写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

早くも金沢市東原で水芭蕉の開花

2019年03月25日 | 写真日記
    [水芭蕉を見てきました]

金沢市で、というよりもおそらく自生地で咲くものとしては国内では最も早く咲くのではないかと思える富山県との県境近くの金沢市東原地区へ水芭蕉の咲き具合を確かめに連れ合いと行ってきました。
まだポツポツと咲き始めた段階で殆どが小さな蕾状態でしたが、あと一週間もすれば白い仏炎苞(奏法)に包まれた黄色の歌穂(肉穂花序)が開花し見ごろになりそうです。

    [木道のすぐ横に咲いたのをクローズアップ]

自生地の木道横に咲いた花を真上から撮ってみました。
以下はこの自生地の水芭蕉についての説明です。
「みずばしょうは、約2万年から1万年前に終わったという日本の最後の氷河時代(ヴルム氷河期)における低湿地植生の代表的なものです。現在の気候になってからは次第に北方または山地に後退し、現在では日本海側の分布の南限を福井県(取立山)としています。
この東原の自生地は標高約102メートルの低山山麓にあり、また白山山域各地ないし奥能登の稀な野生地からかなり隔離し、かつ孤立した群落として生き残った貴重な存在です。白い仏炎苞(奏法)に包まれた黄色の歌穂(肉穂花序)は、ここでは雪解けまもなくの4月上・中旬に開花し、周辺のヤブツバキ、キンキマメザクラ、ハンノキ等の花と彩りを飾ります。一帯は低山帯2次林で暖帯性、温帯の植物に占められ、北方性のみずばしょうが生き残っている現況は景観としても極めて珍しいものです。」(金沢市の文化財と歴史遺産 東原の水芭蕉自生地 より)

    [自生地の近くで咲く星の瞳]

連れ合いと歩いた水芭蕉の自生地のすぐ近くにある水田のあぜ道に咲いていたオオイヌノフグリ、「星の瞳」とも呼ばれる可愛い花がきらきら瞬くように見えた水芭蕉の今年初の観察でした。

金沢市東原地区の低山で開花した水芭蕉とオオイヌノフグリの写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新です。
#JRP #金沢市 #水芭蕉 #山里 #春



ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
コメント
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