良く冷やした白ワインを飲みたい季節がやってきました。地元山梨にも、この季節にぴったりな白ワインがあります。その名は「甲州シュールリー」。
山梨の全ワイナリー約80社中、10社以上のワイナリーが、このワインを5月から7月にかけて、新しいビンテージ(2010年)を発売してきます。
「甲州シュールリー」の特徴は、シャープな辛口という点。甲州種ワインは、普通につくると、特徴のないワインになることがありますが、シュールリーのワインは、それを克服して、外国の白ワインにも負けない味わいになっています。普段山梨のワインを飲まない方も、ぜひ試してください。
さて、10社以上から発売されているシュールリーですが、厳選して3社をご紹介。右は、ルバイヤート(丸藤葡萄酒・勝沼)。このワインで、2005年の国産ワインコンクールで金賞を受賞。この受賞は次の3点で画期的な出来事になりました。①甲州種ワインで初の金賞、②甲州種ワインの品質の高さに多くの専門家が驚く、③シュールリー製法が甲州種ワインの可能性を広めた。まずは、このワインを飲んでみて下さい。1750円です。
真ん中は、北野呂葡萄酒(一宮)のシュールリー。このワイナリーを知っている方は少ないでしょう。なぜなら、北野呂のワインは、8割がワイナリー直販で、市場には2割しか出ません。家族経営の小規模ワイナリーなので、生産本数も少なく、探すのも大変です。ただし、品質には定評有り。どこかで発見したらラッキーです。是非買って下さい。1575円。
左は、ルミエール(一宮)です。山梨で最も有名なワイナリーの一つです。実は、ルミエールが甲州シュールリーを発売したのが他社より遅かったため、ルミエールは他社より安い価格で出しました。そのため、市場では大変好評で、毎年すぐ売り切れになります。すでにメーカーでは品切れです。このワインも、どこかで見つけたら即買いです。1230円。