合鴨の声響きハスの花咲く ＴＰＰ交渉

　　　合鴨の鳴き声響くハスの田に蜜蜂、蜻蛉　花に群れ飛ぶ


写真は私の撮影フィールドとなっている金沢市南部に点在する山里の一つで可能な限り無農薬農業をしている篤農家の農地、水田の稲はすでに穂が垂れている状態となり田植え時に雛だった合鴨たちは草取りなどの役割を終えて今は成鳥として近くのレンコン畑で働いています。
朝陽が入りこんでくると同時に農地は合鴨たちの鳴き声でやかましいほどです。朝陽を受けて開いたハスの花にはミツバチがやってきています。


合鴨たちは蓮の根元のあたりにある水草や雑草を成長した逞しい足と嘴を使ってどんどん食べています。そして排泄物は肥料として新しいレンコンの栄養源になるのです。

農地を管理している農家は、この集落で高齢化などでの理由で管理が難しくなった農地を引き受けて相当の広さの田や畑を耕作していますが、それでも専業農家としては難しいようで平日は金沢へ働きに出る家族もいます。

通りかかるたびに山間部の裾野に広がる素敵な田や畑、合鴨や山羊、羊、ニワトリたちがウロウロしている棚田の写真を撮らせてもらっていますが・・・。
「集団自衛権」「沖縄基地」などの問題の陰で日米政府を中心に国民に目隠ししたまま進められているＴＰＰ交渉のもたらすであろう農業の荒廃、人心の荒廃に思いが広がる朝のカメラ散歩でした。



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