので初夏の花と思っていられる方たちもいますが、金沢の山里などでは4月後半に入ると咲き始めます。
ただ自生しているものはかつてのブームの時の乱伐がたたってほとんど目にすることがなくなり、山里の人たちに保護されているものを私は目にしています。
自生している花はこの歌に歌われるように人の近づきがたいところにほんの少し見ることがあります。
  
 石楠は寂しき花か谷あひの岩垣淵に蔭うつりつつ 島木赤彦

     [咲き始めは濃いピンクに]

花が咲いてしばらくすると急速に花の色は白に近づいていきますが、蕾のころは「ピンク」どころか「朱色」に彩られています。
見事に彩られた若い花を見ると胸が躍るような気がする豪華さです。
しかしそれもひと時、やがて大きな花ビラは虫食い状態になり地上に落ちますが、咲く花は次々と続きあでやかな雰囲気に包まれる日が続きます。

 かなしきは喜劇役者の横顔に紅くにほへる石楠の花 北原白秋

 石楠の花にしまらく照れる日は向こうの谷に入りにけるかな 島木赤彦

一昨日の山里で撮った石楠花の写真二枚と花を詠った和歌3首をアップしてのブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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